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☆　つねしげ　あかい(かわかみ)　赤井(川上)　恒茂浮世絵師名一覧


〔未詳〕

　☆　明治二十三年（1890）

　◯「近代書誌・近代画像データベース」（国文学研究資料館・明治二十三年刊）
　　　恒茂画『万春楽』挿絵　恒茂・表紙　桃水　南翠外史　春陽堂（上下 7･8月）（『こぼれまつ葉』第10集）

　☆　明治二十五年（1892）

　◯『古今名家新撰書画一覧』番付　大阪（鳥井正之助編　中島徳兵衛出版　明治二十五年二月刊）
　　（東京文化財研究所・明治大正期書画家番付データベース）
　　　※（　）は同一グループ内で字の大きな別格絵師　
　　〝各派席位混淆　
　　　（東京　橋本周延）西京　歌川国峰　　西京　三谷貞広　西京　赤井恒茂　宮城　恩田文舟
　　　　大坂　田口年恒　堺　　中井芳滝　　大坂　鈴木雷斎　大坂　林基春　　大坂　藤原信一
　　　　東京　歌川豊宣　東京　蜂須賀国明　東京　鍋田玉英　東京　梶田英洲（東京　大蘇芳年）〟

　☆　明治二十七年（1894）

　◯『新撰年中重宝記』大阪（千葉胤矩編集・出版　明治二十七年一月）
　　（国立国会図書館デジタルコレクション）
　　〝現今各派画家　大阪（21/98ｺﾏ）
　　　　鈴木雷斎　　稲野年恒　　武部北涯　　歌川国峰　　石川石陰
　　　　赤井恒茂　　宮崎鎗八　　三谷貞広　　井上芳洲　　岡本景暉
　　　　木下日峰　　田口年信　　長谷川貞信　歌川芦国　　筒井年峰
　　　　長谷川小信　歌川国松　　山口愚仙　　藤原信一　　前野一広
　　　　槙岡恒房　　扶桑園仙斎　扶桑園春香　林基春〟

　☆　明治三十一年（1898）

　◯『浮世絵備考』（梅本塵山編　東陽堂　明治三十一年六月刊）
　　（国立国会図書館デジタルコレクション）（91/103ｺﾏ）
 　　〝稲野孝之　赤井恒茂【明治元年～三十年　1868-1898】以上二人、稲野年恒の門弟〟

　☆　明治三十二年（1899）
　
　◯「百人一首年表」（本HP・Top）（明治三十二年刊）
　　　恒茂画『標註百人一首詳解』恒茂画　三田村熊之助著　石塚猪男蔵（書誌のみ）〔跡見1811〕

　☆　明治三十三年（1900）

　◯「国立国会図書館デジタルコレクション」（明治三十三年刊）
　　　恒茂画『法華丈助蓮華往生』口絵・表紙　恒茂　陽春亭南枝　村田九兵衛（2月）大阪版

　☆　明治三十四年（1901）

　◯「国立国会図書館デジタルコレクション」（明治三十四年刊）
　　　川上恒茂画
　　　『家政と衛生』川上恒茂　　　　　足立栗園　積善館（8月）〈画像欠。画工名は巻末広告による〉
　　　『地理と歴史』表紙「川上恒茂画」足立栗園　積善館（12月）〈画像は表紙のみ〉
　　　　〈赤井姓から川上姓に代わったのはこの頃か〉 

　☆　明治三十五年（1902）

　◯「国立国会図書館デジタルコレクション」（明治三十四年刊）
　　　川上恒茂画『学生と軍人』挿絵　川上恒茂　足立栗園　積善館（4月）

　☆　明治三十七年（1904）

　◯「国立国会図書館デジタルコレクション」（明治三十七年刊）
　　　恒茂画『日露戦争軍記』口絵・表紙　恒茂　著者未詳　石塚書店（4月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵〉

　☆　明治四十三年（1910）

　◯「国立国会図書館デジタルコレクション」（明治四十三年刊）
　　　恒茂画
　　　『槍の小太郎』　口絵・表紙　恒茂　東海亭金竜　樋口隆文館（3月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵〉
　　　『加藤孫六嘉明』口絵・表紙　恒茂　旭堂南陵　　樋口蜻輝堂（4月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵〉
　　　『高倉長衛』　　口絵・装幀　恒茂　旭堂南陵　　樋口蜻輝堂（6月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵〉
　　　『怪傑金忠輔』　口絵・表紙　恒茂　神田伯海　　樋口隆文館（8月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵〉
　　　『川崎東軍坊』　口絵・表紙　恒茂　松月堂魯山　樋口隆文館（9月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵〉

　☆　明治四十四年（1911）

　◯「国立国会図書館デジタルコレクション」（明治四十四年刊）
　　　恒茂画
　　　『怪談長者屋敷』口絵・表紙　恒茂　　　雪鷺庵　　　樋口隆文館（1月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵〉
　　　『素人探偵』　　口絵・表紙　恒茂　　　神田伯鱗　　樋口隆文館（5月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵〉
　　　『女獅子』　　　口絵・表紙　川上恒茂　渡辺黙禅　　樋口隆文館（5･12月）正続編
　　　　〈口絵画像欠、画工名は巻末広告による〉
　　　『海賊東天丸』　口絵・表紙　川上恒茂　旭堂南陵　　樋口蜻輝堂（6月）〈口絵喪失　画工名は扉の広告による〉
　　　『東天丸五郎吉』口絵・表紙　恒茂　　　旭堂蜻輝　　樋口隆文館（9月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵〉
　　　『後の長者屋敷』口絵のみ　　恒茂　　　雪鷺庵　　　樋口隆文館（9月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵〉
　　　『飯沼鉄牛斎』　口絵・表紙　恒茂　　　松月堂魯山　樋口隆文館（10月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵〉

　◯『増補古今書画名家一覧』番付　大阪（石塚猪男蔵編集・出版　明治四十四年十月刊）
　　（東京文化財研究所「明治大正期書画家番付データベース」）
　　〝今故浮世絵各派〔大阪〕
　　　　三谷貞広　　鈴木錦泉　川上恒茂　川崎巨泉　前野春亭　成田雅舟　佐藤美信
　　　　長谷川小信　笹木芳光　歌川国松　中浜竹淵　槙岡恒明　石川小陰　槙岡恒房〟

　☆　大正元年（明治四十五年・1912）

　◯「国立国会図書館デジタルコレクション」（大正元年刊）
　　　恒茂画
　　　『斎藤伝鬼坊』口絵・表紙　恒茂　松月堂魯山　樋口隆文館（2月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵〉
　　　『女獅子』　　口絵・表紙　恒茂　渡辺黙禅　　樋口隆文館（続々編　5月）
　　　〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵　正続編は44年5･12月刊〉
　　　『小松一卜斎』口絵・表紙　恒茂　松月堂魯山　樋口隆文館（6月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵〉
　　　『墨田の夜嵐』口絵・表紙　恒茂　旭堂南陵　　樋口蜻輝堂（6月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大色摺折込口絵〉
　　　『迷ひ子』　　口絵・装幀　恒茂　伊原青々園　樋口隆文館（終編　9月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵　前後続編は3･4･5月〉
　　　『人見熊之助』口絵・表紙　恒茂　松月堂魯山　樋口隆文館（11月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵〉

　☆　大正二年（1913）

　◯「国立国会図書館デジタルコレクション」（大正二年刊）
　　　恒茂画
　　　『千里眼』　　　　　口絵(前)恒茂　(後)錦泉　渡辺黙禅　　樋口隆文館（前編　1月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵〉
　　　『観喜天安太郎』　　口絵・表紙　恒茂　　　　東海亭金竜　樋口隆文館（3月）
　　　『豪傑後の瀬川釆女』口絵・表紙　恒茂　　　　神田伯海　　樋口隆文館（4月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵〉
　　　『梅花録』　　　　　口絵(前)洗馬　(後)恒茂　小島孤舟　　樋口隆文館（前後編　8月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵〉
　　　『香人形』　　　　　口絵(前)恒茂　(後)洗馬　樋口隆文館　五竹園　　（10月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵〉

　☆　大正三年（1914）

　◯「国立国会図書館デジタルコレクション」（大正三年刊）
　　　恒茂画『木鼠小法師』口絵・装幀　恒茂　玉英子　樋口隆文館（7月）②（花鳥叢書6）

　☆　大正四年（1915）

　◯「国立国会図書館デジタルコレクション」（大正四年刊）
　　　恒茂画『房江と小百合子』口絵のみ　川上恒茂　山田松琴　樋口隆文館（9月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵〉

　☆　大正五年（1916）

　◯「国立国会図書館デジタルコレクション」（大正五年刊）
　　　恒茂画『実録仙台萩』口絵のみ　恒茂　碧瑠璃園　霞亭会（後編　3月）〈前編4年刊　口絵は高尾色紙〉