Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
 
☆ とうけい 東渓浮世絵師名一覧
〔未詳〕
 ☆ 寛政十二年(1800)  ◯「絵暦年表」(本HP・Top)(寛政十二年)   ⑧「東渓〔庚〕印」Ⅲ-25「猿の夫婦」(雄雌の猿にかつらと服をきせる)     賛なし〈それぞれの着物に白ぬきの字で雄には大の月、雌には小の月〉  ◯『古画備考』三十一「浮世絵師伝」中p1414(朝岡興禎編・嘉永三年四月十七日起筆)   〝贋画人名    東渓 東洋弟子    天保三年十一月三日、前大通寺方丈ノ話、以前東都ヘモ供ニ召連下リシ小僧、東洋ノ弟子トナリ画ヲ学    ビ、元来器用ニテ画オボエ、探幽、主馬、守景ヨリ応挙、呉春、其外アラユル中古ノ画ヲ似セルコトニ    妙ヲ得タリ、殊ニ名画ハ大倉モ見損ジタルホドノ上手ニテ、其似セ画ヲ、当時京師の画工鑑定ニテ、正    筆ニ極メシコト度々也、露顕ノ後ハ正筆ヲ見セ候テモ、若ヤ東渓写カト疑テ不極、皆恐レシホド能画候    也、今ハ当寺ヘハ、ヨセツケ不申候〟    〈上掲の東渓と同人か不明。『古画備考』は「浮世絵師伝」の中に贋作画家を入れたのであろうか〉