Top 浮世絵文献資料館 浮世絵師総覧
☆ とうけい 東渓 浮世絵師名一覧
〔未詳〕
☆ 天明七年(1787)
「国書データベース」(天明七年刊)
◇絵画 亀井東谿画
『東谿画譜』亀東渓画 木邨孔恭(蒹葭堂)序 須原屋市兵衛他板「天明七年三月」(画像)
序「讃岐亀東渓者画為一家」とあり〈この東渓、下掲の東渓と同人のように思うが確証はない〉
☆ 寛政十二年(1800)
◯「絵暦年表」(本HP・Top)(寛政十二年)
⑧「東渓〔庚〕印」Ⅲ-25「猿の夫婦」(雄雌の猿にかつらと服をきせる)
賛なし〈それぞれの着物に白ぬきの字で雄には大の月、雌には小の月〉
◯『古画備考』三十一「浮世絵師伝」中p1414(朝岡興禎編・嘉永三年四月十七日起筆)
〝贋画人名
東渓 東洋弟子
天保三年十一月三日、前大通寺方丈ノ話、以前東都ヘモ供ニ召連下リシ小僧、東洋ノ弟子トナリ画ヲ学
ビ、元来器用ニテ画オボエ、探幽、主馬、守景ヨリ応挙、呉春、其外アラユル中古ノ画ヲ似セルコトニ
妙ヲ得タリ、殊ニ名画ハ大倉モ見損ジタルホドノ上手ニテ、其似セ画ヲ、当時京師の画工鑑定ニテ、正
筆ニ極メシコト度々也、露顕ノ後ハ正筆ヲ見セ候テモ、若ヤ東渓写カト疑テ不極、皆恐レシホド能画候
也、今ハ当寺ヘハ、ヨセツケ不申候〟
〈上掲の東渓と同人か不明。『古画備考』は「浮世絵師伝」の中に贋作画家を入れたのであろうか〉