☆ 明治三十年（1897）
◯『文芸倶楽部』3-16 博文館（12月）（近代書誌・近代画像データベース）
口絵（写真版）山中古洞 田代英虎 小島沖舟 中江とき女
中川葦舟 羽根葉舟 多 桃舟 片山春雄〈目次データ。画像未確認〉
☆ 明治三十三年（1900）
◯「国立国会図書館デジタルコレクション」（明治三十三年刊）
沖舟画『戦塵』口絵のみ 沖舟 尾上新兵衛 文武堂（12月）
◯『明治事物起原』石井研堂著 橋南堂 明治四十一年刊
（国立国会図書館デジタルコレクション）（154/297ｺﾏ）
〝私製絵葉書の始
明治三十三年十月一日より、私製絵葉書発行許可の逓信省令あり。同五日発行の『今世少年』第一巻九
号に、石井研堂案、小島沖舟筆、二少年シャボン玉を吹く図の彩色石版摺絵葉書を附録口絵として読者
に頒つ。これ私製絵葉書の始めなり。
絵葉書の最も盛んに行はれたるは三十七八年征露の役、存外将卒慰問に之を使用したるに起り、
好事者の間に絵葉書熱沸騰したりしが、戦役の終局と共にやゝすたれ、記念スタンプ熱一時之に
代りしも、亦久しからずして火の消えたる如し〟
☆ 明治三十四年（1901）
◯「国立国会図書館デジタルコレクション」（明治三十四年刊）
沖舟画
『少看護婦』挿絵 沖舟 桜井鴎村 文武堂（6月）
『思ひ思ひ』挿絵 暁舟 古洞 春帆 瑤舟 沖舟 桜痴居士 春陽堂（8月）
『紅さうび』口絵・表紙 沖舟 さむしろ 東洋社（11月）（表題｢薔薇｣）
『短笛長鞭』挿絵 沖舟 牧童 美育社（12月）
◯「近代書誌・近代画像データベース」（国文学研究資料館・明治三十四年刊）
沖舟画
『血ざくら』口絵・表紙 沖舟 玉桂 古洞 内田魯庵 春陽堂（7月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵、落款の印字未読〉
〈武内桂舟門人〉
☆ 明治三十五年（1902）
◯「国立国会図書館デジタルコレクション」（明治三十五年刊）
沖舟画
『肱まくら』口絵 桂舟 玉桂女史 山中古洞 沖舟 小杉天外 春陽堂（7月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵〉
『霜くづれ』口絵 桂舟 沖舟 暁舟 古洞 魯庵 春陽堂（7月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵〉
☆ 明治三十八年（1905）
◯「国立国会図書館デジタルコレクション」（明治三十八年刊）
沖舟画『粂の平内』口絵・表紙 沖舟 雨柳子 敬文館（3月）〈2ﾍﾟｰｼﾞ大折込口絵〉
☆ 明治四十四年（1911）
◯『現代全国画家録』平田三兎編 丹青書房 明治四十四年四月刊
（国立国会図書館デジタルコレクション）
〝李 小島冲舟 東京 浮世派 風俗〟
〝潤筆価格標準（価格 原文は漢数字）
類別 区分 価格 区分 価格
李之部 精 １０円以上 疎 ６円以上
右潤筆価格ハ絹本尺五（幅壹尺五寸／丈四尺）ヲ度トシ精疎二様ノ概価ヲ表示シタ
ルモノニシテ、額面屏風其他極彩色ノ密画ハ此ノ限リニアラズ〟
〈本HP｢浮世絵事典｣【う】｢浮世絵師人名録 明治編｣参照〉