◯『浮世絵備考』（梅本塵山編 東陽堂 明治三十一年(1898)六月刊）
（国立国会図書館デジタルコレクション）(95/103ｺﾏ）
〝浮世正蔵【年時不詳の人】元禄の頃の人なるべし〟
◯『古代浮世絵買入必携』ｐ10（酒井松之助編・明治二十六年(1893)刊）
〝浮世正蔵
本名〔空欄〕 号〔空欄〕 師匠の名〔空欄〕 年代 凡三百年前
女絵髪の結ひ方 第一図 （国立国会図書館・近代デジタルライブラリー）
絵の種類 肉筆
備考 〔空欄〕〟
◯『浮世絵画集』第一～三輯（田中増蔵編 聚精堂 明治44年(1911)～大正2年(1913)刊）
「徳川時代婦人風俗及服飾器具展覧会」目録〔4月3日～4月30日 東京帝室博物館〕
（国立国会図書館デジタルコレクション）
◇『浮世絵画集』第一輯（明治四十四年(1911)七月刊）
（絵師）正蔵筆（画題）「婦女図」（制作年代）寛文頃（所蔵者）九鬼周造〟
◯『浮世絵』第弐拾(20)号「浮世絵漫録(三)」（大正六年(1917)刊）
「小林文七氏の浮世絵」桑原羊次郎著〈小林文七所蔵の肉筆落款〉
（国立国会図書館デジタルコレクション）
〝浮世正蔵とか、吉川昌宣とか、蘚雲斎千酔とか、杉村正高とか、友清とか珍幅多し〟
〈下掲『罹災美術品目録』の三幅対を見たか〉
◯『罹災美術品目録』（大正十二年九月一日の関東大地震に滅亡したる美術品の記録）
（国華倶楽部遍 吉川忠志 昭和八年八月刊）
◇小林亮一所蔵〈小林文七嗣子〉
浮世正蔵「中 男舞 左右 白拍子」三幅対 紙本着色 巾一尺一寸 立三尺五寸