☆ 明和四年(1767)
 ◯「国書データベース」(明和四年)
  ◇花道 画工多数『活花百瓶図』千葉龍卜(子)撰 東雲堂板(画像)
   英一蜓  隣松[鈴木] 小松軒  寒葉斎 龍水 魚彦 柳文朝 英一川 
   法眼周山 祇徳 梅旭 宮川春水 宋紫石等画
 
 ◯『浮世絵師伝』p101(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)
  〝小松軒 小松屋百亀の別号〟
 
 △『増訂浮世絵』p117(藤懸静也著・雄山閣・昭和二十一年(1946)刊)
  〝小松軒
   明和二年三年の摺物に、その遺作がある。二年の摺物には、楊貴妃をかき、大小の暦をあらはして居る。
   精一亭といふものゝ工案になつたものである。三年の摺物には、遊女と二人の禿を写したのがある。こ
   れには流光洞莎鷹工とある。この絵は後に大小の暦と、莎鷹工及び筆者の名を削つて、摺刷したものが
   ある。後から名を補つたのである。小松軒とは、如何なる人か、明かではないが、美女と久米仙人図に、
   小松軒の印と省行の二印を押してゐる〟