◯『浮世絵師人名辞書』(桑原羊次郎著・教文館・大正十二年(1923)刊)
(国立国会図書館・近代デジタルライブラリー)
〝重麿 秀麿門人、喜多川氏〟
◯『浮世絵師伝』p85(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)
〝重麿
【生】 【歿】 【画系】秀麿門人 【作画期】弘化
喜多川を称す〟
〈国文学研究資料館の「日本古典籍総合目録」によると、嘉永元年刊の狂歌本『狂歌かつらの花』が昇月堂編・緑斎重
麿画となっている。この緑斎重麿が喜多川重麿と同人かどうか分からないが、挙げておく〉
△『増訂浮世絵』p162(藤懸静也著・雄山閣・昭和二十一年(1946)刊)
〝重麻呂
下谷稲荷社前に住し、文化頃を盛時とする。(秀麿)門人に重麻呂といふのがある〟
〈『浮世絵師伝』の重麿と『増訂浮世絵』の重麻呂は、作画期が弘化と文化でそれぞれ違うので、同人と思えないが、と
りあえず共に挙げておく〉