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☆ せい「清」の字が付く浮世絵師浮世絵師名一覧
  〔清〕(よみ)は当館の読み  ◯『本朝画家人名辞書』下(狩野寿信編・明治二十六(1893)年刊)    (国立国会図書館・近代デジタルライブラリー)    清勝(きよかつ)〔四代目鳥居清長ノ門人ナリ、高砂町ニ住ス、天明年中〕    清定(きよさだ)〔四代目鳥居清信(ママ)ノ門人ナリ、花房ニ住ス、天明頃〕    清重(きよしげ)〔初代鳥居清信ノ門人ナリ、享保中〕    清忠(きよただ)〔初代鳥居清信ノ門人ナリ、享保年中〕    清忠(きよただ)〔三代目鳥居清信ノ門人ナリ、両国米沢町ニ住ス、享保頃〕    清親(きよちか)〔天和年間ノ浮世絵師ナリ〕    清親(きよちか)〔小林清親ハ江戸ノ人ナリ、菱川ノ画風ヲ学ブ、弘化四年生ル〕    清経(きよつね)〔鳥居清満ノ門人ナリ、大次郎ト称ス、明和年中〕    清次(きよつぐ)〔四代目鳥居清長ノ門人ナリ、高砂町ニ住ス、天明頃〕    清時(きよとき)〔四代目鳥居清信(ママ)ノ門人ナリ、天明頃〕    清長(きよなが)     〔鳥居清満ノ門人ナリ、通称ヲ関新助ト云フ、鳥居家四代ト称シ、江戸材木町ニ住シ画門ヲ開ク、文化年中歿ス〕    清信(きよのぶ)     〔鳥居清信庄兵衛ト称ス、江戸難波所ニ住ス、初メ菱川家ノ画風ヲ学ビ、後一変シテ一家ヲ成シ、専ラ劇場招牌ヲ画      クヲ以テ名アリ、是ヨリ劇場招牌画ハ総テ鳥居家ノ画ヲ用ルコトトナレリ、又嘗テ江戸絵ヲ発刊シ、且ツ巧ニ小説      ノ挿画及好色大福帳ヲ描ケリ、清信ハ元禄享保年間ノ人ナリ〕    清信(きよのぶ)     〔鳥居四即(ママ)ハ清信ノ三男ナリ、画ヲ父ニ学ブト雖モ、甚ダ巧ナラズ、後三線ヲ業トス、享保年中早世〕    清春(きよはる)     〔近藤清春、助五郎ト称シ、日堂ト号ス、鳥居清信(初代)ニ画ヲ学ビ、秘戯図及ビ風俗画ヲ巧ニス、所謂ル赤本、      金平本ノ小説画ハ是レ其画ク所ナリ、又吉原細見記及歌舞妓狂言本ハ自ラ其書画ヲ作リテ板行セリ、正徳享保年間      ノ人ナリ〕    清久(きよひさ)〔四代目鳥居清信(ママ)ノ門人ナリ、小松町ニ住ス、天明頃〕    清広(きよひろ)〔七之助ト称ス、鳥居清信(四代目)ノ門人ナリ、堺町ニ住ス、安永五年弱年ニシテ歿ス〕    清房(きよふさ)〔四代目鳥居清信ノ門人ナリ、天明頃〕           清政(きよまさ)〔鳥居清満ノ門人ナリ、寛政頃〕    清倍(きよます)     〔鳥居清倍ハ清信ノ長男ナリ、画ヲ父ニ学ブ、其設色甚ダ艶麗ナリ、之ヲ二代目清信ト云フ、享保頃〕      清満(きよみつ)     〔鳥居清満ハ清信ノ二男ニシテ二代目清信ノ養子トナリ、半二ト称ス、能ク父兄ノ筆法ヲ学テ、招牌及挿画江戸絵ヲ      作レリ、明和頃〕    清峯(きよみね)     〔実ハ鳥居清満ノ女婿ナリ、庄之助ト称ス、縫箔師某ノ子ナリ、画ヲ清満ニ学テ、鳥居家五代ト称シ、又清満ノ名ヲ      用ユ、文化年中ノ人〕    清元(きよもと)〔鳥居清満ノ門人ナリ、金次郎ト称ス、和泉町ニ住ス、享保頃〕    清泰(きよやす)〔鳥居清満ノ門人ナリ、寛政頃〕    清之(きよゆき)〔四代目鳥居清信ノ門人ナリ、天明頃〕    清芳(きよよし)〔鳥居清峯ノ二子ナリ、鳥居家六代ト称シ、名ヲ清満ト改ム。明治廿五年歿ス〕  ◯『古代錦絵画家人名辞書』(浅野気山校訂 慶文堂書店 大正四年(1915)七月刊)    (国立国会図書館デジタルコレクション)    清信(きよのぶ)〔鳥井庄兵衛と云ふ 師宣の門人なり 享保年中の人〕    清春(きよはる)〔近藤勘五郎と云ふ 日堂と号す 清信の門人なり 享保年中の人なり〕    清朝(きよとも)〔仝(清信の門人なり)〕    清満(きよみつ)〔清信の二男なり 後二代目の養子となる 明和年中の人なり〕    清長(きよなが)〔清満の門人なり 新助と云ふ 鳥井家四代目と云ふ〕    清忠(きよただ)〔清満の三代目の門人なり 享保年中の人なり〕    清峰(きよみね)〔五代目と云ふ 文化年中の人なり〕    清経(きよつね)〔近藤と云ふ〕    清信(きよのぶ)〔近藤と云ふ〕    清信(きよのぶ)〔鳥井と云ふ 清満の門人なり 明和年中の人なり〕    清広(きよひろ)〔七之助と云ふ 四代目の門人なり 病没す〕    清次(きよつぐ)〔四代目の門人 天明年中の人なり〕    清之(きよゆき)〔四代目の門人 天明年中の人なり〕    清信(きよのぶ)〔二代目鳥井と云ふ 初代清信の三男なり 四郎と云ふ 享保年中の人なり〕    清久(きよひさ)〔清信の門人なり 天明年中の人なり〕    清重(きよしげ)〔清信の門人なり 天明年中の人なり〕    清元(きよもと)〔清満の門人なり 享保年中の人なり〕    清泰(きよやす)〔清満の門人なり 寛政年中の人なり〕    清親(きよちか)〔小松(ママ)と云ふ 弘化四年生れ〕    清時(きよとき)〔清信の門人なり 天明年中の人なり〕    清房(きよふさ)〔清信の門人なり 天明年中の人なり〕    清里(きよさと)〔清信の門人なり 天明年中の人なり〕    ◯『浮世絵師人名辞書』(桑原羊次郎著・教文館・大正十二年(1923)刊)    (国立国会図書館・近代デジタルライブラリー)    清朗(きよあき)〔清信門人、享保頃〕    清方(きよかた)〔年方門人、鏑木氏、明治〕    清勝(きよかつ)〔清長門人、寛政頃〕    清国(きよくに)〔五世清峯の二男、早世、弘化の頃〕    清貞(きよさだ)     〔国芳門、芳郷と号す、後に鳥居二世清満門人となり、清貞と改む、本姓渡邊氏、俗称斎藤長八、蝶蜂と号す、明治      三十四年二月十四日没、五十八歳〕    清貞(きよさだ)〔鳥居氏、本姓河辺花陵〕    清定(きよさだ)〔清長門人、寛政頃〕    清里(きよさと)〔清長門人、寛政頃〕    清重(きよしげ)〔清信門人、役者似顔画、享保頃〕    清高(きよたか)〔鳥居派〕    清忠(きよただ)〔清信門人、通称藤次郎、彩色の上手、享保頃〕    清忠(きよただ)〔清長門人、俗称山口善右衛門、二世清忠と称す〕    清忠(きよただ)〔二世鳥居清忠の男、三世と称す、明治八年六月十五日没、五十九歳〕    清忠(きよただ)〔鳥居氏、本姓斎藤長吉、父鳥居清貞に学ぶ、南陵とも号す、明治八年生〕    清胤(きよたね)〔鳥居氏、正徳、享保〕    清種(きよたね)〔六代清満門人、福田元三、明治廿三年十一月十八日没、六十一歳〕    清近(きよちか)〔鳥居派〕    清親(きよちか)〔月直氏、祇園社に村上座狂言の額あり、天和頃〕    清親(きよちか)     〔小林氏、旧幕臣瀬兵衛の男、方円舎真生楼と称す、師なし、新聞挿絵に長ず、錦絵狂画多し、大正四年十一月廿九      日没、六十九歳〕    清次(きよつぐ)〔清長門人、寛政頃〕    清経(きよつね)〔清信門にも清経ありとの説あり、詳ならず〕    清経(きよつね)〔三代清満門人、俗称大次郎と称す、芝居版元中島屋伊左衛門の子なり、安永頃〕    清時(きよとき)〔清長門人、一世清時と称す〕    清時(きよとき)〔清長門人、俗称金三郎、二世清時と号す〕    清俊(きよとし)〔清長門人、或曰く、三代清満門と〕    清長(きよなが)     〔三世清満門人、鳥居家を襲ぎて四代目となる、関口氏、俗称新助、後に市兵衛と改む、武者美人画の名手、一説に      元禄、宝永以来此人の右に出づるものなしと、鳥居中興の祖と謂つべし、師清満の孫たる庄之助を養育して、清峯      と名乗らしむ、清長没するや清峯鳥居家五代となり、清満と改む、文化十二年八月廿二日没、六十四歳〕    清直(きよなお)〔鳥居派〕    清谷(きよたに)〔姓氏未詳〕    清信(きよのぶ)     〔清元の男、鳥居流の祖、俗称庄兵衛、父と共に江戸に下り、四座の芝居看板を画く、錦絵あり、享保十四年七月廿      八日没、六十六歳〕    清信(きよのぶ)     〔鳥居氏、寛延年号を記せる版絵あり、初代清信、享保年中に死去せるより考ふれば、別人なるは明なり、清倍の晩      年の改名か、尚考ふべし〕    清信(きよのぶ)〔川島氏〕    清信(きよのぶ)〔近藤氏、清春の男か、一枚画あり〕    清春(きよはる)〔鳥居氏〕    清春(きよはる)〔近藤氏、俗書助五郎、金平本及び読本あり、正徳頃〕    清春(きよはる)〔菱川氏、京師の人、天保頃〕    清久(きよひさ)〔清長門人、寛政頃〕    清英(きよひで)〔鳥居家三代清満門人、宝暦頃〕    清秀(きよひで)〔鳥居派、清長門人、寛政頃〕    清広(きよひろ)〔清長門人、通称七之助、安永五年弱冠にして没す〕    清房(きよふさ)〔三代清満門、鳥居派〕    清房(きよふさ)〔和絵、谷川清房と落款す〕    清政(きよまさ)〔清長門人、俗称為吉〕    清雅(きよまさ)     〔鳥居五代清峯門人、姓は河本、本姓は山口、大阪人、後柳川重信門に入り、柳亭清川重春と改名す〕    清倍(きよます)     〔清信の長男、鳥居二代目にて二代清信と称せしとの説あり、俗称庄二郎、宝暦十三年十二月二日没、五十八歳〕    清麿(きよまる)〔歌麿風、幾代麿とも書す、江都の人、寛政頃〕    清満(きよみつ)〔清倍の次男亀次郎、鳥居三代目、天明五年四月三日没、五十一歳〕    清満(きよみつ)〔鳥居五代目、初め清峯と称す、清長没後、天保年間二代目清満となる、清峯を見よ〕    清満(きよみつ)〔鳥居六代目、俗称栄蔵、初め清房、三代清満なり、清房を見よ〕    清峯(きよみね)     〔鳥居五代目なり、俗称庄之助、後に二世清満と改む、清満の女婿松屋亀次の男なり、清長に養育せらる、文化の頃、      歌川豊国専ら世に行はれしかば、清峯之に倣ふ、清長没するや、文化十二年十一月の顔見世より二世清満と改名し、      青龍軒と号す、明治元年十一月廿一日没、八十二歳〕    清峯(きよみね)〔五世清峯の養子、俗称米次郎、初め清行、後六世清峯と称す、慶応三年十月九日没、三十二歳〕        清元(きよもと)     〔鳥居氏、俗称庄七、大阪の俳優にして清信の父なり、貞享四年家を携へて江戸に下り、元禄三年始めて市村座の看      板を画く、実に是れ鳥居家が永く江戸劇場の看板を世業とする基なり、元禄十五年四月廿八日没、五十八歳〕    清元(きよもと)〔清峯門人、一説に清満門人、雪光斎と号す、俗称三郎助、文化頃、七十余歳没〕    清安(きよやす)〔鳥居五代目清峯門人なり、俗称虎次郎、文政年中没〕    清之(きよゆき)〔清長門人〕    清行(きよゆき)〔六世清峯を見よ〕        清芳(きよよし)     〔五世清峯の長男、六代目なり、幼名亀次郎、後栄蔵、父没後三世清満と改称、明治廿五年八月十九日没、六十一斎〕      清和堂(せいわどう)〔常勝 蜷川氏、清和堂と号す、長春の風に似たり〕    ◯『浮世絵師伝』(井上和雄編・昭和六年(1831)刊)    (国立国会図書館デジタルコレクション)    清朗(アキ)(きよあき)    〔諸書に初代清信門人として、此の名を伝へたれども、恐らくは清朝の「朝」を「朗」と誤りたるものならむ〕    清貞(きよさだ)〔芳郷 国芳門人、歌川を称す、後二代清満門人、清貞と改む、安政〕    清重(きよしげ)〔豊月 初め二代芳豊の門に入りて豊月と号し、後三代清満に学びて清重を名乗る〕    清秀(きよひで)〔春泉斎 竹原氏 大阪の人、春朝斎門人、画名を清秀と称す〕    清錦斎(せいきんさい) 〔雙鶴 清錦斎と号す、嘉永〕    清均舎(せいきんしゃ) 〔嵩鶴 桜井氏、清均舎と号す、文化〕    清朝軒(せいちょうけん)〔清重 鳥居を称し、清朝軒と号す〕