☆ 享和三年（1803）
◯『黄表紙總覧』後編（享和三年刊）
貞之画
『怪談宝初夢』署名「貞之画」「一九作」 山口屋
〔疱瘡軽口噺〕署名「貞之画」「十返舎一九作」駿河屋板
◯「日本古典籍総合目録」（享和三年刊）
◇黄表紙
貞之画『怪物宝初夢』一九作
◇咄本
貞之画『軽口噺』貞之画 十返舎一九作
☆ 没後資料
◯『浮世絵師伝』p77（井上和雄著・昭和六年(1931)刊）
〝貞之
【生】 【歿】 【画系】 【作画期】享和
享和年間の黄表紙に此名あり、画は栄之風〟
◯『浮世絵年表』（漆山天童著・昭和九年(1934)刊）
◇「享和三年 癸亥」(1803) ｐ169
〝此年か或は前年享和二年かに疱瘡流行せしなるべし、此年貞之といへる画工『疱瘡請合軽口ばなし』と
いへる紅摺の絵草紙に画きて出版せり。作者は十返舎一九なり〟
◯「集古会」第二百五回 昭和十一年(1936)三月（『集古』丙子第三号 昭和11年5月刊）
〝宮尾しげを（出品者）貞之画『【疱瘡軽口】軽口噺』一冊 十返舎一九著 鶴屋金助版〟
◯「日本古典籍総合目録」（国文学研究資料館）
作品数：２点
画号他：貞之
分 類：黄表紙１・咄本１
成立年：享和３年（２点）
〈黄表紙の『怪物宝初夢』と咄本の『軽口噺』の二点、共に享和三年の出版で作者は十返舎一九〉