☆ 文化十年(1813)
◯「合巻年表」(文化十年刊)
貞周画『七変人縁色糸』絵題簽「貞周画」歌川国満画 竹塚東子作 岩戸板(国書データベース)
〈次項、文政五年刊『正本製』五編の柳亭種彦の口上では「追々絵草紙認めますれば」と、貞周がいわば合巻登場以前
のような口ぶりである。すると、この文化十年の「貞周」とは同人とも思えないのだが、よく分からない〉
☆ 文政五年(1822)
◯『正本製』五編(歌川国貞画 柳亭種彦作 西与板 文政五年刊)
(国書データベース)
〝〔種彦口上〕さてこれにひかへましたるものどもは 国貞門人 貞繁 貞景 貞岡 貞知 貞宜 貞勝
貞升 貞猶 貞周等にござりまする いづれもおひ/\ゑざうししたゝめますれば 国貞どうぜんにご
ひいきをこれ又ねがひあげたてまつりまする〟
〈国貞門人〉
◯『浮世絵師人名辞書』(桑原羊次郎著・教文館・大正十二年(1923)刊)
(国立国会図書館・近代デジタルライブラリー)
〝貞周 歌川氏〟
◯『浮世絵師伝』p73(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)
〝貞周
【生】 【歿】 【画系】初代国貞門人 【作画期】天保
歌川を称す〟
◯『浮世絵師歌川列伝』付録「歌川系図」(玉林晴朗編・昭和十六年(1941)刊)
「歌川系図」〝国貞(三世豊国)門人 貞周〟