◯ 肉筆美人画二点
肉筆美人画1 無題(仮題「文読む美人図」)〈題材は吉原の振袖新造〉
署名「哥川貞村画」〔貞村〕印(篆書体)
作画年代 未詳
〈貞村は「貞」を冠することから、豊国を襲名する前の国貞の門人であることが分かります〉
肉筆美人画2 無題(仮題「桜下美人図」)〈題材は芸者〉
署名「豊国門人 歌川貞村筆」〔貞村〕印(篆書体)
作画年代 貞村の師匠・国貞の豊国襲名は天保十五年(弘化元年・1844)の四月ですから、
これはそれ以降の作画ということになります。
〈貞村の名は『原色浮世絵大百科事典』や『浮世絵大事典』にも載っていませんので、これまで紹介されたことのない浮世絵
師だと判断し、画像を載せることにしました。上掲画像はともに貞村のご子孫、渋谷様から提供されたものです〉
☆ 刊年未詳
◯「絵入狂歌本年表」〔目録DB〕(刊年未詳)
歌川貞村画『狂歌伊呂波集』一冊 歌川貞村画 便苔舎亀成・便晴楼千代鶴編
◯「日本古典籍総合目録」(国文学研究資料館)
上掲『狂歌伊呂波集』一点のみ