◯『浮世絵の諸派』上下(原栄 弘学館書店 大正五年(1916)刊
(国立国会図書館デジタルコレクション)
◇西村派(上89/110コマ)
〝(『木版浮世絵大家画集』に)重長の作品には木版で模擬した石摺画や支那版画に傚つて墨線を用ひず
に藍線となし、これに色版を以て淡彩を施した水絵と称するものを描いたことを記して居る(中略)
門人に鈴木春信・磯田湖龍斎・石川豊信などが居つて、感化影響を浮世絵各派の後進い及ぼしたことが
多大であるから、以上の画家を一括して西村派と名付(云々)〟
〈『木版浮世絵大家画集』藤懸静也著 浮世絵研究会 大正四年刊〉
宮川-勝川-西村派系図(『浮世絵の諸派』上 所収)