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☆　なんてい　にしむら　西村　楠亭浮世絵師名一覧


〔安永4年(1775) ～ 天保5年(1834)・60歳〕

　※〔漆山年表〕：『日本木版挿絵本年代順目録』　〔目録ＤＢ〕；「日本古典籍総合目録」

　☆　寛政元年（天明九年・1789）
　
　◯「絵本年表」〔目録ＤＢ〕
　　◇絵本(寛政元年刊）
　　　西村楠亭画『絵本壬生扮戯尽』二冊　西邨楠亭画　斑升亭主人作
　
　☆　寛政四年（1792）
　
　◯『壬子作遊日記』〔百花苑〕④16（頼春水記・寛政四年三月二十九日記）
　　〝黄葉村舎　
　　　君啓、應挙、楠亭、白桃、狙仙ノ畫ヲミル〟
　　　〈頼春水（山陽の父）が、福山藩神辺の菅茶山の塾・黄葉村舎にて一見したもの。京都の市川君啓、円山応挙、西村楠
　　　　亭・森狙仙。白桃は未詳〉
　
　☆　寛政八年（1796）
　
　◯「絵本年表」〔漆山年表〕（寛政八年刊）
　　　西村楠亭画『摂津名所図会』九巻　秋里籬島著　殿為八他板
　　　　浪花竹原春朝斎図画・春泉画・丹羽桃渓・下河辺維恵画・楠亭画・石田友汀画・西村中和画
　
　☆　享和三年（1803）
　
　◯「絵本年表」〔目録ＤＢ〕（享和三年刊）
　　　西村楠亭画『都会帖』一帖　西村楠亭等画　生々瑞馬等著　菊舎太兵衛板
　
　☆　文化元年（享和四年・1804）
　
　◯「絵本年表」〔漆山年表〕（文化元年刊）
　　　西村南亭画
　　　『狂歌きゝ徳利竹葉集』一冊　法橋中和・楠亭・紫石・艸偃・速水春暁斎　菊屋源兵衛
　　　『楠亭画譜』三冊　西邨南亭画　鰭屋儀兵衛板
　
　☆　文政五年（1822）
　
　◯『平安人物志』〔人名録〕「画」①70（弄翰子編・文政五年七月刊）
　　〝西村豫章【字士風、綾小路室町西】西村楠亭〟
　
　☆　文政九年（1826）
　　
　◯「絵本年表」〔漆山年表〕（文政九年刊）
　　　西村楠亭画『人物画譜』一冊　平安西邨楠亭画　野口比礼雄序　吉田新兵衛他板
　
　☆　文政十三年（天保元年・1830）
　
　◯『平安人物志』〔人名録〕「画」①105（弄翰子編・文政十三年十月刊）
　　〝西村豫章【字士風、綾小路室町西】西村楠亭〟
　
　☆　刊年未詳
　
　◯「絵入狂歌本年表」〔目録ＤＢ〕（刊年未詳）
　　　西村楠亭画『壬生狂言』一冊　西村楠亭画
　
　☆　没後資料
　
　◯『古今墨跡鑒定便覧』〔人名録〕「画家之部」④231（川喜多真一郎編・安政二年春刊）
　　〝西村楠亭【名ハ豫章、字ハ士風、平安ノ人、応挙ニ学ンデ、後自ラノ一格ヲ画ケリ、天保五年六月廿日
　　　歿ス、年八十〟　
　　　〔署名〕「楠亭豫章」
　　　〔印章〕「楠亭」・「西豫章印」
　
　☆　明治以降（1868～）

　◯『扶桑画人伝』巻之四（古筆了仲編　阪昌員・明治十七年八月刊）
　　（国立国会図書館デジタルコレクション）
　　〝楠亭
　　　西村氏、名ハ予章、字ハ子風、京師ノ人。応挙ニ学ンデ画ヲ能ス。後チ一格ヲナセリ。天保五年六月二
　　　十日没ス、八十歳。明治十六年迄五十年〟
　
　◯『日本美術画家人名詳伝』上ｐ51（樋口文山編・赤志忠雅堂・明治二十五年(1892)刊）
　　〝西村楠亭
　　　京師ノ人、名ハ豫章、字ハ子風、円山応挙ニ学ビテ其風ヲ善クス、後チ一格ヲ出ス、天保五年六月廿日
　　　ニ歿ス、年八十一（鑑定便覧・画乗要略）〟
　
　◯「日本古典籍総合目録」（国文学研究資料館）
　　〔西村楠亭画版本〕
　　　作品数：６点（「作品数」は必ずしも「分類」や「成立年」の点数合計と一致するとは限りません）　
　　　画号他：西村楠亭・予章・西邨楠亭
　　　分　類：絵画（絵本・画譜）４・俳諧１・狂歌１
　　　成立年：寛政１年　　（１点）
　　　　　　　享和３～４年（２点）
　　　　　　　文政９年　　（１点）