Top浮世絵文献資料館浮世絵師総覧
 
☆ ながのぶ 長信浮世絵師名一覧
(狩野長信)
 ◯『浮世絵師伝』p143(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)   〝長信    【生】天正五年(1577) 【歿】承応三年(1654)-七十八 【画系】狩野派 【作画期】慶長~承応    狩野派の画人なり松栄の五男、名は長信、休伯は其号、初め源七郎後ち左衛門と称す、後ち剃髪して法    橋に叙せらる(或は法眼に作る) 画法を父松栄に学べり。承応三年十一月十八日歿す。七十八(大日    本人名辞書) 大正十四年十月九日より十月三十一日まで日本美術協会で慶長~寛永時代の浮世絵展覧    会開催の時、大作品多数陳列されたる内、純浮世絵で筆者の解つたものは、原六郎氏所藏の六曲屏風、    花下遊宴の図である、小さくとも長信の捺印がある故、筆者を証明することができる。此図の作画年を    想定すれば、長信の中年時代として慶長末年頃の作であらう〟