◯『浮世絵師伝』p188(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)
〝政春
【生】元禄十三年 【歿】 【画系】 【作画期】享保
窪田氏、俊満の祖父、享保十年霜月、願主山内佐兵衛の爲めに、沢村宗十郎の巴御前の姿を額に画きて、
熊谷稲荷に奉納せり、後ち安永三年五月、嫡孫春満(俊満の初名、時年十八)に命じて、該図の彩色を
補修せしむ(明治年間に紛失)、時に彼れ七十五歳なりしと、『浅草寺志』巻三の記事を引きて島田筑
波氏の発表(『浮世絵新誌』第十一号)あり〟
〈島田筑波の『浮世絵新誌』11号記事「窪田政春」は『日本書誌学大系』49(2)「島田筑波集」下に掲載されている〉