◯『増補浮世絵類考』(ケンブリッジ本)(斎藤月岑編・天保十五年(1844)序)
「豊国筆塚碑」(文政十一年八月記の「歌川総社中碑」に名を連ねる)
(『総校日本浮世絵類考』(p157)所収の「豊国筆塚」碑陰には以下のように「国靄」と出ている)
〝二代目豊国社中 国富 国朝 国久女 国春 国弘 国重 国盛 国靄 国道 国一 国与〟
〈とりあえず見出しを付けるため「くにもや」と読んでおいたが、ケンブリッジ本を翻刻した『近世文芸資料と考証』
(七人社・昭和38-39年刊)所収の「月岑稿本増補浮世絵類考」を見ると「国靏」となっているので、やはり「国鶴」
とすべきであろう。2011/09/12記〉