※『黄表紙總覧』棚橋正博著・日本書誌学大系48
☆ 天明元年（安永十年・1781）
◯『黄表紙總覧』前編（安永十年刊）
旭光画『故事附曽我』署名「旭光画」「当世作」鶴屋板か？
☆ 天明四年（1784）
◯『稗史提要』ｐ368h>（天明五年刊）
◇黄表紙<
作者の部 喜三二 通笑 京伝 全交 三和 恋川好町 蓬莱山人帰橋 夢中夢助 二水山人 鳴瀧
録山人信鮒
画工の部 清長 重政 政演 政美 春朗 哥丸 勝川春英 旭光 道麿 千代女 勝花 柳交
〈伊世次板に「きついうそ嶋もの語」「星月夜坊主の道行」の二点、蔦屋板に「長者のまゝくはふ」の一点が旭光画と
なっているが、「日本古典籍総合目録」によれば『長者の飯食(ﾁｮｳｼﾞｬﾉﾏﾏｸｵｳ)』は恋川好町作・歌麿画の由。『鬼
通意嘘島物語(ｷﾂｲｳｿｼﾏﾓﾉｶﾞﾀﾘ)』『星月夜坊主道行』ともに録山人信鮒作。『黄表紙總覧』は天明四年に旭光画の黄
表紙は見当たらない〉
◯「日本古典籍総合目録」（天明四年刊）
◇黄表紙
旭光画『鬼通意嘘島物語』
〈『黄表紙總覧』は『鬼通意嘘島物語』を天明五年刊とする〉
☆ 天明五年（1785）
◯『黄表紙總覧』前編（天明五年刊）
旭光画
『星月夜坊主道行』署名「旭光画」「信鮒戯作」伊勢治板
『鬼通意嘘嶌物語』署名「旭光画」「信鮒戯作」伊勢治板
◯「日本古典籍総合目録」（天明五年刊）
◇黄表紙
旭光画『星月夜坊主道行』
☆ 没後資料
◯『浮世絵師便覧』ｐ232（飯島半十郎(虚心)著・明治二十六年(1893)刊）
〝旭光(ｷﾖｸｺｳ) 草双紙あり、◯天明〟
◯『浮世絵師人名辞書』（桑原羊次郎著・教文館・大正十二年(1923)刊）
（国立国会図書館・近代デジタルライブラリー）
〝旭光 春旭門人、勝川氏、草双紙あり、天明頃〟
◯『浮世絵師伝』p46（井上和雄著・昭和六年(1931)刊）
〝旭光
【生】 【歿】 【画系】春旭門人？ 【作画期】天明
勝川を称す、黄表紙の挿画あり〟
◯「日本古典籍総合目録」（国文学研究資料館）
作品数：２点
画号他：旭光
分 類：黄表紙２
成立年：天明５年（２点）
〈二点の黄表紙はともに録山人信鮒作〉