☆ 安政三年(1856)
◯『俗曲挿絵本目録』(安政三年刊)
鳥居清芳画『鞍馬山』(唄浄瑠璃)清芳画 安永(ママ)三、霜月〔安政03/11/10〕
〈『俗曲挿絵本目録』は安永三年とするが、立命館大学アート・リサーチセンター「歌舞伎・浄瑠璃興行年表」の上演
データによると、安政三年とある〉
☆ 没後資料
◯『浮世絵備考』梅本塵山編 東陽堂 明治三十一年(1898)六月刊
(国立国会図書館デジタルコレクション)(72/103コマ)
〝鳥居清芳【文政元~十二年 1818-1829】鳥居流五世清峰の門弟、其の伝詳ならず〟
◯『浮世絵師人名辞書』(桑原羊次郎著・教文館・大正十二年(1923)刊)
(国立国会図書館・近代デジタルライブラリー)
〝清芳 五世清峯の長男、六代目なり、幼名亀次郎、後栄蔵、父没後三世清満と改称、明治廿五年八月
十九日没、六十一斎〟
◯『浮世絵師伝』p44(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)
〝清芳 三代清満の前名〟
△『増訂浮世絵』p229(藤懸静也著・雄山閣・昭和二十一年(1946)刊)
〝鳥居清芳
清峰の子で、通称は栄蔵、幼名は亀次郎、天保三年の生で、画法を父に学び、鳥居家の六代となつて、
専ら芝居の看板絵と番付絵だけをかいた。清峰即ち二世清満が死んでから三世清満となつた。明治二
十五年八月十九日六十一歳で没した。法成寺に葬り、法名を円満院栄昌信士といふ。男子夭折し、鳥
居家の七代目は、清峰の門人清貞の子の清忠が嗣いだ〟