☆ 宝永五年(1708)
◯「絵本年表」〔漆山年表〕(宝永五年刊)
清経画『花陽ひいながた』三冊 序「中京下 絵師清経」藤屋治右衛門板
〈藤屋治右衛門は京都の版元。漆山天童は下記の没後資料でこの「清経は鳥居派にはあらず」としている〉
☆ 没後資料
◯『【新撰】浮世絵年表』漆山天童著 ・昭和九年(1934)刊
〝(宝永五年)二月、清経といへる画工『花陽ひいながた綱目』に画きて出版。(清経は鳥居にはあらず)〟
◯「日本古典籍総合目録」(国文学研究資料館)
『花陽ひいなかた綱目』一冊 清経画 宝永五年刊
『花陽ひいなかた』 一冊 鳥居清経画(刊年なし)
〈同目録は『花陽ひいなかた綱目』の「清経」を「せいけい」と読んでいる。収録作品はこの一点のみ。この京都の清経と江戸
の鳥居清経とが別人であるとしても、この版本の名称がほぼ同一であるのは不思議である〉