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☆ きよのぶ とりい 鳥居 清信兄 二代浮世絵師名一覧
〔元禄12年(1699)頃 ~ 享保9年(1724)頃・26歳?〕
 ◯『浮世絵師伝』p39(井上和雄著・昭和六年(1931)刊)   〝清信兄 二代    【生】元禄十二年(1699)頃 【歿】享保九年(1724)頃-二十六?    【画系】初代清信の二男?  【作画期】享保    初代清信の実子三男一女のうち、長男は初代清倍を名乗り、未だ父の後を継がずして早世、二男は即ち    こゝに謂ふ所の二代清信の兄、三男は二代清信を名乗る、女は恐らく二代清倍の妻となりしものゝ如し。    さて彼が父清信の名によつて作画せしと思はるゝは、享保二年以後同九年頃までの役者絵(版画)中に、    初代清信にもあらず二代清信とも言ひ難き若干図あり、また写本『浮世絵類考』の一本に初代清信の子    として「兄早世、弟早世」とせるもの、兄は即ち初代清倍、弟は即ち此の二代清信の兄と推定し得べし。    尚ほ鳥居家の墓石の側面に「躰徳居士」とあるに、或は彼が法名ならんか〟