東海オフ日記 その4
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2003年10月11日夜〜
 思いのほかヒートアップしてしまった柔道対決。なんとか攻撃を
かわして脱出を図るも、取り巻き(失礼)に捕まって脱出失敗。
 この、ガチンコデスマッチから無事抜け出すことはできるのか!?


<第2ラウンド>
 仕方なく部屋に戻り、復活したゆっこさんと再び両手をがっちり
組み合う。廊下をうらめしそうに見ながら、今度もやっぱり相手の
出方を窺うことにしたが、同じ手は通用しないだろうし、なにより
二人に羽交い絞めにされた時にかなり体力を消耗してしまったのが
ちょっと痛い。瞬発力は人並みにあると思うが持久力がないので、
長期戦になったらヤバいかも・・・。(^^;

 戦況は、どうも奥襟を取らせない作戦が功を奏しているらしく、
ゆっこさんが攻めあぐねている印象。すると、さすがに奥襟を取る
のは諦めたのか、今度は僕の左手を脇に抱えて後ろを向いた。
 はて?これは一体何を狙っているのだろう?背負いにいくなら、
腕を脇に抱えるのではなく肩に担ぐだろうし、腕を極めようとした
感じでもない。実技経験のない僕には、相手の意図をつかむことが
できなかった。


<ようやく決着>
 とはいえ、いつまでも戸惑ってばかりいられないので、対応策を
考える。すると、テレビで男子選手が使った技がふと頭をよぎる。
相手を後ろから抱きかかえ、バックドロップの様に自分の後ろ側に
投げる技だ。いわゆる裏投げというやつである。

 この技は、食らう側は背中というか首根っこの辺から落ちる形に
なるので結構危なかったりするんだが、幸いなことに、床にはまだ
敷かれていない布団が散乱していた。よし、これならいける!
 決断した僕は、空いていた右手で自分の左手をつかみ、ベルトの
様にゆっこさんの腹部に腕を巻きつけると、重心を落とし、気合と
共に一気に持ち上げる!

ふんっ!
(お、持ち上がった!あとはそのまま左斜め後ろに倒れこむ!)
どて〜ん!

 僕の放った裏投げは、見事に決まった・・・かに思えた。


<延長戦!?>
 確かに技は決まった。決まったのだが、別に審判がいるわけでも
なく、ましてや一本取ったら終わりなどという約束を交わしたわけ
でもない。それはつまりどういうことかと言うと、まだ終わっては
いないということだ(爆)。

 投げられてしまったとはいえ、まだまだ諦めてないゆっこさん。
今度は僕の腕を取り、寝技に持ち込もうとする。
 立ち技以上に経験の差が出そうな寝技。万が一それを食らったら
絶対にヤバいと思ったので、僕は素早く立ち上がり、なんとかして
腕を振り解いた。それはもうなりふり構わずに(笑)。
 そしてゆっこさんから離れ、もう一度逃げようと廊下の方を向く
のだが、当然の様にU-1たちが前を遮るのだった。(がっくし)

 ま、まだやらせる気なのかよ・・・と絶望感を味わっていると、
後ろからゆっこさんが一言。

「疲れた!」

 かくして、永遠に続くかと思われた柔道対決にようやく終止符が
打たれたのであった・・・。


 それにしても、とにかく疲れた。ソフトの試合でもここまで息が
切れることは滅多にないよ。
 テレビでよく、ぜぇぜぇ言いながら試合をしているのを見るが、
それに近い状態だった。ボウリングとは全然比べ物にならないほど
激しい運動を、まさかあんな所でするとは思わなんだ。(−−;

 でもまぁ、とりあえず・・・負けなくて良かった。(ほっ)


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