エクセル実践塾 > 特集「条件式の考え方」

表内の各行を交互に2色で塗りつぶす

 

あらかじめ表全体を塗りつぶしておけば、条件付き書式でISEVEN関数による偶数行の塗りつぶしを設定するだけで済みます

「各行を交互に2色で塗りつぶす」ということは、奇数行と偶数行をそれぞれ異なる色で塗りつぶす、ということです。

つまり、その行が奇数行であるか偶数行であるかを判定し、それに応じた塗りつぶしを行えばいい、ということになります。

そのために使う関数は、行番号を取得するROW関数と、それが偶数行であるか否かを判定するためのISEVEN関数です。この2つを組み合わせた条件式(論理式)を使って、条件付き書式を設定します。

あらかじめ奇数行の塗りつぶしを行っておけば、その奇数行を判定するための条件付き書式は必要ありません。

 

 

 

 

@奇数行の塗りつぶしをあらかじめ行っておきます

条件付き書式は、通常の書式設定よりも優先して適用されます。

あらかじめ奇数行のための塗りつぶしを行っておけば、偶数行のための条件付き書式を設定するだけで済みます。

A奇数行を含めて、表全体を選択してから、「ホーム」タブの「条件付き書式」→「新しいルール」を選びます

 

B「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選び、数式欄に「=ISEVEN(ROW())」と入力します

適当な「書式」を設定して、「OK」ボタンをクリックします。

C偶数行が条件付き書式で塗りつぶされて、表全体が2色で塗り分けられます

 

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