エクセル実践塾 > 特集「条件式の考え方」

目標達成月数で色分けする

 

あとから設定した条件付き書式のほうが上に表示されて優先適用されるので、値の大から小、もしくは小から大へと順に設定していきます

すべての項目を色分けする場合には、あらかじめ全体を一色で塗りつぶしておき、値の大から小、もしくは小から大へと順に条件付き書式で上塗りしていく方法が効率的です。

たとえば、次のように色分けする場合なら、

目標達成月数5以上を青色
目標達成月数4〜3を緑色
目標達成月数2以下を赤色

全体を青色で塗りつぶしておいてから、

4以下を緑色、2以下を赤色

という順で条件付き書式を設定すれば、条件式は簡単なものにでき、効率的です。

 

 

Excel 2010/2007

 

@色分けの対象となる範囲を、「目標達成月数5以上」の青色で塗りつぶしておきます

 

A範囲を選択したまま、「ホーム」タブから「条件付き書式」→「ルールの管理」を選びます

 

B「新規ルール」をクリックします

 

C「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選びます

 

DSUMPRODUCT関数を使って、論理値の加算を行う、先頭行のセル範囲をドラッグで指定します

 

EF4キーを2度押して、セル範囲の指定を、列番号のみの絶対指定に変えます

 

F4以下を表す「<=4」を追加して、条件式を完成します

「書式」ボタンで、緑色の塗りつぶしを設定して、「OK」ボタンをクリックします。

 

 

G「適用」ボタンをクリックして、条件付き書式が正しく適用されるのを確認します

 

H「新規ルール」で、C〜Fと同様の手順で、「2以下を赤色」の条件式と書式を設定します

 

I「適用」ボタンをクリックして、条件付き書式が正しく適用されるのを確認します

上に配置される条件付き書式が優先的に適用されるので、緑色で塗りつぶされていた範囲の上から、赤色が上塗りされます。

 

 

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