神保町 昼食ニュース

2010年5月号

2010年5月4日記

つい食った

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 4月は中旬になって雪が降ったりして驚いたが,下旬になってようやく春らしくなり,街路樹が新緑で彩られてきた。
 毎月変わる錦町更科の駄じゃれメニューは,2月はオリンピックにちなんで「ソバクーバー」だったが,3月は「ソバター」となり,4月には「ツイクッター」が登場した。

◆ 開 店 ・ 初 訪 問

  靖国通りから錦華通りに入り,最初の角を右折して坂を上がる途中の左側に,ふぐ料理の「玄品」という店がある。昼食はやっていなかったのでほとんど気にとめたことがなかったが,4月2日に通りかかったら,雑炊の昼食の看板が出ていたので,あれ,いつから? と思いつつあわてて入ってみた。ふぐの雑炊「極」または海鮮の味噌味の雑炊「赤」とふぐの唐揚のセットが 980円で,「極」の方を頼んだ。立派な内容で,量も十分だった。
 ところが,帰りに聞いたら,「昼食は今日まで」だという。「暖かくなると雑炊は敬遠されがちなので,秋に再開します」と店長さんがわざわざ出てきて説明してくれた。

 神保町2丁目(2-48あたり)の小道にあった「ながと」(看板は変体仮名で書いてある)が,すずらん通りの南2本目の道,京城園向かいの地下(1-29あたり)に移転してきてからだいぶたつ。昼食をやっているのに気づいてはいたのだが,4月某日に通りかかって入ってみた。昼食は最近始めたと思っていたら,一昨年からという。
 おばさん2人がやっていて,メニューは前の店にもあった鯛さし茶漬けが 1300円,ほかにあじ刺定食 1000円,錦丼 1000円の3つ。頼んだのはあじ刺で,一見量が少ないと思ったら意外と密度が高かった。もう少し大きい皿にすれば見栄えがすると思う。ご飯はお代わり可能だった。

 短命の伝統のあるミヅノ裏のお茶の水インペリアルビル(小川町3-11)2階の「多香」のあとに,「神田ハウス」が4月4日に開店した。看板に,店名の由来,というか言い訳が書いてある(写真・上)。内装は前と変わらず,テーブルのほかにカウンター席が5席あり,厨房が見えるようになっている。
 昼食のセットは,ハンバーグ(200g 990円),リブステーキ(150g 1290円)の2種類で,ハンバーグを頼んでみた。皿に,ハンバーグと,マッシュポテト,ブロッコリー,そして直径5cmのかわいらしい片手鍋に入ったおろしソースが載り,サラダ,小スープ,ライス(茶わん入り)が付く。駿河台下の「ザ・ハンバーグ」を思わせるしっかりした内容で,「<ハンバーグステーキハウス>スマイル」(3月号参照)よりは少し高級な路線である。

 小川町の交差点に久しぶりに行ってみたら,SPIGAという比較的安価なスパゲッティ店のあったところが,「<具だくさん&生パスタ>バンビーナ」という店になっていた(美土代町7-9)。2月24日に開店したらしい。
 その日の具が決まっていて,ソースを8種類から選び,バゲットの味(明太子バター,ガーリックバターなど)を選ぶ。サラダ付きで,パスタセットが\880,他にパスタセット大盛りとパスタ単品がある。私が行った日は,具はサーモンとしめじで,ソースに選んだバジルソースとバゲットも美味で,質・量とも充実の昼食だった。

◆その他の動き

 白山通りを水道橋方向へ3分の1ぐらい行った右側,天ぷら「もり」(2008年7月開店)に,「2月末で閉店」の貼り紙が出ていた。
 「会員制」になった「覆麺」(神保町2-2)に,「会員制の理由」の貼り紙が出ていた(写真・下)。


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