神保町 昼食ニュース

2010年3月号

2010年3月7日記

鉛筆型のビル

 1月の特に前半はかなり寒く,厳しい冬なのかなと思ったが,その後寒さがゆるんで,腰砕けの冬となった。2月下旬には「豆香房」のメニューも春の装いになった(写真 上)。

 たいして風が強くない日でも,神保町三井ビル周辺のビル風は強い。先日もビニール傘が壊れた。ビニール傘でも丈夫さの差は大きいようだ。

 靖国通りのドトールの左側のビルが1月に取り壊されたので,向かい側から見ると,その左に屹立する山田書店の鉛筆型(これは古語になったか)のビルの細さが際だっている(写真 2番目)。
(写真をクリックすると大きい写真が見られます。)

◆ 開 店 ・ 初 訪 問

 当サイトの「読者」の方からお知らせをいただいて,1月27日に開店したラーメン店「<麺処>おかじ」に行ってみた。大盛りカレーの「まんてん」の向かいで,前は蕎麦屋だった場所だと思う(神保町 1-52;右の3番目の写真は看板の裏側)。L字型のカウンターの店で,隅に食券の自販機がある。従業員は男2人と年配の女性で,何となく兄弟とその母親のような感じがしたが,確認したわけではない。
 メニューは枕詞付きで,
 ・濃厚なのにすっきり 鶏白湯塩ラーメン 750円
 ・アッサリなのに深い 清湯塩ラーメン 700円
 ・ポン酢に(特)トッピング おかじラーメン 900円
の3種。鶏白湯に野菜(100円)を注文した。白濁というよりは「黄濁」し,薄いカレーのようなスープに太い麺が沈み,野菜はキャベツ,ニンジン,もやし,ネギ,シュンギクなどで,かなりたっぷりだった。枕詞どおり,食べてみるとそれほどしつこくなくて,野菜の味が生きていた。次は清湯を食べてみよう。

 9月に開店した「<健康中華庵>青蓮(せいれん)」に,2月になって初めて入った。前は「<旬鮮庵>風」,その前は「出雲そば」があった場所である(神保町1-31-1)。中は「風」のときとあまり変わらず,個室中心だが,開放的な大部屋もあるので,1人,2人でも入れる。
 昼は,ランチ2種(炒め物,麻婆豆腐そばとまんじゅう),青蓮セット(白と青のネギそば,日替わり小丼,デザート),海鮮あんかけチャーハン,などで,820円から1200円ぐらい。食べたのは青蓮セット(1000円)で,小丼は回鍋肉,デザートは杏仁豆腐だった。質・量十分。

 続いては,2月17日に東京パークタワー1階に開店した「<ハンバーグステーキハウス>スマイル」に,開店の翌週に入ってみた。元は歯医者さんだった場所である(参照:→ここの2番目の写真)。テーブル中心だが,カウンターも5席ある。内装は一部レンガ(風)。
 メニュー(写真 下)は,ハンバーグのセットが基本で,150gが750円,200gが780円と,50gで30円の差しかない。味は,デミグラスソース,ガーリックソース,シャリアピンソース,チーズからの選択となる。(ほかに魚ハンバーグ 140g 680円。)セットというのは,ライス,サラダ,スープ,生卵,梅干しがセルフサービスで自由に取れるようになっている。ガラス越しの厨房で焼いているのは女性だった。近辺のハンバーグ専門店としては「アルカサール」(すずらん通り),「ザ・ハンバーグ」(駿河台下カロリーの3階)があるが,それより手軽で,しかもサラダも取り放題なのは大きなポイントである。

◆閉 店

 千代田通りの「エーパン」向かいの「ジョナサン<神田錦町店>」 が昨年12月27日で閉店しているのに,2月になって気づいた。取り壊し中の博報堂旧本社のある隣のブロックとは違うプロジェクトのようだが,ここも「再開発」になるらしい。

◆その他の動き

 すずらん通りの古い天ぷら屋「神田 はちまき」がしばらく休んでいたが,2月中旬ぐらいから営業を再開した。看板に,江戸時代の屋台からスタートした大衆的な天ぷら屋の原点に戻って云々と手書きで書いた紙が貼ってあって,ランチは天丼 550円,定食650円となり,新しく天ぷらうどん 600円 も始まった。弁当もある。
 前は「ランチ天丼」が950円だった(それ以外はかき揚げ天丼1350円が最安)が,昔の記憶では,これを頼むとおやじさんは機嫌が悪かった。さらに安いランチでどうなるか。

参照: 別館ブログ 神保町「フォト日記」 臨時号  


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