神保町 昼食ニュース

2006年8月号

2006年8月4日記

小川町・美土代町

(写真をクリックすると大きい写真が出ます)

 小川町交差点の南東側すぐのところ(小川町1-7)は,昔からある「銘華」(中華),「小諸そば」(ここはこのチェーン店の中でも古い方)に,近年「弄堂(ロンタン)」(餃子),「冬馬」(ラーメン),「こころ」(すし)が加わって,飲食店の5軒長屋となった(右の写真)。さらに向かって右側のブロック(ここは美土代町)には「SPIGA」(スパゲティ)という店が最近でき,その隣は「アルカサール」(ステーキ,ハンバーグ;すずらん通りにも同じ店ができた),そして「デニーズ」と続いている。
 以上の店は本郷通りに面しているが,その裏手の方にも店は多い。今年の初めに「四川一貫」が移転して加わったのに続き,新たに下記の「どったんば」「Good One」ができて,ますます充実したブロックになった。

◆ 開 店・初訪問

 それでまずは,「<オレたちの台所> どったんば」。上記四川一貫の地下(美土代町11-1)である。7月3日の開店で,たまたま通りかかって開店日に入った。前はたしか,うどんのついた丼の店だった。
 昼食メニューは,日替わり(この日は牛すじ煮込み),週替わり(この週は鶏照焼),海鮮丼(各\800)で,日替わりを食べてみた。牛すじは,やや大阪風なのか,かなり甘く濃厚で,コラーゲンが多そうな感じだった。 冷や奴がついていたのがよい(ちょっと小さいが)。

 つづいて上記5軒長屋の左側の道を行った右側の「Good One」(小川町1-7)。上の「どったんば」の帰りに見つけ,翌日行ってみた。立ち飲み屋だが,高い椅子がある。おやじさん一人でやっていて,6月20日に開店したという。
 昼のメニューは,ビーフカレー(辛口),牛すじカレー各\500(大盛り同じ)。食べたのはビーフカレーで,かなり黒っぽく,それほど辛くはない。肉は小さな角切り肉だった。ちょっとすっぱいキャベツが付いていて,形状は違うが,昔すずらん通り裏にあった VANカレー(→参照)のキャベツを思い出した。
 開店セールなのか,なんと 500mlペットボトル(水,お茶)のサービスがあった。十分安いから,そんなにがんばらなくてもいいのに。

 先月書いたように,すずらん通りの内山書店となりの角で工事が行われていたが,7月初めごろ,「Sガスト<神保町店>」としてオープンした。コの字型のカウンター十数席の店で,23時間営業(休むのは午前4-5時)である。
 ハンバーグ,フライもの,カレーなどが主で,カレーにもみそ汁がつく。 いちばん安いのはポークカレー\280で,激安ラーメン店なみ。食べたのはハンバーグカレー(\480)で,コストパフォーマンスは非常によい。
 ライバルは同じすずらん通りの東側入り口近くの「Sバーミヤン」だなと思ったが,両者は同じすかいらーくグループだった。

 同じく先月書いたように,白山通りを水道橋方向へ行った右側,「とんくろ」の先(カレーの「C&C」があった場所)に,6月末,「<洋食>ムッシュ」が開店した。カウンターの店かと思ったら,奥に4席のテーブルが2つあった。
 メニューは,エビフライ,コロッケ,豚しょうが焼,とんぷら,それに日替わり(行った日はメンチ)で,各\650。なるべく揚げ物を食べないようにしているので,唯一の選択肢は豚しょうが焼だった。素朴ながら熱々でうまい。キャベツもたっぷりしていた。

 次は,2月開店だが,何となく入りそびれていたイタリアン「Chamizu Kaigan」(小川町郵便局近く,白水社並び;小川町3-6)。このあたりは,向かいにもイタリアンの店ができ,だいぶ雰囲気が変わった。
 昼はランチビュッフェ(\880)で,行った日は,カレー3種,パスタ,夏野菜の炒め煮,和風煮物,オムレツ,コロッケ/マカロニサラダ/デザート,コーヒーといった内容だった。味はなかなか多彩で,野菜が生,炒め,煮ものとそろっていた。

◆その他の動き

 何の貼り紙もなく短期間で閉店した「とんくろ」(白山通り水道橋方向右側;神保町1-42)は,7月3日に「リニューアルオープン」した。数日後に行ってみたが,メニュー以外何も変わっていなかった。こんどの昼食メニューは,黒豚かつ膳,黒豚ハンバーグ膳,鶏唐揚膳,鶏照焼膳,魚炙り焼膳,週替り黒豚膳(例:しょうが焼),週替り丼(例:鶏豆腐)で,\680〜\900。これもいいが,前のカレーがなつかしい。

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