神保町 昼食ニュース

2005年6月号

2005年6月5日記

牛牛是好日

 神保町三井ビルの完工以後,神保町付近の昼間人口は増えていると思うが,その増加分の昼食をまかなっているのは,どうやら弁当屋が主役のように見える。
 特に五十通り(千代田通りのドトールとAパンの間を入る道)付近は,コンビニを含めて弁当の店の数が多く,ワゴン車もやってきて,昼にはそこここにかなりの行列ができている。電機大があるので学生相手の店も多く,電機大本館に近い店では300円台の「大大大サービス 電大べんとう」を売っていた。

◆ 開店・初訪問


 錦華通りの喜多方らーめん「坂内」のあった場所に4月に「牛角食堂」が開店したが,毎日行列で入れなかった。5月のある日,行列がなかったので入ってみたら,たまたま1席空いたところだった。あまり広い店内ではないが,カウンターもあって1人で行くにもいい。食べたのは焼肉定食(特盛)に冷や奴をつけて\970。やや焼きすぎの肉がグリルにのって出てきた。薄い肉だが,さすが特盛で量は十分。たれが2種類あった。
 その本家筋の「牛角」(錦華通り入り口脇,スタバのビルの4階)はずっと昼食をやっていなかったが,同じビルの「うらら」に刺激されたのか,5月16日から昼食を始めた。こちらはちゃんと炭火で焼きながら食べるようになっている。食べたのは黒豚カルビ定食Big(\872)。店員さんが真っ赤に焼けた炭の入った七輪を持ってきて,セットするときにどしんと置いて,灰が舞った。

 5月は,少し前にできていた2軒のインド・レストランに行った。1つは,東京電機大本館並びのビルの半地下の「シャヒ・ダワール」(錦町2-2)で,前はとんかつ屋があったところだ。直交する五十通りから見えるような看板がないので,これまで開店したのに気づかなかった。ランチはカレーセット(\850)が中心。入り口でテイクアウトもやっている。
 もうひとつは,神保町駅の専修大交差点側の出口A1そばの「シディーク」(神保町2-7)。隣に吉野家もできていた。こちらはカウンター中心の店で,食べたのは野菜カレーとナン(\980)。
 両店とも味は堅実,焼きたてのナンが食べられる。店名が覚えにくいというのも共通している。

 神保町交差点から白山通りを北へ行き,水道橋までの半分近く行った右側の角のビル(神保町1-58)の2階の「ごはん」が4月から「わたみん家<水道橋白山通り店>」となった。「和民」のチェーンの一員らしい。定食は牛焼肉,焼き魚など数種あって,いずれもごはん・スープ・サラダ等取り放題で\850。サラダの内容は,4月号に書いた「うらら」に次いで充実している。

◆ その他の動き


 5月下旬だと思うが,昨年11月に開店した秋田ラーメンの店「麺心」(小川町3-11 お茶の水インペリアルビル東側2階)が突然消えていた。同ビルでは,半地下にあったラーメン「空」も短命だった。その並びの「武膳」「asiえん」は繁盛しているように見えるのだが。

 靖国通りの神保町1-1のブロックで,安売りチケットの大黒があったところに,立ち食いソバ屋ができるらしい,と先月書いたが,5月末現在,開店していない。

 連休明けに「しゃぶっち」(神保町1-4;タキイの横の路地を入って右側,人生劇場の先)が改装して開店した。すき焼き・しゃぶしゃぶをメインとする基本的なメニューには変更はないように見える。追加メニューで「小鉢」(サラダなど2〜3種)が登場した。

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