神保町 昼食ニュース

2003年6月号

2003年6月1日記
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カフェと紅

共立学園のビルもほぼ完成(5月30日)
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 5月の連休明けに,神保町三井ビルの1階にサンドイッチを売りにしたカフェが2つ開店した。
 まず5月6日,北側中央の「ニナスカフェ(Nina's caffè)」。ブレンド\300〜,サンドイッチ\450〜で,サンドイッチと飲み物をいっしょに注文すると50円割引になる。営業は8:00-20:00。
 もうひとつは西北隅の「サンドイッチハウス Liberal table cafe」で,5月8日の開店。こちらも朝8時からだが,朝はクロワッサンなどパンが何種類かあるだけでサンドイッチはない。夜は10時までの夜型カフェである。値段はNina'sとほぼ同水準だ。
 これで,神保町三井ビルの1階で空いているのは東南の大きな区画のみになったが,ちょうどこのあたりにあった神田餃子屋本店が戻ってくる気配はない。

 上記 Nina's のサンドイッチを朝食に1度テイクアウトで食べてみたところ,いい味だったが,ふだんの朝食に最低\700(飲み物つきの場合)というのは抵抗が大きい。かといって,昼食には分量が足りないし,サンドイッチをもうひとつというと\1150以上ということになってしまう。新しい2店は,私にとってはどうも中途半端な存在ということになりそうである。

 従来型の喫茶店ではないコーヒー店といえば,この付近では数年前まで2軒のドトールのみだった。ここに参入したのが,まず Veloce,次いで Blenz,それから東京パークタワープラザのセガフレードザネッティ,そして今春の神保町三井ビルの3つ(Tully'sと上記の2店)という次第である。ほかに靖国通りの北側にはスターバックスがあり,さらにドトールと Veloce が各もう1軒ある。
 基本的なコーヒーがいちばん安いのは Veloce で\157,次いでドトールの\180,他は\250〜\300。ただし,分量はさまざまで比較がしにくい。私は日常的にはドトール派で,回数券を常備している。ドトールの回数券は\180分に使える券11枚で\1800,木曜日に買えば\1620,年に何回かは「2冊以上買うと1冊あたり\1500」というセールがあり,これの場合1杯\136となる。他の店と違って,店内では陶器のカップを使っているのもポイント。

 昼食とは関係ないが,5月連休明けに「伊勢半 べに資料館」が,靖国通り沿いの神保町1-7に開設された。昔,「ミューズ社」というレコード屋があり,その後一時携帯電話ショップになっていた場所である。日本橋の老舗小間物店「伊勢半」が作ったものだそうで,紅花,紅染料製造工程,紅染色の歴史などの資料が1部屋に展示されていて,入場無料。

◆ その他の動き

 5月は新規の開店には気づかなかったが,錦町2-9「だん家」地下の「霧笛」が「<酒場> 蛍」と名前を変えていた。神田警察の向かい側のブロックの首都高速寄りである。昼の定食は,焼き魚,煮魚,刺身,天ぷら,メンチ,うどん,カツカレーなどで,すべて\700と割安感がある。

 前号に「改装中」と書いたそば屋「満留賀」(神保町1-17)は,改装を終えて8日ごろ開店した。店名に「静邨」という副題(?)がつき,ガラス越しに見えるソバ打ち場ができて,前よりも「手打ちそば」の店であることをアピールしている。といっても,メニューも値段も前と同じで,気取らない店なのはありがたい。なお,箸袋によると,静邨には武蔵小山店もあるらしい。

 ラーメンの人気店「山頭火」(小川町3-9)は,当初ほどの混雑ではなくなって客引きを出すようになったと思ったら,こんどは「学生ラーメン \550」というのを始めた。「どなたでも召し上がれます」と書いてあるが,通常品(\800)とどう違うのだろう。

 すずらん通りのうなぎ屋「なかや」が,ビル建て替えのため移転する。5月24日までで閉店し,さくら通りの新店舗で6月6日から営業するという。

 東京パークタワープラザの南側にひとつ空いていた区画で内装工事が行われている。6月に何かができるのだろう。

 上記「蛍」からの帰りに気づいたのだが,ラーメンの「神田一○洞」(錦町1-10;電機大玄関向かい)が閉店していた。貼り紙は何もない。そろそろ青じそ冷しそばが登場するのを楽しみにしていたのだが。

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