神保町 昼食ニュース

2000年1月号


〈毎月10日までに発行の予定でしたが…〉

2000年1月17日記  

小川町2・3丁目――靖国通り南側

 駿河台下から小川町の交差点まで,靖国通りの右側(南側)を久しぶりに歩いてみた。ここは会社から比較的近いのだが,表通りはスポーツ用品店と銀行ばかりというイメージがあって,ふだんはあまり足が向かない。
 昼食の店で,駿河台下から行って最初にあるのは,ビルの2階にある「セキヤ」というスパゲティの店だ。スパゲティの店としては比較的古い方だと思う。

 その後ミナミを過ぎるまでしばらくは何もなく,道をひとつ越えて紀陽銀行のあったところに,最近あちこちに出店しているコーヒーのチェーン店「Starbacks Coffee」ができていた。今はやりの外を向いて座る席がガラス越しに並んでいる。すぐ近くだけでも,Veloceは2軒もあるし,向かいに Pronto があり,ドトールに至っては4軒ぐらいある中で,今日は満員のようだったが,これからどうなるだろうか。
 紀陽銀行はどうしたのかと思ったら,そのビルの4階に移ったという貼り紙があった。

 その先,札幌ラーメンの「エイト」を過ぎ,「ファーストキッチン」の次のビルの地下1階の狭い廊下を進んだ奥に「大番」という和食の店があったので,初めて入ってみた。昼の定食(750円)は,10種類ぐらいの小皿のおかずの中から自由に3品選ぶようになっていて,1品200円でさらに追加もできる。今日のおかずでメインディッシュの貫禄があったのはアコウダイの粕漬け,焼肉(豚のショウガ焼き)で,あとは明太子,ほうれん草のおひたし,ゴボウの煮付け,カボチャの煮付け,厚揚げの煮物,しらすおろし,冷奴,納豆などがあった。
 同じ地下の入口寄りのスナック「高樹」という店でも定食をやっていた。
 あとは,定食のチェーン「松屋」で,この区間は終わりとなる。


 逢坂 剛 氏が,『東京人』2月号の神保町特集の中の日記スタイルのエッセイの中で,神保町1丁目南地区の「再開発」や古本屋街について書いている。いちいち「そうだ,そうだ」と相づちを打ちたくなる話ばかりだ。そう,逢坂氏は,神保町1丁目のすぐ南に本社があった博報堂に長年勤めていた人だ。いま,仕事場も神保町にあるという。

 昼食の「季節商品」で目についたものは,天鴻餃子房チェーンの「豚キムチ餃子」,漢陽楼の「カキそば」。

◆ 閉 店 

 前号の追加で書いたように,「再開発」工事開始が迫り,「盛寿司 第三支店」(神保町の南端,学士会館脇)が1月14日限りで閉店した。12月半ばから毎日夕方から「閉店セール」をやっていた。

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