神保町 昼食ニュース

1999年12月号


〈毎月10日までに発行の予定でしたが…〉

  開店: こりゃうめぇ/Veloce
  消えた建物: 三慶商店
  閉店: 福一 (盛寿司第三支店)←追加

1999年12月15日記/26日追加  

2丁目北側のこのごろ

 靖国通りの神保町・専大前の2つの交差点の間の部分の両側が,神保町2丁目である。先日久しぶりに2丁目の北側を少し歩き回った。この地域は,私は白山通り沿いにはかなり北の「北京亭」あたりまで行くが,中の方は神保町の交差点に近いところが守備範囲である。その範囲にも,目新しい店がいくつかあった。
 そのひとつは靖国通りの1本北側の道の「蘭奢亭」(たぶんこの字だと思うがくずし字でよく読めない。ローマ字で Ranjatei と入れてある)で,柳川めしの店である。
 柳川めしというのは,四角くて角が丸い弁当箱のような形のせいろで蒸したご飯だそうで,そのせいろのまま食べる。昼食のメニューでは,具は地鶏とうなぎ,およびミックスというのがある。ミックスというのを食べてみたら,たっぷりの錦糸卵を敷いた上に具が乗っていて,かなりボリュームがあった。みそ汁,漬け物が別売なのはいいとしても,缶のお茶が別売というのはちょっといただけない。どうも持ち帰りが主で,「店内でも食べられます」ということのようだ。
 もうひとつは,見ただけでまだ入っていないが,その斜め向かいにある「立ち呑みの店 本日開店」で,今日オープンにしては地味だなと思ったら,本日開店という名の店だった。昼はカレーライスの店である。
 白山通り沿いでは,下記の「こりゃうめぇ」が新しくできていた。

◆ 開 店

 白山通りを水道橋方向へ3分の1ぐらい行った左側,マツモトキヨシの手前の階段を上がった2階に「こりゃうめぇ」という店ができていた。元は「とんかつ村」のあったところである。下駄箱に靴を入れて入るようになっていて,内装は和風である。チェーン店らしく,聞けば9月に開店したという。
 カウンターとテーブルと半個室がある。昼はうどんに小丼を組み合わせた定食が主で,850円から950円と手ごろである。

 11月の始めに,千代田通りの駿河台下から大手町へ向かってすぐの左側に,コーヒーのチェーンの Veloce が開店した。サンドイッチもいろいろあって,昼食時は主に女性客でにぎわっている。ライバルはやはりドトールか。
 その後,小川町から聖橋へ上がる坂道にも Veloce があるのを見つけた。こちらの方が前からあったのかもしれない。

◆ 消えた建物

 昼食とは関係ないし,閉店というわけではないが,すずらん通りの冨山房の斜め向かいの古道具屋「三慶商店」の古い建物が,11月に取り壊された。屋根裏部屋つきのマンサード屋根のしゃれた「洋館」だった。いま,その向かい(元焼き肉屋があった)も空き地になっているので,このあたりとしては,妙に開けた空間がある。

◆ 閉 店 (12月26日追加)

 再開発地域内の居酒屋「福一」が11月末に閉店した。貼り紙によると,JR神田駅寄りの方へ移転したらしい。昼は焼き魚の定食がオジさんたちに人気だった。
 同じく「盛寿司 第三支店」(神保町の南端,学士会館脇)が毎日夕方5:00から「閉店セール」をやっている。寿司屋の閉店セールというのも珍しい。1月半ばまでやって閉店するという。

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