ケガでもないのに、痛くてつらい。肩や腰がこって困る。
鍼灸院や接骨院の患者さんには、そんな慢性痛が一番多くみられます。
このため、なぜだか、いつまでも続く痛みを治せば、治療院は繁盛するし、患者さんも喜んでくれます。
逆に、治療している間は気持ちいいけど、ちっとも効かない、治らないとなったら、患者さんも先生も困ります。
このホームページでは皆さんがお困りの痛みや体質、体調を、げんきDASで測定し、一般的な治療器や鍼灸で改善するヒントを、二人の先生のお話として楽しく説明しています。
げんきDASで治そう!は、スポーツマンのそこだけ先生と、穏やかで真面目なえだね先生が、患者さんについて話し合うお話です。
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使い方をくわしく説明する「げんきDASの使い方」編が始まりました。
まずは基本から
げんきDASについて、まず最初に大まかに知りたいという方は、このページを読み進めてください。
げんきDASの痛みや不調の考え方についてまとめています。
(むつかしいな、と思う方は、そこだけ先生とえだね先生のげんきDASで治そう!から読むと良いでしょう。)
以降は、げんきDASと神経の枝についてご紹介するページです。
げんきDASが提案する原因治療について、痛みを例にして説明してみましょう。
なかなか治らない痛みは、すでに慢性痛となっています。
けがのすぐ後の痛みは急性痛で、整形外科や接骨院が得意としています。保険が適用され、1~3ヶ月で治ると考えられています。
急性期を過ぎても治らず、生活に支障をきたすのが慢性痛です。
どうして、なかなか痛みが治らないのでしょう?
痛みの原因として、姿勢をあげる方がいます。
しかし、背骨は自分から曲がったりしません。支える筋肉がかたよって縮んでいるから曲がるのです。
筋肉だって、原因もなく縮んだりはしません。
筋肉がかたよって縮む理由は、多くは代謝の不調だと考えられます。
代謝が失調したために、固く伸びなくなったり、痛くて伸ばせなくなっているため、筋肉が縮んでしまうのです。
筋肉が縮むと、筋肉の間をすり抜ける神経を絞めつけたり(神経絞扼)、関節の動きをじゃましたりする(関節拘縮)ため、痛みが生じます。
変形して棘ができた骨が、神経を圧迫するなど、本当に骨格が原因な場合もあります。しかし、多くの慢性痛は、そこまで明確な問題はなく、筋肉をゆるめると治るものです。
そこで、代謝を管理する自律神経の中で、「どの枝が不調の原因か?」を推測し、治療に役だてるのがげんきDASです。
自律神経には、多くの枝があります、腕、胃、頭、足など、身体の部位ごとに血行を管理する枝が伸びていきます。
多数ある枝がすべて、きれいにそろって働いていれば健康ですが、かたよっていると血行のよいところ、悪いところなどがでてきて、混乱してしまいます。
内科症状や体質も、同じように考えられます。
例えば胃に入る枝にそって、代謝の停滞が起きると、胃に炎症は無くても働きが悪くなり、胃が重かったり、消化が悪かったりして、不調を感じることになります。
げんきDASで枝ごとの不調を調べたら、治療に役立ててみましょう。
自律神経の枝は、背骨を根もとにしています。
胸の部分からでる枝は、頭や腕、肺や心臓にのびます。
お腹から下の部分から出る枝は、脚だけでなく胃腸や泌尿生殖器にものびます。
根もとでつながっているので、四肢と内臓はお互いに影響しあっています。
痛みの治療だけでなく、体調を整えるためにも、自律神経の枝は役立ちます。
代謝が停滞していたら、温熱刺激などで血行を促進させると良いでしょう。
また、代謝が過剰になっていたら、低周波などで代謝をリセットすると良いでしょう。
一般的な治療器でも、げんきDASを活用して、神経の枝に着目することで、いままでと違った効果を得られます。
ちゃんと説明してくれる先生は、安心だし信頼できますね。
でも、先生からすると、患者さんには専門知識がないので、説明が難しいのです。
一生懸命に話すと、難しすぎて困るという患者さんもいらっしゃるかもしれません。
「この枝にそって症状が考えられます」とイメージ図で簡単に伝えられたら、患者さんもわかりやすいし、治療家の先生も助かるでしょう。
「あの先生は、こんなふうに調べてくれるよ」と、患者さんが家族や友人に紹介してくれたら、治療院の良さも伝わります。
宣伝を嫌う先生もいらっしゃいますが、患者さんが安心してくださることは、とても良いことだと思います。
げんきDASについて、簡単にまとめてみます。
げんきDASは指さきに電気をかけて、代謝のために使われる、水分やイオンを集めます。
(短時間だけ、とても弱い電気をかけるので、痛みはありません。)
すると、代謝のための水分やイオンが、不足しているか、過剰になっているかが推測できます。
手足の指さきには、他の神経に付き添うようにして、代謝を管理する自律神経も枝を伸ばします。
指先ごとのデータを比較することで、自律神経の枝にそって代謝のかたよりが起きていないか、推測しています。
自律神経は、背骨から多数の枝が出ています。
人によって、弱い自律神経の枝がちがいます。
この枝を知り、不調をコントロールしないと、なかなか治りづらい症状があります。
一番わかりやすい例は、生まれつきの体質です。すぐ咳が出るとか、胃が弱い、足腰が冷えてつらい、などの症状が思い浮かびます。
病院の検査では原因や病名がわからない症状は、自律神経の枝が不調となっている場合があります。
げんきDASは、不調の原因となっている枝を推測します。
痛みでも、自律神経の枝が不調と思われる例が多くみられます。
スポーツや仕事で同じ筋肉を使い続けると、その部分だけ血行が悪くなって、痛みだします。
痛みで筋肉が縮むと、血管が圧迫されて血流が悪くなります。
すると、自律神経が緊張し発痛物質がさらに分泌され…という、「痛みの悪循環」が起きるからです。
自律神経の不調は、運動神経や知覚神経、さらに、筋肉にも不調を引き起こし、関連する関節の痛みの原因にもなります。
このように連鎖した症状のもとになっている自律神経の枝を、私たちは「痛みルート」と呼んでいます。
げんきDASで、原因となっている自律神経の枝、痛みルートを探し出し、血流を回復させ、「痛みの悪循環」をリセットするとよいでしょう。
怪我は身体にとって異常事態です。もとの状態に自然には戻らない場合があります。
突き指やねんざで、痛みや腫れが長びいてしまった経験はありませんか?消炎鎮痛剤、湿布を用いても、なかなか疼痛(うずいて痛む)が治らなかった、という方は多いと思います。
それは、すでに炎症は治まったものの、自律神経が混乱したままになり、代謝の不調が残ってしまうからです。
不調が自律神経の枝にそって広がり、指先まで達したものが、痛みルートなのです。
鍼や灸によって、痛みや腫れがひくのは、自然には治らなくなった自律神経の失調を、リセットするためだと考えられています。
ねんざは、指や足首でおきても困りますが、もっとも支障をきたすのは交通事故による首のねんざ(頸椎捻挫、外傷性頚部症候群)でしょう。
脳の血流を管理する自律神経は、胸に根元があり、首をとおって頭部にいたります。
このとおり道の途中にあたる首で、自律神経の不調を起こすような腫れや痛みが長びくのですから、全身が不調になってしまいます。
げんきDASを使えば、どれくらい、どのように自律神経が不調になっているか、ヒントが得られるでしょう。
眠れなかったり、うつ症状がみられるときも、乱れた自律神経の枝をリセットすると、大きく改善することがあります。
自律神経の枝が失調すると、脳からの働きかけで治せないだけでなく、脳自体も混乱することがあるようです。
喩えていえば、上司と部下のようなものです。
部下(自律神経の枝)が病気になって休むと、上司(脳)が治せるわけでもないし、上司だけでなく、職場全体が混乱してしまう状況に似ています。
こういうときは、上司(脳)ではなく、部下(自律神経の枝)の不調を治すのが、一番の解決策です。
脳に働きかける抗うつ薬や抗不安薬、睡眠薬には、多くの副作用が知られています。
こうした薬に頼るのは不安だと思われる方は、げんきDASで不調のもととなる枝がないか、調べてみるのも一つの選択肢でしょう。
(精神科の医師に、しっかりとした診察・診断を受けている場合は、医師の指示を最優先としてください。)
げんきDASを用いている治療院のご紹介です。
げんきDASで、症状の原因=「痛みルート」を調べて、ぜひ健康にお役立てください。
地方別にまとめられています。どうぞご活用ください。
げんきDASが測る痛みルートについて、わかりやすくまとめています。
東洋医学でいう経絡(けいらく)を調べる中でみえてきた、痛みなどの反応の経路(英語でルートです)と根もと(これも英語でルートです)の説明です。
(作成中です。)
東洋医学では、痛みや不調の反応が皮膚に線状に現れることが知られています。専門の言葉で経絡(けいらく)と呼ばれています。
げんきDASは、経絡とは何か?を調べる中で得られた知識を活用しています。
一般的な痛みの治療方法について、わかりやすくまとめています。
ケガなどの急性痛には、消炎鎮痛薬と呼ばれる短期的に用いる薬が処方されます。
しかし、消炎鎮痛薬は副作用が多いので、長期間は使わないことが前提です。
理由がはっきりしない慢性痛では、特効薬がありません。
精神的な症状だろうと考えられ、鎮痛「補助」薬として抗うつ剤が処方されます。
このように、薬を用いた慢性痛や慢性症状の改善は難しいのです。
このためげんきDASは、代謝の不調に着目し、こじれた痛み、不調を治すことを提案しています。
げんきDASが、皆さまのご健康にお役立ていただけることを願っています。
げんきDASの商品説明もぜひご覧ください。
げんきDASの研究は、50年ほど前に始まっています。
鍼や灸はなぜ効くのか?何を診断に用いているか?が研究当時のテーマでした。
皮膚の状態を測り、データの変化をていねいに調べた結果、栄養や酸素を運ぶ水分の過不足を診断に活用している、と考えられるようになりました。
特にこの数年で、患者さんがわかりやすい画面としたことで、臨床での活用が増えました。
ぜひげんきDASを、皆さまのご健康にお役立てください。