驚いてはいけません。
これは、MSX用の教育ソフトとして発売されたんです。(他機種にも移植されました。)
発売時のキャッチフレーズは「I LOVE 地理」です。
これで、親を騙して買ってもらう魂胆かと思いきや、面クリアの時の国旗で、世界の国々と国旗を覚えてもらうという目的があったそうです。
そうそう、タイトル画面には、「Antarctic Adventure」としか出ません。
いったい、どこから「けっきょく〜」が出てきたのでしょう?
どうやら、当時、大橋○泉が出演していたコマーシャルで「結局、南極、放送局」というセリフからとったらしいです。
現在では、ファミコン版はWiiのバーチャルコンソールで配信されています。
ちなみに、ファミコン版には、光る旗を取った時に「ペギコプター」というものがが追加されています。
(一定時間プロペラを使って浮遊しながら移動する事が可能。)
さて、ゲーム内容ですが、主人公のペンギンが南極大陸にある各国の基地群に、決められた時間内に到達することです。
で、このペンギン君の1歩が凄いんです。
距離計を見ると、1歩で1kmくらいは進んでいますよね。(苦笑)
タイムアウトでのゲームオーバーはありますが、自分も敵?も、死ぬことはありません。
(食べると得点になるお魚は…エサですから。)
こんな、ほのぼのとしたゲーム、BGMもやっぱりほのぼのとしています。
BGMは、ワルトトイフェル作曲の「スケーターズワルツ」です。
[オマケ]
このゲームには、SCC音源版が存在します。
「コナミ ゲームコレクションVol.1」という、FDで発売された「お得用・過去のゲームの詰め合わせパック」の中に入っています。
(「魔城伝説」「けっきょく南極大冒険」「イー・アル・カンフー」「イーガー皇帝の逆襲」「秘蔵版・王家の谷」5本が1枚のディスクに収録されています。)
「スナッチャー」のSCCカートリッジを持っていると、これらのゲームがSCCサウンドになるんです。
初めて聴いた「けっきょく南極大冒険」のSCC音楽は、さらに味わい深いものがありました。
(なぜか、2面クリアで南極点に達するという海外版が収録されています。)
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