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ONE2〜永遠の約束〜(PC) プレイメモ(1)

 そんなわけでとりあえず情報を遮断してBAD EDを目指してみる風味。

「くそう、幼馴染が起こしてくれたらこんなことにはならなかったのに」でウケてしまっている私は前作やった人です(笑)。ああ、そう言えば、幼馴染がいないギャルゲーは…初めてだったりするかも知れない。
 学校初日は食パンくわえて走るし。でもぶつかった相手は男だし(…期待すんなよそんなこと…)。
 しかし、貴島くん(=主人公)。ああとうとう18禁ギャルゲーもこう来たのかと変な感慨。自作弁当持参です。結構料理うまいっぽい。
 しかし。説明書見た時には及川くん(朝ぶつかった男である)が親友キャラだとは夢にも思いませんでしたとも…。しかも、これ……。
 ……腐女子を刺激するな貴島。オノレは誘い受けか。

 普通に勉強して真面目に学生しているつもりでいたら、不自然に巨乳の深月先生及び、彼女にピアノを習っている久遠ちゃんとのイベントが続いている。
 コンクールに向けて熱心に練習する久遠ちゃんと、そんな練習を見学モードの貴島くん。
 だけど、練習のせいで成績がガタ落ちの久遠ちゃん。担任教師である児玉っつーのはそれがちょっと面白くないらしい。講師である深月先生を責めるわ、他の生徒の前でも「ピアノなんぞにうつつを抜かす女生徒がいて」と久遠を説教の引き合いにするわ…。大人げないなあ。

 児玉先生にやたらと責められまくった先生、泥酔して貴島の家に来てしまいました。さんざん愚痴られたよ。ベット占領されちゃったよ。うわあん。
 …うーん、しかし。深月先生には夢があったみたいな。でも破れたみたいな。それが今では重荷みたいな。だから久遠ちゃんを応援していいのか迷ってるみたいな。そんなとこでしょうか。

 コンクールの日。
 自信を持たせようと久遠ちゃんを励ます深月先生の言葉がなんか今イチはっきりしない。
 それでも笑顔で舞台に行ったはずの久遠ちゃんは…。
 落選しちゃいました。
 演奏、ぼろぼろでした。そして、舞台を降りた久遠ちゃんは深月先生を「嘘つき!」といきなり責めるのねー。何なのよー!
 あ。出た。
 深月先生に触れようとして、何故かすり抜けてしまうような。小さな違和感。
 こう来るか…。

 ああー先生ルート入っちゃってたみたいですね。抱きしめてるし。BAD EDのつもりが。あわあわ。
 先生が過去の話をしてくれました。…うわぁここにこの曲を使うのはずるい!…(前作オープニング「追憶」)。
 小さな頃から常に努力でトップを走り続けて来てピアニストになると思っていたけど、大学の時に「天才少女」に出会ってしまって。努力では到底破れない壁に挫折してコンクールを無断で棄権。しばらく引きこもっていたけど、小さな頃から使っていたアップライトが目に入り…。プロじゃなくてもいいからピアノに関わっていたいとの思いを新たにして、教師として再出発。久遠に出会い、夢を託した。でも……。
 やべ。キスしてくれってか。し、しちゃう? してみる? だってしてって言ってるし。行け貴島。
 …って。おーい。BAD EDはどうした自分。やってしまいました…すいませーん。
 でも薄味。前作よりえっちぃくないかも知れない。

 あ、ひょっとしたらやっちゃったらBADパターン。
 順調に忘れてやがります、貴島のやつ。忘れたくなくて足掻きながらがんがん忘れちゃってます。
 あー…何とか家訓通りということになるでしょうか。いなくなっちゃったまま戻って来ませんでした、先生…。

□■□

 今回、ゲーム中の選択肢が前にも増して少なくて、すっかりサウンドノベル状態ですね。まあとりあえず…キスしない選択をしてみましょう。
 あ。帰って来ました。いつの間にか先生ルート入ってたんですね…偶然もいいトコだ…こちらのルートでは、帰って来てからやっちゃうんですね。しかも先生にのしかかられてるし。おーい貴島くーん。
 深月先生end着いたようです。でもCGあまりに抜けまくりですが。


ONE2〜永遠の約束〜(PC) プレイメモ(2)

 街をお散歩中に出会った乃逢ちゃんを追いかけてみる。

 深月先生からの補習プリントに悩むのを放っておいて散歩。
 犬のトーマに逃げられている乃逢ちゃんに遭遇。坂の勢いで止まれない彼女を
 A. 受け止める
 B. 避ける
 C. その他
 って出しておいて、選択したら「選択してる暇なんかねえ!」
 …や、やめれ。そういう小技でウケ取ってどうするよ…。
 犬に大福取られて追いかけ回していた彼女に大福とたこ焼きを奢ってあげる。いやー。食欲魔人だなあ。

 ルートじゃない時は1人で屋上で食ってた弁当、乃逢ちゃんが出て来ました。同じ学校の1年だったんだ。
 一緒にお昼を食べる。弁当を羨ましがられて、今度作って来る約束をしてしまいました。貴島ー。お前いいムコになりそうだ。
 放課後、乃逢ちゃんがグラウンド走ってるのを見つける。陸上部みたいです。

 で、弁当作って来てやったぞ。うりゃ。
 屋上で奈穂ちゃんと一緒にお弁当中だった乃逢ちゃん、自分の弁当を途中放棄して食べてくれました。みんなでわいわい。好評のようでよろしい。
 乃逢ちゃんは陸上の中でも長距離選手のようですね。で、蔵谷という先輩をとても尊敬している模様。奈穂ちゃんもご存知らしい。2人が蔵谷さんのことで盛り上がっている。

 屋上は点検とやらで入れない昼休み。学食で乃逢ちゃんに遭遇。蔵谷さんと一緒らしいが。
 うわっ無愛想…。奈穂・乃逢両名の話では真面目で努力家で乃逢ちゃんには優しいお姉さん的存在だったのになあ。男嫌いッスか? ひょっとして。
 ケーキの話になってしまい、流れで奢るはめに。
 放課後、一緒にケーキ屋に。メニュー品目全部ですかってぐらいに食べまくられてしまった…とほ。
 蔵谷さんの話なんかしたり。人見知り激しいだけですよーとか。
 あと、日曜日にジョギングに付き合う約束をした。
 そして日曜日。乃逢ちゃんとジョギング。今まで知らなかった街の風景を見ながらお散歩気分。
 しかし、スポーツドリンクで平然と間接キス…乃逢ちゃん全然気にしてなさげです。やれやれ。

 屋上ランチをしながら、陸上部員は少なくて、家の方向が違う人ばかりで、一緒に帰る人がいないという話になった。で、部活見物の後一緒に帰る約束をする。
 そのまま待つのも暇だし、タイム測るの手伝ったり。
 蔵谷さんとお話も出来ましたです。陸上ばっかりで男の子っちゅーもんに慣れてなさげですね。話しているうちに少し打ち解けてくれたみたい。
 乃逢ちゃんは、大会とか出るのは好きではないらしい。記録に追い立てられるのが。好きで走っているだけだからと。
 で、そんなこんなで練習手伝っているうちに、一緒に走ってみちゃどうよと誘われました。ゆったり話が出来るぐらいのペースを維持して走って持久力の訓練をするのだそうだ。やってみることにする。
 走っている間も、記録会とか新人戦とか薦めている蔵谷さん。でも乃逢ちゃんは嫌がっています。
 しばらくして、乃逢ちゃんがいきなり猛ダッシュ。何かと思えばクラスメイト綾芽さん。怪我しているらしい。乃逢ちゃんの必死の説得で保健室へ。
 怪我に対してとても敏感なのは、やっぱりスポーツ選手だからなのでしょうね。
 また日曜日に走る約束。今度は、街案内も兼ねて、だそうだ。
 そして日曜。かなり長い距離をゆったり走る。地理の把握も出来て来たみたい。

 部活手伝いつつ、どうして乃逢ちゃんは大会出ないのかなあなんて話を蔵谷さんとしたり。何かありそうなんだけど、まだ判らない…。中学の頃は陸上界では名門の学校にいて、大会とかも出ていたみたいだけど。
 そして、屋上昼食会は何故か綾芽さんと一緒の静かなもの…。乃逢ちゃんにどうして黙って食べてたのか聞いたら、綾芽さんはうるさいのが嫌いな人だから、らしい。そういうの、天然で判る子なんですね、この子。
 で、部活。この時にやっと原因を聞けた。乃逢ちゃん、全国大会でベスト8に入った翌年、膝の故障で出られなくなったらしい。一時は一生復帰出来ないと言われるほどの怪我。名門のコーチがスパルタ指導系で、だいぶ無理をした結果なんだそうだ。だから、記録に振り回されたくないってことなのね…。
 でも、大会の登録だけはさせてと蔵谷さん。長距離が2人しかいないので、蔵谷さんが引退した後に出る人がいないのは困ると。それならと登録だけ承知する乃逢ちゃん。

 でも大会当日。せめて蔵谷さんの応援だけでもと薦めたけど乃逢ちゃんは行こうとしない。家の掃除手伝ったりしてな…。
 本当は行きたいんだけど、あの空気に触れるのが怖い、というような話をしてくれる。出たくなってしまう。でも、そうすると故障の恐怖も思い出してしまうと。
 翌日になり、蔵谷さんは再び乃逢ちゃんに大会を薦める。結局、記録に振り回されたくないと言い続けることこそが、過去に振り回されている証拠だと言われて、ショックを受けたようで。
 蔵谷さんは、たった2人だけの大会を提案する。1ケ月後。全力投球でやってみようと。それを承知する乃逢ちゃん。中学の頃の練習メニューを持って来ます、と言っている。
 翌日、メニューを見た蔵谷さんは、やはり故障が出るほどの無理のあるものだと貴島に教えてくれた。うーん。スパルタだったんだね。
 お弁当を作る約束とかして。練習に付き合って。マッサージとか勉強したり。け、献身的過ぎるぞ貴島くん…。
 でも。厳しい練習の間に、ちょっと乃逢ちゃんのフォームの違和感に気づいたらしい。何故か綾芽ちゃんにビデオカメラを借りて、乃逢ちゃん本人にフォームをチェックさせる。
 うーん。足、引きずってる。ちょっとだけ。
 自覚させてから、少し練習メニューを控えめにする提案をする。受け入れられたらしい。
 ああでも無理してるよ。足ちょっと腫れてる。大丈夫なのかなあ。 大会前日。練習は休みのはずだが、出かけていたら練習している乃逢ちゃん発見…そんなことだろうと思ったぞ…。
 身柄を確保だ。蔵谷さんにも電話。きつーくお説教してもらって、以降は家でビデオなど見て無理に休ませる。
 そして大会を延長して、それからは無理ないトレーニングをしたはず…なのだが。
 大会当日。噂が噂を呼び、奈穂ちゃんまで応援しに来たりして。早朝にレーススタート。
 しかし、様子が変…。
 ああーっゴール近くで転倒しちゃいました。乃逢ちゃん、再びの故障〜〜!
 病院行き。そして医師の診断では、また、走れなくなるも知れないと……。
 平気と言いながら実は無理していたらしい。折角蔵谷先輩が調整してくれてメニューを無視して、隠れて中学の頃のスパルタメニューをしていたらしく。
 そして、あのビデオ。フォームを研究して、故障を隠せる走り方を研究しちゃっていたらしい……。
 まじっすか……。
 あーあ。学校中大騒ぎ。怪我人出してりゃ仕方ない。
 蔵谷先輩、故障で陸上を辞めたのを知っていながら、全国8位の実力が埋もれるのを惜しんで、陸上復帰を誘ってしまったことをすげー後悔している。乃逢ちゃん自身は引退を決意していたのに、部に引き込んで、あまつさえ大会に出ろ出ろと薦めてしまったわけで。無理するなと言っていた割に、無理させまくったのは自分なんじゃないかってね。
 いやーそれ言うなら貴島も監督不行き届きでしょう。一応、練習、見ていたんだし。
 乃逢ちゃん本人も、会いに行っても話してすらくれないよう。
 走れなくなってしまった自分は、ここにいる意味なんかないと。
 (…これが消滅の理由になるのね…。)
 乃逢ちゃんは騒ぎを起こしたと1週間の停学を言い渡される。
 そしてショックで不登校になってしまった貴島。

 と思ったら、停学明け、いきなり乃逢ちゃん家まで起こしに来るし。しかも復活してるし。何だこの元気は。
 その理由は話してもらえないままだが。
 練習している運動部とか、乃逢ちゃんに会うと少し気まずそう。走れなくなった彼女への配慮なんだろうな。うん。
 以前のように一緒に帰る。もう乃逢ちゃんは練習はしないから、部活はなしで。
 その時に、乃逢ちゃんが雑談的に「みんなが『お前誰だっけ?』とか言うんですよー」とか言ってる。でも貴島も不登校明けに及川などに「お前誰?」とか冗談言われてるので、その手の冗談だと思って軽く流し…たのがいけなかった。
 学食で、ついに記憶からの脱落が始まった。一瞬、思い出せなくて焦る。通りすがりの綾芽さんが名前を呼んでなかったら、思い出せないままだったかも。
 綾芽さん、「忘れないで」とか意味深に言ってたんですよね。
 彼女は、前作の茜ちゃん的立場のようです。この現象を知る人……。
 綾芽さんの言葉を胸に、忘れまいと必死に乃逢ちゃんにつきまとうストーカー貴島。一緒に帰ろうとしてげた箱で蔵谷さんに会う。
 彼女も忘れてる…。
 そして運悪くそれを聞いてしまった乃逢ちゃんは逃げ出してしまった。

 必死に探し回って、辿り着いたのは海岸。日曜日に一緒に走った時に、調子がいいと川を下って海まで出ると言っていたから。
 ……いたね。足、全然痛くないよ、とか、不自然な明るさで走ってみせる…けど引きずってる。
 貴島くん必死の説得開始。走れないなら意味がないなんて言わないで、と。
 あら。そもそも消えないんだ、乃逢ちゃんの場合。貴島先輩の胸借りて大泣きの乃逢ちゃん。
 何だか普通の青春ストーリーな感じー。この後のえっちシーンなんてつけ足し風味過ぎて逆に浮いてるっていうか(笑)。
 遥先生の時も思ったけど、実は密かに全年齢版を視野に入れてたりするのかなあ…何となく…。前作に比べて、えっちシーンの浮き具合(?)が半端じゃない。ばっさり簡単に切り捨てられそうな雰囲気。

 あと…何だろ。
 シナリオがね。浩平くんはふつーに「男の願望だよねえ」とか苦笑する展開が多かったんですが、貴島くんはそうでもないです。浩平ほど嫌いじゃないです。
 シナリオスタッフに女性がいるかな…何となく。


ONE2〜永遠の約束〜(PC) プレイメモ(3)

 そうなると気になるのは綾芽さん。

 図書館で最初に会った謎めき少女綾芽さん。教室で声をかけてみたり。
 掃除で同じ班になったようなので声をかけてみたり。
 …前作の茜ちゃんそのままですな。
 放課後に及川とっ捕まえて彼女のことを聞いてみるが、まあ、昔から孤立少女だったらしい。あいつに関わるとお前までクラスで変な目で見られるぞ、と忠告してくれる。
 また掃除の時間。当然同じ場所なわけだが。同じ班の別の女の子からも、綾芽さんとは話さない方がいいんじゃない? などと言われてしまった。うう。俺の勝手でしょう、そんなの。

 夢見て…ますね。中学の頃、親戚の家にいた時の話。退屈してた貴島に話しかけて来た「幾美」なる女性。
 綾芽さんと違って、感情ストレートタイプだ。
 うわー何者。同一人物だったら大変だ。
 夢から覚めた朝、いつものルートからちょっと外れて公園を通ってみたら、綾芽さん遭遇。めげずにストーカーな貴島くん。しかし、自分でも彼女が何でこんなに気になるのか判ってないって辺り、ちょっと嫌な予感が…。
 放課後もストーカーな貴島くん。掃除の時間は話しかけると例の女子がうるせーので手を振ってみたり(…ってそれもどうよ、お前)。終わった後、立入禁止のはずの別館の屋上の鍵を何故か持っている彼女についてって、読書している彼女のそばでぼけーっとしてたり。ちなみに鍵は1日だけ借りた時に合鍵作ってしまったらしい…。
 翌日も屋上に付いて行く。黙って隣にいるだけなので、ついうとうと。
 夢の中に出て来たぞ、幾美さん。また会えて嬉しいとか何とか。夢の中の幾美さんと貴島くんのやりとりは、何だか今の綾芽さんと貴島くんのやりとりと似てる。ただ、立場は逆だけど。幾美さんは話しかけて来る。貴島は照れもあってはまともに話せない。
 綾芽さんに揺り起こされた時に、彼女に「幾美さん?」と呼びかけてしまうバカな貴島くん。寝ぼけるのも大概になされ。

 そんなこんなでまたお掃除時間。今日は、ちょっとしたふざけ合いから男子が喧嘩を始めてしまった。その2人にいきなりホースで水ぶっかけたのは綾芽さん。あちゃー。
 今度は綾芽さんに突っかかる2人。見てらんないので止めに入る。一瞬矛先がこっちに向きかけたけど、何とか諦めて喧嘩は収まったようだ。
 「やってらんない」と行ってしまった班のメンバー。残された2人。
 喧嘩の余波で倒れた花壇の花を修復して行く綾芽さん。うーんちょっと意外。茎がぽっきり行っちゃってるのは添え木が必要かなあ、と、貴島くん用務員室まで行って来ました。
 何とか花壇を直したら、じょうろで水をあげ出している綾芽さん。植物には優しいですね。
 花の名前、カリナタ…? サフランモドキ、とも言うらしい。帰化植物で最初はサフランと間違われていたとか。何か思い入れがありそうな気配。
 その日の帰り道、貴島くんのお腹が鳴ったら、綾芽さんがゼリーな栄養食品(ウィダーinゼリーみたいなもんだ)をくれた。おお。何か打ち解けた気配。
 気になっちゃって、サフランモドキをインターネットで調べ始める貴島くん。花言葉は「純白な愛」そして「期待」。

 放課後の綾芽さん読書タイムに貴島は、深月先生に渡されたプリントを片付けることにしたらしい。紅茶の魔法瓶持参で。
 綾芽さんも飲んで、そしておいしいと言っていただけたようです。
 退屈じゃないのかと聞かれる。いや別に退屈じゃないけど。
 そして夜。また夢見ている。雲1つない快晴は逆に苦手と言っていた幾美さん。自分と世界の距離がつかめなくなるから、らしい。
 貴島の初恋の人であるらしい。でも「この世界からいなくなってしまった人」なのだそうだ。
 ……どういう意味?
 まあそれはそれ。
 学校行って、及川から、お前女子に嫌われかけてるぞ、と忠告される。綾芽さんのことでね。
 んで例の屋上。
 少しだけ気になって、綾芽さんに、もう少しだけクラスメイトと妥協してみたらと言ってみたりするが、彼女が受け入れるわけがない。
 貴島は、こうして綾芽さんの隣で空を見ているのは嫌いじゃないよ、と話し出した。中学の頃、初恋の人と一緒にやっぱり空を見上げていた思い出。そしてその人の面影が綾芽さんに似てるなんてことも。
 やっぱり、もう亡くなっている人、なのか。幾美という名前をつい言ってしまい、ちょっと綾芽さんに驚かれる。そして確認するように「亡くなったのか」と聞いて来た。そして「それでも覚えているのか」とも。
 …珍しい。彼女が質問するなんて。
 知り合いなのかな、幾美さん。

 いつもの屋上タイム。何故か綾芽さん、屋上の合鍵を貴島にくれる。…うーん。まだ意味不明。
 そして夢。幾美さんが話す「永遠」。現実が許せなくて、永遠を望んだ男の子の話…(…浩平@前作??)。
 さて屋上。珍しく寝ていた可愛い寝顔を堪能した後は、残り少なくなったプリントと一緒に、アフタヌーンティセット持参な貴島。カップにソーサーにレモン、ブランデー、角砂糖。紅茶が魔法瓶の中なのは仕方ない。
 のほほんとティータイム。相変わらず口数は少ないけど。
 …この繰り返しだなこのシナリオは。そして夢の続き。
 ああやっぱり浩平のことか「男の子」は。前作のみさと関連の話が語られた後、幾美さんは意味深なことを言う。永遠の世界に行くことを願った浩平には共感出来ると。そして「和宏くんなら、一緒に…来てくれるかな」。
 目が覚めたら雨。何となく公園回りコースで登校したら、綾芽さんと一緒に仔猫発見。
 綾芽さんは「忘れ物」とそこをすぐ去ってしまう。にゃーにゃー鳴かれてしまった貴島はミルクを温めて持って来ちゃった…ら、先客が。綾芽さんの忘れ物もミルクだったらしい。
 1時間目をサボって遅刻。そりゃ男と一緒に遅刻して来たら目立つわな。例の掃除班女子に綾芽さんが絡まれてる。家が金持ちで学園に寄付しているせいで担任の児玉から贔屓されているとか何とか。その場は奈穂が取り持って収まったけど。
 家にいたくないから放課後屋上で時間を潰しているとは聞いていたけど。うーん。
 放課後、猫を見に行こうという口実で一緒に帰ることに成功。でも、猫、いなくなってた。誰かに拾われたのかなあ。

 夢の話は幾美さんとの「最期」。もう会えないと言って来た幾美さんはその場で気絶して病院に運ばれた。家族でも何でもない貴島少年は病院を追い出されて、そのまま会えなくなった。
 難病だったようだ。ただ、会えなくなっただけで、死を看取ったわけではなさそうだけど、その状況からすれば確かに…亡くなっていると考える方が自然だろう。
 うーむ。
 その日の屋上タイムで、やっぱりまた蒸し返してしまった。わざわざ女子たちの神経を逆撫でするような言い方はしなければいいのにと。でも、上辺だけの付き合いなんてしたくない、の一点ばり。人の心はうつろいやすい。永遠なんてない、と。
 そして、身の上話をしてくれた。
 2つ年上の姉。心臓を患っていて、滅多に外に出られなかったそうで。でも、綾芽さんにとっては憧れのお姉さんだったらしい。
 でも、そんなお姉さんのお見舞いに、親は1度も顔を出したことがなかったそうです。父親は仕事に逃げ、母親は愛人の家に入り浸って、家にも帰って来なかった。
 それを綾芽さんは、自分たち姉妹は「捨てられていた」と断言する。
 夏の終わりに死んだ姉が、生前話してくれたこと。それは。
 …あの夢の話。
 綾芽さんは、幾美さんの妹だったのだ。
 あの日、病院で1度会っていたそうで。追い出されながらも一目幾美さんに会いたいと病院関係者に聞き回っても誰も相手にしてくれなかった時、綾芽さんは「幾美という人を知っているのか」と貴島に聞いてくれたらしい。
 …うわあ。運命っつーかなんつーか。

 何となく話しづらくなっちゃった時に、いいもの見つけました。カリナタ咲いたのです。
 屋上に行って、見せたいものがあると綾芽さんを引っ張って来た。でも、そこにあったのは、無残に荒らされた花壇。掃除班女子の仕業でしょうね。
 綾芽さんは、友達なんて要らないと、誰も自分が1人になりたくないから上っ面で合わせているだけだと言って譲らない。そして、話してくれる。永遠を望んだ男の子の話の続きを。
 それは前作のバッドエンド。自分の存在を現実から消してしまう。周りの人間全てから忘れられることで、存在そのものがなかったことになってしまう。
 綾芽さんは、幾美さんも実はそうなのだと話した。自分と貴島以外に、幾美の存在を覚えている人がいない。病院で貴島が追い出されてしまったのは、そもそも誰も幾美なる患者のことは知らなかったからに過ぎない。
 綾芽と一緒に病院にまで行ってそれを確認してしまって、茫然となる。もちろん、親も…自分の「娘」のことを忘れていた。
 それから綾芽は絆を信じなくなった。いずれあっさりと消えてしまうかも知れないものなら、最初から欲しくないのだと。
 …ああーもう。

 雨の日の放課後。雨に打たれている綾芽さん発見。
 少しうつろな目で「声がする、呼んでいる」と呟くその様子があまりに尋常じゃないので、家に連れて帰って来た(前作の茜……)
 洗面所貸して、服も貸す。ホットミルクもあげる。
 やけになるな、もっと自分を大事にして欲しい、と怒る貴島に、私の気持ちなんか判るわけない、と、生乾きの制服に着替えて万札置いて(服のお礼だそうです)出て行ってしまいました。
 うー。追いかけた方がいいのかな。
 公園まで来て、また同じ口論が始まる。自暴自棄になるな vs 私の気持ちなんか判るわけない。
 そこにナンパ男さんがやって来ました。綾芽さんにちょっかい出して来るけど、あまりに相手にされてないので逆ギレ。危険を感じた貴島が食ってかかったらボコボコにされました(笑)。情けない…。
 綾芽さんが止めに入って来た。楽しませてくれんなら止めてやる、と言われて…服を。
 あーあ。綾芽さんを止めようとしてももう貴島くん動けません。彼女の悲鳴を最後に気絶。

 どうやら通りすがりの人によって助けられたらしい。貴島も(情けない…)。
 彼女の部屋で看病されてます。
 ああ。こういうお約束なんですね。体張ってくれた男に転びますか、綾芽ちゃん。やっと素直になれたはいいけど…やっぱ前作の茜の影が…
 18禁シーンはめちゃめちゃ淡白です。これエロゲって呼んでいいのかなあ。CGはともかく、テキストが凄く淡白。前作に比べてだけど。
 何とか復活して学校に行きだした貴島と綾芽をからかう例の女子班。でも綾芽は「それが何?」的に堂々としたもんで。一気に公になってしまいましたな。ははは。

 でも。
 あまりに貴島との関係が「幸せ」過ぎて、綾芽は急に怖くなったらしい。
 幾美さん。お姉さんは、自分が覚えているというそれだけが存在の証だったのに、どんどん心が貴島に侵食されて、お姉さんのことを忘れてしまいそうになっていることに気づいた。
 忘れたくないから、だからこれ以上優しくしないでとつれない宣告。そんなあ。
 …うわーそんな理由で消えるかこの子。貴島より姉を取ったか…。
 (それ言うなら前作の浩平だって女の子より妹取ったわけだが…)

 彼女も1年待ちました。でも無事に帰って来ましたね。うーん。ある意味メインストーリーか。オープニングにやたらと彼女が出ていた理由が判った…ような。


ONE2〜永遠の約束〜(PC) プレイメモ(4)

 んじゃいよいよ奈穂ちゃん?

 オープニングで、色々と校内を案内してくれた執行委員のクラスメイト。転校生ゆえ、勉強で判らないことあったら訊いてねと言われたので、死ぬほどダメダメな代数幾何について、つい助けを求めてしまったりしてなー。
 屋上ランチが奈穂ちゃんとになりました。彼女、孤児だったんですね(絶句)。そんな素振りは感じなかったよ…。
 で、お掃除班は奈穂のいるE班になっちゃいました(でも「同じF班の男子に引っ張られ」て行っちゃまずいだろ、シナリオ担当…)。
 で放課後は奈穂ちゃんとお勉強。非常に理解が進んだようで何より。
 帰り道、お礼に何か奢ると誘ったけど、バイトがあると断られた。もしかして独り暮らしなのかな??
 及川と学食ランチした時に何だか不穏な気配が。貴島一家は幸せだと何かまずいの? うーんまだ謎。他ルートの時とのギャップが激しいなあ。及川、何を言いかけたんだか…。
 放課後、奈穂ちゃんのバイト姿見たいなーという話になる。蕎麦屋らしいが、何故か恥ずかしがっている。何故。
 行ってみて納得。袴姿の…大正ルック(貴島・談)である。なかなか可愛いじゃないすか。

 放課後。勉強教えて欲しい話をしていたら、担任の児玉に奈穂ちゃん呼ばれました。手伝って欲しいことがあるらしい。その時に、クラスの女子たちの噂話が聞こえて来た。どうも、奈穂が特待生だから、先生に媚びていると思われている…らしい。
 気になって、奈穂の頼まれ事を手伝う決心をしてみたり。
 しかし、来てみたらどうよ…。大量の紙を折ってホチキスで止めて冊子を作る作業みたいだけど、1年生でやる範囲の問題が。何で2年の俺たちにやらせるんじゃーとか思いながら作業。これ、1人でやってたら、奈穂、完全にバイト遅刻してたと思うんですが。
 翌日、遅刻しそうになっている時に謎の女の子登場。これが心音ちゃんですかね。まだ会ったことのないもう1人。でも今回は無視。

 放課後、何故か及川に誘われる。…何だろう。駅前で買い食いツアーしながら何気ないことを話してはいるが。うーん。やっぱり何か言いたそうな気配なんだが。何なんだろう。ちなみに奈穂とは中学2年以来のクラスメイトであるらしい。
 その帰り道、小さな女の子とキャッチボールをしている奈穂に会う。1人で遊ぶのは寂しいから、という言葉に妙な実感が。
 …それで、彼女の境遇を知ることに。育ったのは養護施設で、高校に入る時に独立して独り暮らしを始めたそうだ。施設では年下の子供たちともよく遊んでいたので、小さい子の扱いは慣れていたというわけだ。
 そして舞台は昼休み。及川と一緒に食べながら奈穂ちゃんの子供扱いのうまさなんかを話題にしている。あの子って真面目で努力家だよなあ、と感心していたのに、及川は…どうも奈穂ちゃんのその真面目さを快く思っていないっぽい。どうしてだろ。
 物理の時間にテスト形式でプリントやらされている時、教科書が違ったせいか悪戦苦闘していた貴島に及川が教科書投げて寄越した。でもそれを児玉先生に見咎められる。妙に反抗的な態度の及川。まあ、児玉が嫌いなのは仕方なさげだけど。
 授業の後、奈穂は先生に対してあんまり突っかかるようなことはしない方がと及川を諌めている。それに対してもえらい不機嫌な及川。
 2人になった後で奈穂が、自分は及川を怒らせることがよくあるので、嫌われているのかも知れないとちょっと落ち込んでいる。うーむうーむ。
 …貴島、3人で勉強会して仲直りの機会を作るという作戦に出たらしい。
 とはいえ、及川も化け物な理系頭脳の持ち主で、数学も理科系科目も軒並み90点以上の天才なわけで(でも文系科目は赤点大行進)、貴島が悩みまくっている代数幾何なんて勉強せんでもいいわけで。仕方ないので及川に勉強教わってみたりする貴島。
 少しは気まずさ取れたかな。

 日曜、街に出てたら大荷物の奈穂。聞けば養護施設への土産だそうで。あまりに大荷物なので手伝いを申し出て、そのまま子供たちと遊ぶはめに。
 帰り道、奈穂が話してくれたことによれば、最初は奈穂はさる老夫婦に引き取られたんだけど、何故かそのおじいさんの方が養護施設を始めることを決意して、それで出来た施設の一期生(?)として入っていたそうだ。だから一番年上なのね。
 と同時に、最初の1人だったということは、ずっと1人で遊んでいたということで。公園キャッチボールの時の「1人で遊ぶのは寂しい」がここにつながって来るのね。
 ちょっと色々頑張り過ぎな彼女を、息抜きに誘ってみる。OKしてくれたものの、その放課後、また児玉先生に手伝いを頼まれて引き受けてしまったらしく。
 及川がそれを聞いて、奈穂を咎めている。先に貴島と約束してたのに、何で先生の方を断らなかったんだと。…うーん。及川。何なんだろうな。奈穂がひょっとして好きなのかなあこいつ。心配してるのか?
 貴島、また彼女を手伝うことに。でも、頼まれた用事は先日のに比べると時間はかからなくて済んだ。だから、これからでも遊びに行こうと提案。ゲーセンでちょっと遊んで、公園のベンチでサンドイッチで休憩して。
 その時に、貴島は父親の話をする。仕事ばかりして、倒れてしまった父親。無理している人は、自分が無理しているなんて自覚がない。奈穂もまた、自覚がないまま頑張り過ぎるように見えると。
 奈穂は、自分が納得してやっていることだと、「約束」だと言った。----母親との。
 捨てられた時、いい子にしていれば、迎えに来ると言ったそうだ。
 ざ、残酷な母親だなあ…。
 貴島は、それでも頑張り過ぎないで欲しいと奈穂に言う。出来ることがあれば手伝うからと。まあ要するに頼って欲しいと。
 独り暮らしの食事は効率悪いし、たまには食べに来いなんてことまで。

 で、少しずつお手伝いとかしているんだが、していると見えて来たこと。
 まず、クラスの女子からやっぱりちょっと疎まれてる。それと、何か色んな人にいいように利用されている雰囲気がふつふつと。
 どうやら食事の約束したようですね。放課後に具体的な時間決めている。
 そんな所に及川が来た。話があるらしい。奈穂と別れて歩きながら言い出したことは、奈穂の手伝いは辞めろということだった。
 優等生で、頼まれると断れず、利用されているだけの奈穂が気に食わないらしく、何もかも1人で抱え込んで倒れるようなことがあるならそうなればいい、という思惑のようだ。つまり、自分がやっていることのバカさ加減に気づかせたいということらしい。
 回りくどいが心配しているのだろう。
 で、及川が奈穂を気にする理由を話してくれたわけだが。
 中学の時不登校だった及川を学校に引き戻したのが、当時学級委員だった奈穂。
 彼女がいなかったら、今こうして学校に来てはいないと。
 そして----彼女が好き、なんだと。
 だから、貴島が中途半端な気持ちならこれ以上奈穂に関わって欲しくないのだと。
 ああーやっぱり。ま、参るなあこれは…。

 以来、奈穂とも及川とも気まずくなって距離を置いてしまっている貴島。ある時、中庭で話している2人を見る。
 離れた後、奈穂に何を話していたのか訊ねてしまった。そして帰って来た言葉は。
 告白だったそうだ。好きだと。で、奈穂の方は、答えられなかったと。
 その時に、貴島は自分の想いに気づいてしまう。自分もまた彼女が好きだと。だから、及川と話しづらくなっていたんだと。
 貴島は、放課後、及川に声をかけてライバル宣言ぶちかましています。
 及川は、こないだと同じことを。貴島は奈穂に優し過ぎて、逆に彼女のためにならないと。彼女が貴島を頼るようになってしまったら…。ずっとずっと永遠にあいつのそばにいてやれるって約束出来るのか、と。
 及川が奈穂に冷たいのは、彼女自身のためだというわけですね。自分の限界を早く悟って、無理するような生き方を辞めて欲しいと願っている。
 (うーん。プレイヤーの個人的な感覚では及川に一票って感じですねー。)
 で。テスト前。貴島の家で勉強会することに。奈穂はその時に、どうしていいか判らないんだと及川のことを話してくれた。どうすればって貴島に聞かれても困るよな。自分で決める問題だと思うし。
 奈穂は、明日及川に返事をする決意をしたらしい。
 うわぁ。
 当然気になって眠れやしない貴島少年。
 で、翌日。耐えられずに及川に尋ねてしまった。奈穂の答えは、「付き合ってもいい」ということだった。
 でも、どうして付き合ってもいいと思ったのかと及川が訊いたらその答えは「断ると悪いから」。
 で頭来た及川は、そんな理由なら付き合わなくていいと断ってしまった(…こいつー。いい男じゃないっすかー。うわー許しがたくいい男や…)。
 お前が告白したって頷くんじゃないの? それどころかヤらせろって言ったらヤらせてくれるかもな、などと口を滑らせた及川を貴島は思わず殴りつけてしまう。及川はそれに反撃はせず、ただ去って行きました。
 頭の中がもやもやしています。告白したら「断ると悪い」で受け入れられてしまうような奈穂ちゃんに対してだと、逆に告白もしづらいわな…。

 試験も終わりに近づいた頃、一緒に帰っていた時に奈穂ちゃんがいきなりぶっ倒れました。
 家の近くだったのでとりあえず家に運んで、病院の場所を知らなかったので電話で往診を頼んだようです。
 過労だそうですけど。
 でもその時になって彼女が苦しんでいたんじゃないかと気づく。少なくとも友達としては嫌っていなかった及川を、自分の態度が怒らせていたことを何だか気にしていたみたいだったし。それでもバイトに執行部に勉強に手を抜くことはしなかったし。
 無理させないように手伝うつもりでいたけど、そういう心労までは気が回らなかった。結局及川が心配した通りになっちゃったことに。
 熱にうなされている彼女は、貴島の手を母親の手だと思っている。いい子にしてるから、とうわごとを繰り返す。手を握られたまま。
 しばらく寝てから、彼女が目を覚ます。お粥をあげたり。その時彼女が、もうすぐ母親に会えるんだと話してくれた。来月、まだ日程は未確定だけど、迎えに来てくれるらしい。
 …ホントに、来るのかなあ…。

 翌日、テスト直前に現れた奈穂ちゃんの顔色悪し。ああ無理してるー。
 何度も何度も、無理するなと言うんだけど「大丈夫」の一点ばり。頑固だなあもう。
 貴島は、放課後及川を呼び出した。そして、彼女が倒れたことを話し、やはり及川の方が正しかったと認めた上で、奈穂が無理していたら止める役になってくれるよう頼んでみる。来月の母との約束、それが過ぎれば彼女も少しは肩の力が抜けるかも知れないから、せめてその時まで。
 及川は断った。もう一切、奈穂に関わるつもりはないと(…潔いな…何処までええ男なんやこいつ…)。それと、母親が会いに来るというのも…叶わぬ期待だと断言している。
 そしてテストの成績は…さんざんだったようで。貴島も、奈穂も。奈穂は特待生で学費免除を受けているので、その代償として好成績を要求されていたのだ。
 物理の時間、テストを返しながら1人1人にコメントつけてる児玉先生は、奈穂に返す時に、がくっと落ちた点数に対してみんなの前で怒り始める。特待生がどういう立場か判ってるのか! などなど。
 その態度にムカついた貴島は思わず先生を怒鳴りつけてしまう…忙しい奈穂に用事を押し付けたりしてんのは誰なんだよ、半年担任してて彼女がどれだけ努力してるか知らないはずがないだろ、などなど。
 先生の逆鱗に触れちゃったようで。三日の停学食らいました…っておい! そ、それはいくら何でも職権乱用ではないか児玉先生…。
 で、奈穂ちゃんもそれを気に病んじゃうのよね…悪循環だなあ。
 停学中、プリント届けてくれた奈穂ちゃんが、ついに貴島の優しさを拒絶しました。これ以上迷惑をかけられない、と。頼ってしまうと自分が弱くなってしまうと。
 そして、どうしてそんなに優しいんですか、と訊いて来る。
 優しいんじゃなくて奈穂が好きなんだと言いたいわけですが、及川にコクられたことで精神的に思いつめて倒れた彼女を見ているだけに…言えない。
 来月、母親と会う日程が正式に決まったと教えてくれる。だから、それまでに自分の出来ることをしたいと。
 以来、前にも増して頑張ってしまう奈穂ちゃん…。彼女が無理した様子もなく元気であればあるほど、逆に無理してるんじゃないかと心配してしまう貴島くん。

 ついに約束の日。母親に会うために放課後1人で帰った奈穂。その後に、及川は話があると貴島を引き止めた。
 3年前にも、奈穂は同じ約束をしていたと話してくれる。母親と会うと。でも、その時、----すっぽかされたのだそうだ。
 その時に気になって奈穂の母のことを調べようとしたらしいが、手がかりどころか、誰も彼女の母親のことなんか知らない。
 それでも彼女は「約束している」と会いに行く。
 ----毎年、同じ日に----。
 彼女は、実際には交わされていない永遠の約束を信じているだけ。そして毎年裏切られ、そのたびに「私がいい子じゃなかったから来てくれなかった、もっといい子にならなきゃいけないんだ」と自分を追いつめ続けているのだ、と。
 貴島は雨の中、奈穂を探しに行く。公園で、傘もささずに濡れているのを見つける。
 来てくれなかった、もっといい子にならなきゃいけない、とうつろに言う彼女に、及川は今まで真実を告げられなかった。その約束だけが彼女の心の支えだと知っていたから。
 でも貴島は…。
 言います、本当のことを。
 いつどんな風に約束したのか思い出してみてと言ってみたりして。
 奈穂はぼんやりと何かを納得したみたいでした。そして、結局自分は要らない子供だったのだと。会いに来てくれる価値もなかったのだと。
 貴島はついに告白してしまうのですね。自分は違うと。好きで、ずっとそばにいたい、支えたいから。だから要らないなんて言うな、と。奈穂は「好きだと言ってくれてありがとう」と言った後、指切りをしたがる。
 してあげる。ずっとそばにいるという約束とともに。
 でもその途端。
 ----あー。消えちまいやがった。

 奈穂シナリオもえっちぃは1年たった再会後ですねえ。でもこれは却ってない方がいいかも知れない…。なしでtrueに行けるルートがあっても良かったかなあ…前作みたいに。


ONE2〜永遠の約束〜(PC) プレイメモ(5)

 奈穂ちゃんルート途中で街で出会った謎の少女を追いかけてみるぞ。

 1度その謎少女に構ってしまうと、何故か毎朝会うはめに。でも、向こうは一言声をかけて逃げて行くだけなんだが。
 何よう。
 人形持ってるな。ここであえて選択肢を出すということは、懐かしい感じが…するんだろうな、多分。
 んで、何度目かの再会の後、何故かその持っている人形を押し付けられてしまいました。
 と言いますか、あの。その制服はウチの学校のではないですか。何故気づきませんか貴島。
 学校来たら、いたよ謎少女。やっぱりこの子が心音ちゃんかー。
 しかしあの「来ちゃいました」って何よあなた。
 それ以来、休み時間ごとに何故か貴島に会いに来る心音ちゃん。でも男ども(…主に及川?)に阻まれてロクに話も出来ないっぽい。
 昼休み、一緒にランチをと誘われてようやく話が出来たはいいが、何気なく家族の話になったら、母親が死んでいると。悪いこと聞いちゃった、でちょっと気まずい。
 放課後、笑顔に戻った心音ちゃん。元気になったみたいで良かった。一緒に帰る?
 色々と話をする中で、毎朝同じ場所にいた理由と、何故人形をくれたのかを聞いてみたけど、この2つだけは答えてもらえない。

 その晩…また夢ですか。いやいいんですけど。
 小さい頃に誰かと追いかけっこした時の記憶らしい。相手は女の子みたいですね。「お兄ちゃん」と呼ばれていたけど、妹の佳菜美とは外見が違ったらしいし。
 その朝も待ち伏せされてます。…現実だったらちょっと怖いです、この子。一緒に行きつつ、彼女が1年であることは判った。
 昼休みまた一緒。今度の情報は、祖父母と暮らしていることと、おばあさんが門限に厳しいこと。でも何処か遊びに行きたいね、という話をしたら、夕陽丘に行きたいと心音が。
 放課後、一緒に行きます。ただの草原…いやベンチがあるから一応公園? でも「来たことありますか?」と聞いて来る心音。ないと答えると…ちょっと寂しそう。
 うーん。そういうこと? そういうことなのかな?

 また夢。転んじゃった女の子に「いたいのいたいの…」とおまじないしているらしい貴島(幼年期)。
 朝、遅刻しそうになりつつまた会った心音に「お兄ちゃんって呼んでもいいですか」攻撃を食らいました。は、はあ…そんなの認めるなよ貴島(苦笑)。いいけどさ。
 日曜日にお弁当持って夕陽丘にピクニックの約束をしました。弁当作るのは当然貴島です。
 帰り道、「お兄ちゃんって、約束守る人?」などという意味深な質問して来る心音ちゃん。はあ。早く思い出しなされ、夢で(…という展開になりそうだ)。
 で日曜日。タコさんウィンナー作ったりして出発。
 夕陽丘、住宅街の中にある割にあまり開発の手が入ってなくて、心音ちゃんのおばあさんが知る頃から風景があまり変化していないのだそうです。その理由は、心音ちゃん(のおばあさん)が話す所によれば、ここの地主の遺言でこのままにされているそうで。
 地主はある老夫婦だった。おばあさんの方が先に亡くなり、おじいさんはしばらくすっかり落ち込んでいたのが、ある日を境に突然元気になったそうで。いわく、夕陽丘でおばあさんに再会したと。
 子供たちはそれを信じず、夕陽丘に散歩に行くおじいさんの後をつけた。もちろんそこにおばあさんはいない。誰もいない空間に楽しそうに話していたらしく。
 でもその後でやっぱりおじいさんも他界。その時の遺言が、この公園に手を入れてくれるな、ということ。
 そんな由来があったのねえ。
 お昼だからタコさんウィンナ行きましょう。好評のようでよかよか。

 その夜の夢。あー決定打。小さい頃、貴島少年は夕陽丘に来ていたみたいだなあ。心音ちゃんと。そして、その場所で婚約してるよ。お嫁さんになりたい→大きくなったらね、程度の話だけど。
 あら。起きた貴島、覚えてないし(笑)。都合のいい記憶だ…。
 日曜はまた夕陽丘デート。でも今日は居眠りしてしまっていたらしく。その間に見た夢は、遠くに行ってしまった「おにーちゃん」がいつか迎えに来てくれると信じている心音(幼年期)と、心音に兄がいないことから「おにーちゃん」の存在を信じない周りの言葉。
 学校のげた箱で1年生の早川直樹くん登場。心音のことが好きで何度か告白するたびに断られていたらしい。だもんで、心音が好きになった貴島に、気持ちを確かめに来たと。ちゃんと真剣に心音のことが好きなんですか、と。
 貴島は「譲らない」ときっぱり告げる。それでふっ切れたっぽい。この子も結構ええ男ですな。引き際潔し。
 でも、休み時間何故か顔を出さないので不安になってちょっと探してみたり。いたいた。早川に問われて、好きな人の名前を暴露してしまったことを気に病んでいたみたい。
 放課後、家に来たいと心音ちゃん。ごっつぅ意味ありげに、だ。
 …ええーこんなトコでえっち入っちゃうですかー? 何か唐突ー。
 でもコトが終わった後で、心音ちゃんは「忘れないで」を連発する。やれやれ。きっぱり忘れてますねこの男は。

 そのまま泊まっちゃってる。
 で、見た夢(?)は、心音ちゃんが小さい頃に「婚約」のことをママに報告している所。
 朝、学校行きつつ気になって人形のことを聞いてみたり。心音ちゃん、思い出してくれないことがショックなのか「ばかー!」で休み時間にも来てくれなくなった。
 1年の教室行ってみた。心音は早退していたらしい。
 謝りに行くか。とりあえず怒らせたんだという自覚はある貴島。
 でも、夜になるまで待っても心音の家は誰も帰って来なかった。
 諦めて帰ると、掃除しに来ていたという母親から電話が。その時に、机の上の人形のことを話してくれた。小さい頃、この街に一週間ぐらい遊びに来ていた時に、好きになったらしい女の子にプレゼントした品であると。
 翌朝。いつもの角にいなかったので、家に迎えに行ってみたら、
 消えてました。
 早川くん、こんな時にも結構重要人物。彼が忘れてるのが決定打。

 家に帰って人形を見て思い出す。そして再会の場所は夕陽丘。そこでもう一度人形をあげる。もうここにはいられないと泣く彼女に、今度会う時は絶対忘れない、と約束する貴島。
 とうとう実体もなくなりました。これがtrueなのかな…何か失敗したかしらん。
 うわ。スタッフロール後…。
 そ、そう来るですかー!!!
 ひょっとして転生して…る?
 そ、そんなのって…(茫然)。
 とにかく子供になってる…これからどうなっちゃうんでしょうか…(笑)。

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