MCPツール

Model Context Protocolのツールのメモ。

概要

MCPのツールは、処理を行う関数のようなもの。

ユーザーが入力した命令や質問（いわゆるプロンプト）に応じて、LLM（いわゆるAI）がどのツールを呼ぶか判断し、そのツールを呼び出す。

MCPサーバーはツールを提供する。

LLM起動時に、MCPクライアントを介して、そのMCPサーバーが提供するツールの一覧が取得される。

各ツールにdescription（ツールの説明）を記述しておくことで、そのツールが何をするものなのかをLLMが認識する。

ツールの実装方法

MCPサーバーでツールを実装する。

実装する内容は以下の通り。

• ツール名
  • 自分のMCPサーバー内で一意となる名前を付ける。
  • LLMアプリケーションでユーザーに向けて表示されることがあるので、ユーザーにも分かりやすい名前にするのが良いと思う。
  • 命名規則は、camelCaseでもハイフン「-」区切りでもOK。
    • snake_case（アンダースコア区切り）は、LLMアプリケーションによっては「MCPサーバー名_ツール名」のようにアンダースコアを使うことがあり、少々紛らわしいので、避けておくのが無難だと思う。
• 説明
  • ツールの説明は、LLMに内容を分からせるための説明を書く。
  • 日本語を解するLLMであれば、説明文は日本語でもOK。
• 引数
  • ツールの内容によっては、引数を定義することが出来る。
• ツールの処理本体
  • 引数を受け取り、処理を行い、結果を返す。
  • 結果の形式は何でも良さそうだが、JSON形式で返すのが無難だと思う。