S-JIS[2025-05-19] 変更履歴

MCPリソース

Model Context Protocolのリソースのメモ。


概要

MCPのリソースは、データそのもの。
例えば、ファイルシステムのおけるファイルとか、データベースにおけるテーブルとか。

MCPサーバーはリソースを提供する。(必須ではない)
LLM起動時に、MCPクライアントを介して、そのMCPサーバーが提供するリソースの一覧が取得される。


データを取得するMCPツールを提供するなら、MCPリソースは別に要らないと思う。

なお、MCPツールはLLM(いわゆるAI)が必要に応じて自動的に呼び出すのに対し、MCPリソースはユーザーが選択して明示的に読み込むという違いがある。


例えばClaude Desktopでは、テキストファイルをドラッグ&ドロップすることにより、そのファイルを調査対象にすることが出来る。
テキストファイルをドロップすると、チャット欄にそのファイルが添付される。
そして、チャット入力欄に「行数を教えて」みたいに入力すると、そのテキストファイルの行数を教えてくれる。

MCPのリソースは、いわば この「ファイルをドロップする」の代わりである。
Claude Desktopでは以下のような手順でMCPリソースを使用できる。

  1. チャット入力欄の下部にある「+」アイコンをクリックする。(使用できるMCPサーバー一覧が表示される)
  2. 「{{MCPサーバー}}から追加」をクリックする。(そのMCPサーバー提供しているMCPプロンプトおよびMCPリソース一覧が表示される)
  3. 読み込みたいリソース名をクリックする。(MCPサーバーからリソースのデータが取得され、チャット欄に添付ファイルのような形で貼り付けられる)
  4. チャット入力欄に、そのリソースに対する質問を入力する。

リソースの実装方法

MCPサーバーでリソースを実装する。

実装する内容は以下の通り。


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メールの送信先:ひしだま