するとある晩、シヴァグルの夢にシヴァ神が現れて、彼にたずねました。「学識深く、敬虔で、全てを知るが16歳で生涯を終える子供と、凡庸だが長命の子供とならば、汝はどちらを望むのか」と。
シヴァグルはちょっとためらいましたが、「短命でも、敬虔で知性溢れた子供をお授けください」と答えました。
彼の言葉にいたく満足して、シヴァ神は次のように語りました、「私自身があなた方の子供として生まれよう」と。シヴァグルは、幸福感に満たされて目覚めました。シヴァグルは、主シヴァ神ご自身が、彼らの子供として生まれてくる日を、心待ちにしました。
やがて、アーリヤーンバーは一人の息子を授かりました。その子は、主シヴァ神にちなんで、シヴァ神の別名であるシャンカラ、と名づけられました。