このページでは、インドプラーナ文献の一つである「バーガヴァタ・プラーナ」の翻訳(英語からの重訳)をアップしていきたいと思います。
プラーナ文献とは「古い物語」「古伝説」の意味で、ヒンドゥーの神話や伝説の宝庫です。主なプラーナは18種あり、それぞれ5つのテーマ(宇宙の創造・宇宙の壊滅と再創造・神々と聖仙の系譜・マヌに始まる人類の歴史・王朝の歴史)の幾つかを含んでいるといわれています。
「バーガヴァタ・プラーナ」は、全12巻、2万弱もの詩節から成り立っています。世界最大の叙事詩と言われる「マハー・バーラタ」の5分の1程度の分量ですね。今のペースで訳出していくと、ゆうに10年を超える仕事になりそうです。この長き旅が、私や皆様にとって心楽しく、実り豊かなものになりますように願って止みません。
翻訳の底本としたものは、以下の2書になります。
C.L.Goswami; Srimad Bhagavata Mahapurana.Gita Press. 1982
Swami Tapasyananda; Srimad Bhagavata. Sri Ramakurishna Math.
ラーマクリシュナ・ミッションから、許可を頂いたTapasyananda本をメインに、C.L.Goswami本を逐次参考し、翻訳を進めていきます。
幸いにも、両書ともにサンスクリット原典付きなので、時間が許るせばサンスクリット原典にも当たり、逐次訳文や訳語を改変していきたいと思っております。(これには膨大な時間とエネルギーがかかりそうです。)
なお、今後、簡単な語釈のページや、小学生でも読めるような物語でのアップ、そしてTapasyananda本の解題部分の翻訳も視野に入れて進めていこうと思っています。
それでは下のタイトルをクリックしてくださいませ。
(現在は第1巻の1章-9章をアップしてあります。)