Happy Hour~南の島とダイビングとノスタルジー~

TOYOTA CELICA GT-FOUR

セリカGT-FOUR
私をスキーに連れてって

セリカGT-FOUR

 1980年後半、当時大学を出て社会人になっていた私は、スキーシーズンになると毎週末、時には平日もナイターに仲間とスキーに行っていました。そんなころ公開された「私をスキーに連れてって」はバブル感満載のおしゃれな都会のテイストが味わえる設定で、「極楽スキー」とともに私のスキーバイブルでした。

 当時の私たちは車に4~5人で乗って、わいわい楽しく、実は交通費を節約しながらスキーに行っていましたが、この映画では、仲間とそれぞれ二人で車に乗ってスキーに行くという贅沢さ、しかもその車がセリカGT-FOUR、スポーツカーに二人ずつ乗ってスキーに行くなんて発想は、バブルとはいえ、田舎の質素倹約を旨とする私たちには全くありませんでした。それだけに、あこがれの映画で、少しでも映画のシーンをまねしてお金持ち気分を味わっていました。

 あれからうん十年、スキーは全くしなくなりましたが、映画のほうは時々見返しては当時を懐かしんでいました。そして、ネットを見ているうちに、セリカGT-FOUR、そうマリコのGT-FOURをプラモデルで再現したものを見つけて、むくむくと自分も作ってみたいという欲求がわいてきました。

 あれこれ調べると諸先輩方の作品をネットで見つけることができ、その特徴であるステッカーのデーターを公開してくれているページも見つけました。そしてデカールを自作できる商品があることも知り、ベースとなるプラモデルもヤフオクなどで手に入れられることも確認しました。というわけで、本格的に作るべく動き出しました。

 ベースとなるセリカのプラモデルですが、諸先輩方の制作記を検討した結果、細かい部分は少し違いますが、雰囲気ということでタミヤのセリカ2000GTをそのまま使うことにしました。

 ステッカーのデーターは解像度が低かったので、ネットでロゴなどを探して作り直しました。どうしてもないものはそれらしく作りました。

 スキー板とキャリアは少しこだわって、SALLOTのデザインを再現しプラ板で作った板に貼り、キャリアも映画のキャプを見ながらプラ棒で作りました。

 週末を中心に時間を見つけてコツコツ取り組んで、2か月ほどかかって完成したのがこれです。不満な点はいくつもありますが、何とかカッコはつきました。マリコのGT-FOURは、プラモづくりが一巡したらまた作るつもりでもう一台セリカを確保してあります。

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