例えば「反論」を読めば、すぐにわかることなのだが「非公開の場」というのは、それ自体、
揉めると非常に「やっかい」なことになるし「非公開」の場と「公開」の場というものが存在す
ると「公開の場で言えないこと」を非公開の場で発言するということはでてくる。
例えば「訴訟対策」であるとか「訴訟に伴う戦略部分」というのは、FSHISOの巡回者が全
て、支援者であるという保障などどこにもなく、フォーラムの性格からいっても、そういうこと
は求めるべきではないから、それは「非公開」で取り扱うということになる。別にそのことに
問題があると、私は考えたことはない。
ただ、問題なのは「非公開の場でしかいえないこと」という定義が「非公開の場で言うべきこ
とではないこと」に、案外、簡単に変容することである。緊張感とか自治意識というものは、
なかなか持続させることは難しいし、大体「非公開」となると、外部に漏れないという前提で
発言するわけだから、どんな内容であれ、突っ込んだ話になるという面もある。
私は推進室を巡回していたとき、しばらくそこで発言していると、自分自身、時々、窮屈さの
ようなものを覚えることがあった。まして、そんなところで「雑談」だの「無関係な話」などする
気には全くなれなかった。おそらく、そうしたところで、目くじら立ててということはなかったか
もしれない。しかし、そういう話になれば、際限がなくなるということもあるだろうし、際限がな
くなるというなら、例えば2番会議室に発言した方が、よほど健全である。叩かれるにしても、
支持されるにしても、である。
出版推進室というのは、出版が終了すれば、その目的を果たしたことになる。せいぜい書評
がのったの、自分が足を運んだ書店で、これだけ売れたのといった、雑談と、あとは裁判日程
とか、事務連絡の類ぐらいしか、ないのである。正直に書けば。
で、本来の目的を終えて、場だけが残ると、目的外の話というのは、生まれやすくなる。
緊張感は既に消失しているし、それはそれで居心地のいい場所になれば、その場は、コミュニ
ティの「場」として、参加者によっては、そこに価値を見出すことにもなるだろう。それを「悪い」と
いうつもりは、私には全くない。
私は著美氏が「気が弱い」などと思ったことは、実は一度もない。
例えば、私ですらというと何だが、訴訟関連のPatioで、いわゆる目的外利用、つまり「非公開
(運営)会議室には恨みに近いすら感情がある」という趣旨のことを書かれたWAKEIさんの、
当然巡回している「場」に、2ちゃんがどうだの苺がどうだのということを、だらだら書き続ける
という図太い神経が私にはない。
「そういうことはしてはいけないのではないか」と、普通の感覚であればそう考えると私は思う。
仮に、著美氏が「2ちゃんねる研究PATIO」でも「苺FSHISO板を考えるPatio」でも何でもいいの
だが、そういうものを自分が作って、参加者を募るというなら、それはそれで個人の判断の問
題だから、自由にやればいい。しかし、WAKEIさんも、おそらくはtty氏も、そして私も、そうい
う場所を覗くということは、しなかったと思う。仮に「出版推進室」からの入会者がいたにしても
おそらく、そこで発言しようという者は皆無に等しかったのではないかという確信が、私にはあ
る。
そういう意味では「出版推進室」というのは、その目的を終えた時点で、或いは閉じるという選
択肢があったのかもしれない。
それとtty氏が、私宛のメールに「現時点でも花田氏がアクセス可能な場として残っている推進
室」などという慇懃なことを書いていたが、万一にも、私がそこに再度アクセスするであろうこと
だけを「目的に」それを残しているというのであれば、そんなことは100%ありえない。
そのことだけは、ここに書いておこうと思います。
もちろん何か別の目的とか意図(例えば、花田の反論の場として、こういうものを維持していた
というような事実をniftyに示すために設置を継続しておくとか、勝訴第二弾の続編を出すとか)
があるというなら、そのこと自体も、私は全く関知することはない。
出版推進室で著美氏を巡るWAKEIさんらと私の対立がはっきりしたときに、私はWAKEIさんに
はっきり述べている。「被支援者が私を支援者と認めない、支援者として扱わないというので
あれば、そういう会員を退会させればいい(今のPatioは、特定IDのアクセス拒否設定が可能)
し、そうしたからといって、私は、私の主張を行い、そのことでWAKEIさんとは、双方の一致を
みなかったという事実も、ここにはっきり残るのだから、それで私はWAKEIさんが私を排除し
たとは全く考えない。私自身が、自分の信念に従ったのだから、そこにやましさがあるはずも
なく、私はその退会措置を堂々と受け入れる」そういう趣旨のことを何度か書いた。
私は閉じた場所であろうが、何であろうが、自分の書いたことには「責任が常に生じる」という
立場だから、しかも何のかけひきもなく、偽りもなく、そう書いた。
にもかかわらず純氏は私に「自主退会」を求めた。それを拒絶したことは以前にもここで書い
たと思う。自主退会を迫られるようなことをした覚えは全くないからである。WAKEIさんが気に
いらないことをしたから「退会させる」ということは、私はあっても全くおかしなことではないと、
当時、考えていた。今でもそうである。そういうことは「無原則」であると私は判断していたから
「自主退会」はしない。しかし、退会勧告については従うし、異議を申し立てない。ましてそんな
ことで、私がWAKEIさんを恨むなどということもない。議論した結果「合意に至らないことを結果
として確認できた」のだから、私としては、それで充分なのである。
しかし、結局は、もうひとつの「訴訟支援の部屋」ができた。その結果として、出版推進室が、
残っているというのは、ある意味、滑稽といえば滑稽といえるのかもしれない。私はその感覚
を今も、わからずにいる。
「えふしそいずむ」というような、そんな大層なものではなく、人はネットでは、もう少し素直に、
正直になれるのではないか、私が考えてきたことというのは、その程度である。言ったことには
責任が伴うよ、というのは、決して難しいことでも、何でもない。
著美氏も、無論tty氏も、失言などというレベルではなく、それは確信的行使なのだから。
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