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証拠がなければ(2)



かってLEE氏がCookie氏の「RT」での問題発言というものを会議室で摘発したことがあった。
私は、このときの状況をリアルタイムでは知らないが「証拠を出せ」という話になったようであ
る。WAKEIさん自身も「証拠を出せ」と迫ったくちであったらしい。

LEE氏はその「問題発言」があった(みた)という。ただ、LEE氏のコンピュータリテラシーでは、
それを「保存」するということには頭が回らなかったのか。それとも、そのような発言は実際に
なかったのか、これはわからない。ただし、もし、そのようなログが存在しても、他の参加者が
LEE氏にそれを提供していたかどうか。これは関係性の問題ということもあって確かに難しい
ものもあったかもしれない。

私は、私に情報を提供してくれたログを公開することはしない、とここにも掲示板にも書いた。
それは、その内容が私信であり、それを開示することは、明白なプライバシーの侵害となるこ
とを承知しているからである。そして情報提供者は、私に配慮をしてくれて「花田がいない場所
でこういうことが行われている」ということを、知らせてくれた方でもある。それは何も支援者で
ない私に「支援情報・支援発言」を送付してきたわけではない。私に関する誹謗中傷侮辱発言
について送付してきたのである。

私にはネットよりもFSHISOよりもこのHPよりも「守らなければいけない」ものがある。氏が私に
その情報を提供し、その結果、tty氏の「犯人探し」などという、愚劣な場に氏は晒された。その
ことを思うと、私は瞬間ではあったが、不覚にも涙を流してしまった。

私の名誉と氏のプライバシーとどちらが大事か。どちらも大事である。そんなことは当たり前の
ことだ。どちらが優越するなどというものではない。

そういうときに「送信者のプライバシーは守る。しかし、自分の名誉・反論権を守るためにはどう
するか」ということを考えるのは当たり前である。そのときに「当該発言者に発言送付を求める」
ということを考えるというのは、ごくごく自然なことである。本人が送付すれば、公表権も情報送信権にも
抵触することはない。

それをしないということは「公開されることに抵抗がある、公開してほしくない」と彼らが考えているからで
はないか。公開されては自分の評価が下がるから厭だということではないか。

ネットのことはネットで解決する。そして互いの言論によって解決すると主張したのはWAKEI氏
であり、nifty訴訟を考える会のメンバーも、おそらくは同意していることだろう。私は訴訟を行
なわない、言論による解決手段のみを求めることを何度も表明している。

にもかかわらず、彼らが私に発言送付を未だ行わないということは、ある意味で「言論による
解決すら拒否している」としか判断の仕様がない。もちろん、だからといって、私は訴訟などと
いう手段には決して頼ることはないが、問題が自分たちのことになると、世の中に問うた主張
や提言をこうも簡単に棄てて平然としている、平然とできるという神経が私には全くわからない
のである。

彼らのいう言論による解決など、私に言わせれば偽者である。公人である彼らが自分たちの
中で都合の悪いことがおこったときに、自分たちが勝手に定めた場所で、誰にも知られずこ
そこそと問題を処理してしまおう、それは、彼らにとっての都合のいい「方法」でしかない。
そういう態度も視点も、実に厭らしい、姑息なものでしかない。








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