なぜ、私が「訴訟支援の部屋」の発言者ならびに関係者に対して、私に関する当該ログの
提出要請を行ったのか。もう一度整理しておく。
まず、ひとつは、その発言がどのようなものか、きちんと事実を確認する必要がある。発言
の内容に即した論駁を行わなければ意味がない。しかも、その発言というものは私に対す
る極めて不当な、非難・中傷であるのだから、それがどういうものであるのか、私はこれを
読む権利を有する。私は、この部屋にアクセスはできないのだから、その私に関する発言
ならびに、それに対する参加者の関連発言を、当事者から送付するように要請した。
二人の発言者(tty氏・著美氏)は、その要請を一度は受諾したように「支援の部屋」で表明
したとの連絡を私は、そこにいる会員からのメールで知っている。にもかかわらず、それが
今日まで実行されない(=送付されない)ということは、それに対する議論を、管理者ならび
にWAKEI氏が「FSHISO出版推進室」で行うことを主張し、それを私が拒否しているからで
あろう。つまり、私の反論権の方法や手法について、それはあくまでも言論によって行うと
いうことを私は宣言しているにもかかわらず、彼らはそれを拒絶し、反論する場はここでな
ければならないという「不当な規制」を行っているということになる。
なぜ、私が「出版推進室での議論」を拒絶するか、書いておきたい。
1.ここで議論する限り、おそらく一律的な守秘義務・情報管理が課せられることになる。
私は、その二人の発言というものは「このHP騒動」についての批判なのであるから、
それを「出版推進室」で行わなければいけない「必要」も「必然」も全く感じないし、閉じ
た方向へ閉じた方向へと議論を誘導することを意図した、いわばひとつの企みにのる
つもりも全くない。
2.私が制作したこのHPを巡る非難・中傷・妄想なのであるから、それは当然、このHPで
公開し、ここで私は反論する。しかし、そのことについて、私は二人の発言者ならびに
関係者の反論が可能な場を確保する。これは再三に渡って表明済。公明正大に堂々
とやろうとも申し上げている。支援の部屋にいるWAKEIさんは「それは正々堂々とした
ものとはとても思えない」と主張している。正々堂々というのは、本来の目的でもない、
閉ざされた推進室という場で議論するということなのだそうだ。はっきり書くが、今回は
それを決める権利など「支援の部屋」のメンバーにはない。
3.実は推進室で、2ちゃんねるがどうだのひろゆきがどうだの、という、私からみれば明
らかに場違いと思われる発言があることを実は承知している。管理者が何も言わない
ことは不思議だったが、私は推進室でそういうことを書いたことはない。niftyに関する
こと、ならびに訴訟に関することを書いてきた。
4.おそらく「支援の部屋」のメンバーは間違いなくここを読んでいる。そのことを前提にし
て、ひとつ書いておこう。
一体、FSHISO出版推進室というのは、いかなる判断によって、それらとは全く関係の
ない「花田HP」たるものについて議論するような部屋に、してしまえるのか。ということ
である。あんまりいいかげんなことをするものじゃありませんよ。そういう自分たちだけ
の御都合主義を私に押しつけるものではないし。そういう甘えは、私は極めて不快とい
う他はない。
さて、ここで彼らが、何故それを拒否するか、考えてみよう。
要するに、公開されることが「不利益である」と判断しているからだろう。それ以外の理由を
私は思い浮かべることはできない。つまり、私の読めない場所で書くには「不利益ではない
が」それは「公開されると不利益だ」と考えているわけだ。それと、書いているこの発言内容
が絶対に花田に漏れることはないという、発言者二人の安心感である。
もちろん、これはFSHISOの問題ではない。私のHPを巡っての問題であるから、私はこのこ
とをFSHISOに書くつもりは全くなかった。私はFSHISO11番で江合氏にRESを書いて以来、
実は全く巡回をしていない。自分の名誉や尊厳を本当に守らなければならないと決めたと
きには、そのことが優先される。
で、何故、不利益と判断しているか。そのことによって、自分たちの「評価」が下がると思って
いるからだろう。ネットワーカーとしての「評価」ということである。私も「訴訟支援の部屋」で、
私のHPを巡っての反論を与えられない「非難・中傷が」行われているなど、そういうことは全く
想像しなかった。何故かといえば、これはしごく簡単な話で、そこにはWAKEIさんがいるという
私の、今思えば実に勝手な「独善の読み」というものが働いていた。つまり、WAKEIさんは私
と、どれだけ意見や思想の対立をそこにみることはあっても、少なくともこういうことは忌み嫌う
人だし、それに対しては、その場というものを本来の目的に戻すべく、ネットワーカーとしての
スタンスを明確に示す方である、そういうことを信じていた。
そうではなかったことは、WAKEIさんが、その発言にRESをつけていて、私が期待したようなも
のは、全く存在していないという歴然とした事実によって証明されている。tty氏や著美氏の体
質というものは、相変わらず懲りないという、一種、論外といえば論外なのだが、WAKEIさんの
この対応の方が、私には驚愕すべきことであった。
断っておくが、私はWAKEIさんに「それをみたら即座に花田に当該ログを送付すべきだ」などと
主張しているのではない。そういうことは、この方はしない人である。それはそれでいいのだ。
ただ、そんなことはしなくていいから、そこにフェアなものを求めるというのであれば、とるべき
対応は、あったのではないかということである。それを何故とらなかったのか。私にはぼんやり
とではあるが、その理由は、わかるような気がする。そのことは、いずれここに書いてみたい。
私は、今でも、FSHISO控訴審判決が、WAKEIさんの主張が反映された形で示されることを、
願っている。ただ、私の中では、それはあくまでも「ただの願望」以上のものでは、今はもうな
くなってしまった。それはもうFSHISOとは、何の関係もないし、そのことは被告と支援者以外
には、たいした意味も価値ももたないのだと私は感じている。
私は思う。この訴訟について、被告と原告との闘いというものは「アンフェア」なものとの闘い
でもあったのだと。不当な制約や更なる訴訟恫喝的な意図に対して、我々はフェアに闘うと
いうことが、共通の目標であった。そして支援者は時に内部の対立を抱えながらも、そのこと
だけは、必ず守ってきた。こちらがフェアでなければ「勝ってもそれでは意味がない」というこ
とだけは、皆、わかっていたからである。
ただ、今回、彼らは、私に対しては決してフェアではなかった。その事実はわかっても、その
理由を誰も私に知らせる者はいないだろう。こう書きながら、なるほど人というものは、時に
私が想像だにしなかった見事なことをやってくれるものだと、そう思う。
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