
ヨウシュヤマゴボウ
(洋種山牛蒡)
別名:アメリカヤマゴボウ
(亜米利加山牛蒡)
科属名 | ヤマゴボウ科/ヤマゴボウ属 |
分類 | 草本/多年草 |
花期 | 花:6〜9月/実:10・11月 |
花色 | 花:白+淡紅/果実:濃赤紫・黒紫 |
原産 | 北アメリカ |
学名 | Phytolacca americana |
英名 | American pokeweed/Pokeberry/Inkberry |
漢名 | 垂序商陸(垂序商陆)/美洲商陸 |
花言葉 | 野生・元気・内縁の妻 |
備考 | 和名は、根がゴボウに似ている西洋から来たヤマゴボウと言う意味。明治時代初期以降に各地で繁殖している帰化植物である。高さは2m前後に達する。根は塊状に肥大して越年する。茎は太く直立して上部で分枝し、無毛で赤身を帯びる。葉は10~30cmと大きく、先の尖った長楕円形で柔らかい。花は白から淡紅で花弁は無く、花弁のように見える白い萼花弁が5枚ある。夏に扁平な果実を付け、初秋に黒く熟し垂れ下がる。熟した果実は柔らかく、潰すと赤紫色の果汁が出る。この果汁は強い染料で、米国ではポークウィード、インクベリーと呼ばれる。衣服や皮膚に付くとなかなか落ちない。有毒植物で全体にわたって毒があり、果実も有毒である。毒性は、根>葉>果実の順だが、果実中の種子は毒性が高い。ブルーベリーと間違って果実を誤食する事故もあり注意が必要。山菜の「山ごぼう」は、キク科アザミ属の「モリアザミ(森薊)」の根であり、本種または近縁の在来種ヤマゴボウとは全く異なる。 |