
ヤグルマギク(矢車菊)
別名:セントーレア
科属名 | キク科/ヤグルマギク属 |
分類 | 草本/耐寒性一年草・越年草 |
花期 | 4〜7月 |
花色 | 青紫・紫・赤・桃・白 |
原産 | ヨーロッパ・バルカン半島 |
学名 | Centaurea cyanus |
英名 | Cornflower |
漢名 | 矢車菊(矢车菊) |
花言葉 | 教育・信頼・繊細・繊細な心・デリカシー・優美・優雅・愉快・幸運・幸福・幸福感・感謝・清楚・無邪気・独身生活 |
備考 | 名の由来は、花の形が鯉のぼりの竿の先の矢車に似ているため。明治時代に観賞用として渡来した。全体に綿毛が密生しているため白みを帯びて見える。葉には柄がなく鋸歯がある。キク科の花は普通、外側の一列に舌状花が並び、中央部に筒状花があるが、「ヤグルマギク」には舌状花がなく、周辺には長い筒状花、中心部には短い筒状花になっている。元は麦畑の雑草。現在では帰化植物として野外でも多く見られる。原産地同様に麦畑に侵入すると収量を5割から9割も減らす強害雑草となるため恐れられている。ヤグルマソウとも呼ばれた時期もあったが、ユキノシタ科のヤグルマソウと混同しないように現在ではヤグルマギクと統一された。その青紫色の美しさから、最高級のサファイアの色味を「コーンフラワーブルー」(ヤグルマギクの花の青)として引き合いに出される。ツタンカーメン王の棺に備えられた花輪はヤグルマギク、蓮、オリーブ等で作られていた。マリー・アントワネットが好んだ花であり、洋食器の『小花散らし』の模様は彼女がデザインしたヤグルマギクの柄に由来する。 |