ムギセンノウ

ムギセンノウ(麦仙翁)

別名:ムギナデシコ(麦撫子)/
アグロステンマ

科属名 ナデシコ科/ムギセンノウ属(アグロステンマ属)
分類 草本/一年草・越年草
花期 5・6月
花色 桃・白・紫
原産 ヨーロッパ・西アジア
学名 Agrostemma githago
英名 Corn cockle/Purple cockle/Common corn cockle
漢名 麦仙翁(麥仙翁)
花言葉 育ちのよさ・気持ちがなびく・自然を好む・小国の王
備考 名の由来は、「ムギ」は麦に似た細長い葉、あるいは麦畑によく見られるためとする文献もある。「センノウ」は同科のセンノウにより、その花が京都の仙翁寺に咲いていた事に因むという。学名の「Agrostemma」はギリシア語・ラテン語のagros(野原・畑)とstemma(王冠)を組み合わせたもので、花の姿を冠に見立て、「畑に美しく咲く」という意味を持つ。日本へは明治時代のムギ栽培の導入とともに侵入。種子は、表面に鋭い粒状突起があり、サポニン配糖体を含み有毒である。そのため、原産地のヨーロッパでは畑地の強害雑草として知られる。種子が収穫した麦に混入すると家畜の飼料に利用できなくなるなど大きく商品価値を減退させる。現在ヨーロッパではやや減少傾向にあるが、世界の広い地域で帰化植物として定着している。
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