冬芽

タブノキ

タブノキ(椨の木)

別名:イヌグス(犬楠)/
タマグス(玉楠)

科属名 クスノキ科/タブノキ属
分類 木本/常緑高木
花期 花:4〜6月/実:8・9月
花色 花:黄緑/実:緑→黒紫
原産 日本(在来種:本州〜沖縄)・中国南部・韓国(済州島)・フィリピン
学名 Machilus thunbergii
英名 Tabunoki tree
漢名 紅楠(红楠)
花言葉 鎮魂・鎮守・威厳
備考 名の由来には諸説あるが、古代朝鮮語で丸木舟を表す「トンバイ」がタブに転訛したとする説が有力。また、日本書紀に登場するほど神事との関連が深く「霊(たま)が宿る木」を意味する「タマノキ」から転訛したという説もある。果実は同じクスノキ科のアボカドに近い味がする。照葉樹林の代表的樹種のひとつで、各地の神社の「鎮守の森」によく大木として育っている。また横浜開港資料館の中庭の木は「玉楠」と呼ばれ有名である。防風の機能を有する防風樹として知られる。枝葉には粘液が多く、乾かして粉にするとタブ粉が得られる。タブ粉は線香や蚊取線香の材料の1つ(粘結材)として用いる。樹皮や葉は染料に用いられる。材は建築、家具などに使われる。
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