当院の治療の特色はできる限り金属を使わずにむし歯を治療してゆくということです。
以前はむし歯の治療といえば切削してできる穴を最終的にはほとんど金属によって修復していました。
しかし患者さんの側からも歯科医師の側からも歯冠色(天然歯の色)を求める声が強まり、材料技術も進歩し、現在ではかなりのむし歯を歯冠色のプラスチックで修復できるようになりました。強度的にも向上し、咬み合わせで強い力のかかる奥歯にもこうしたプラスチックが応用できるようになりました。
当院では、この歯冠色充填物のエキスパートである院長が、あの手この手を駆使してなるべく口の中に金属色が残らないように治療を進めています。
但し、進んだむし歯で大きく崩壊してしまった歯については保険治療の場合どうしても金属を使わなければなりません。しかし、私費でもかまわないから白いものを入れたいという方には保険外でいろいろな歯冠色修復物が応用可能です。気軽に院長にご相談下さい。




住宅地なのでお子様の来院は多いです。五才以下のお子様の多くはなかなかスンナリとは治療はさせてくれませんが、当院のスタッフは子供好きで面倒見が良いのでまずは何とか治療台には座るところまではいきます。さて、悪い歯を確認していよいよ治療ということになるとなかなか大変です。あまり暴れるお子様は危険なのでネットにしばりつけてしまうこともありますが、大抵はなだめて、すかして、場合によってはお母様に頭を押さえてもらって治療してしまうのが普通です。暴れて言うことを聞かないからという理由で治療をお断りすることはまずありません。また、そうやって最初皆を困らせたお子様もしだいに治療に慣れ、治療が全て終了する頃には上手に口を開けて頑張ってくれるようになってしまうものです。歯磨きをしていてお子様の口の中に気になるところを見つけたら、どうぞ当院にお電話してみて下さい。

対象となる年齢層は幅広いですが、治療の中心はやはりむし歯の治療でしょう。小・中学生の場合、歯磨きがかなり不十分な事も多いので、合わせて歯磨き指導を行うこともあります。また、歯列不正があった場合には矯正の治療をおすすめしています。
18才ぐらいから歯肉炎や歯周病といった歯周疾患がしだいに増えてきます。むし歯の治療だけでなく歯石を除去したり、歯肉の中をきれいにしたりといった歯周治療も多くなります。さらに歯周病をすすめない為にブラッシングについてもご指導しています。
さらに、年齢が進み、歯を何本か失った方には入れ歯やブリッジによる補綴が必要となります。取り外しの必要のないブリッジが作れる方はまだ良いのですが、喪失歯の数が増えて入れ歯が必要となった方にはなかなか大変なこともあります。基本的には保険の入れ歯を入れていますが、入れ歯が大きくなるほど入れ歯に慣れるのがむずかしくなるのが一般的です。
しかし、入れ歯をお入れしてからも根気よく通院して頂ければ、ほとんどの場合は調子良く咬めるようになっていくようです。はじめて口の中に入れた新しい入れ歯が1回でぴったり合うことは極めてまれです。調子良く咬めるまで場合によっては何回も通院して頂くことも多いですが、最終的にはきっとご満足いただけると思います。
しかし、なかにはもともと異物感を人一倍強く感じる方もいらっしゃってどうやっても保険の入れ歯に慣れない場合もあります。このような方々には是非金属床の保険外の入れ歯をおすすめします。保険の入れ歯の約3分の1程度の厚さなのでかなり楽に口の中に入れておくことができます。お気軽にご相談下さい。

欧米を中心に現在では誰もが歯列矯正をするのが当たり前になっていますが、残念ながら日本ではこの考え方が普及していません。理由は日本人の特徴である「医療にはお金をかけたくない」という考え方が昔から全く変わっていないせいです。しかし、良く考えるとこの考え方は間違っています。矯正治療といえば60万くらいはかかるものですが、矯正によって歯列を整えた場合、まずむし歯や歯肉炎が減ります。即ち正常歯列は清掃性が良くなる為、むし歯や歯肉炎の治療をする機会が減ることになるわけです。
一生を通して考えた場合、矯正治療した場合としない場合、金銭面だけでなく、口の中の健康も考え合わせた時、どちらが得になるかは明白だと思います。
当院では、どんな小さな歯列不正をも矯正すべきであるとは考えていません。見た目に明らかに不正が大きく口腔衛生や顔ぼうに影響してしまうものや、咬み合わせの関係で将来的に顎関節に支障をきたすことの予想される方にのみ矯正をすすめています。矯正治療を実際にする、しないにかかわらず矯正相談のみでも受け付けて居りますので、ご相談下さい。

歯の痛みはつらいものですが、治療中のタービンの音や痛みも敬遠されがちで、どうしても来院するのが遅れる傾向にあるように思えますが、それだけ治療も大変になります。
なによりも日頃の口腔内ケアが大切なことは言うまでもありませんが、何かおかしいなと感じたら早めに歯医者さんへ行くことです。できれば半年なり1年なりに一度、何ともないと思っていても口の中を検診してもらうべきです。
当医院では、その人によって半年または1年に一度のリコールシステムを導入し、検診に来て頂くようにしていますので、どうぞご活用下さい。