当院では、0歳から高齢者までの幅広い年齢層の方を受け入れています。住宅地ということもあり小さいお子様の来院が多いように思います。またお母様ご自身がかかられる時にお子様を一緒に連れて来られるというケースが多々あります。当院のスタッフは皆子供好きの優しい人ばかりですから、どうぞ安心して親子連れでご来院下さい。ご高齢の方や病気治療中の方なども受け入れて居りますので是非ご相談下さい。

当院で最も心掛けていることは治療を行う前の十分な説明です。即ちインフォームド・コンセントのことです。
例えば歯槽膿漏でぐらぐらになり、抜かなくてはならなくなった歯について「この歯はもう抜かなければならないので早速麻酔をして抜きましょう」では何の説明にもなっていません。まず、必要ならX線写真を撮り、口腔内のその歯を鏡などで患者さんに見せて、現在どのような状態にあるかを説明します(歯周病が進み、歯を支える骨がほとんどなく、抜歯が必要である、etc.)。
また、なぜその歯がこのような状態になってしまったのかということについても推察してきちんとお話しします(歯磨きに問題がなかったか、咬み合わせはどのようであったのか、歯ぎしりの癖はなかったか、etc.)。
さらにその歯を抜いた後の補綴(なくなった歯を補うこと)をどうするのか(入れ歯にするのか、ブリッジにするのか、また、あえて補綴する必要がないのか、etc.)についてきちんと理解してもらいます。こうすれば患者さんも将来的なことも含めて不安なく納得して歯を抜いてもらえることになります。
歯を抜いて補綴処置なども終わった後は、他の歯が抜くことにならぬように口腔内ケアについてお話し、やっとその一本の歯の治療が終わったことになるわけです。
なお、処置の後で痛みとか腫れるといった事は歯科治療にはつきものですが、事前にその事を患者さんに伝えておいてあげるのは重要なことです。同じ3日痛むのでも、何の説明も聞かずに3日我慢するのは不安ですが、例えば、3日ぐらいでだいたい痛みがおさまるといった説明を事前に受けていると患者さんの精神的苦痛は大きく軽減されます。