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成歩堂法律相談所

第5話にして、ようやく主人公たちの事務所が登場する。
逆転裁判シリーズでは「成歩堂法律事務所」(4作目以降はなんでも事務所)であるが、本作では「相談所」である。
英語版逆転裁判シリーズでは、「成歩堂法律事務所」は「Wright & Co. Law Office」であったが、本作では「Naruhodo's Legal Consultanty」と、「法律相談所」の部分がきちんと翻訳されている。

「調べる」で様々な場所を調べることができるが、中にはなんとなく過去作品を彷彿とさせるものもある。
寿沙都が居る時とアイリスが居る時とで、調べた時の内容が変わるので、色々調べてみよう。

なお、19世紀のアクアリウムの流行については、以下が詳しい。大逆転裁判シリーズにおいてキーワードともなる万博とも縁がある。

アクアリウム | 第1部 1900年までに開催された博覧会 | 博覧会―近代技術の展示場

スコップ・ショベル・シャベル論争

寿沙都が居る時に、成歩堂法律相談所の窓際を調べると、龍ノ介が「スコップ」、寿沙都が「ショベル」と呼ぶものが置いてある。
龍ノ介曰く「大きい方がスコップで、園芸用の小さいものがショベル」であるが、寿沙都はそれは逆だと言う。
探偵【その3】以降、アイリスがいる時は、彼女は「シャベル」だと主張する。
逆転裁判シリーズおなじみの「キャタツ・ハシゴ論争」を彷彿とさせるやりとりである。

ちなみに、両者の区別についてだが、日本産業規格(JIS)によると、規格番号JISA8902「ショベル及びスコップ」にて規定されており、足をかける部分があるものをショベル、ないものをスコップと呼ぶ。
日本産業標準調査会:データベース検索-JIS検索にて、「JISA8902」で検索すると、「日本産業規格 JISA8902 ショベル及びスコップ」の全文を確認できるが、無料の利用者登録が必要)
とはいえ、規格とは関係なく、大きさや用途(掘るか、すくうか)で区別している方も多いであろう。
龍ノ介が主張する「大きい方がスコップで、園芸用の小さいものがショベル」は東日本地域での呼び方、その逆は西日本地域での呼び方であることが多いようである。
気になる方は色々と調べていただきたい。

余談だが、「shovel」(ショベル/シャベル)は英語で、「schop」(スコップ)はオランダ語である。
オランダとは、江戸時代に日本が鎖国した時にも交易があった関係で、オランダ語由来の外来語(借用語)が多数存在するのは周知の通りである。
オランダ語から日本語への借用 - Wikipedia

「ハッチの質屋」での共同推理の時の台詞より、ホームズやベネディクトは「大きい方がショベル派」のようである。そもそもこの二人はイギリス人なので、shovelと言っているだけかもしれないが‥‥。

ハッチ

ハッチという名前の質屋は「レイトン教授VS逆転裁判」にも登場。
名前と職業以外の共通点は特にないが、敢えて言うなら彼らの質屋は、「作中でも屈指のトンデモキャラがトンデモないものを質に入れていく」という共通点もある。

なお、預けたコートの合言葉が「PROFESSOR」(教授)であったが、「レイトン教授VS逆転裁判」に因んでいるかどうかまではわからない。

見送り

最終盤にて、龍ノ介は故郷に帰ることになる寿沙都を見送りに行くが、このシチュエーションは「逆転裁判」1作目(第4話)のエンディングで、成歩堂龍一が故郷に帰る綾里真宵を見送りに行くという流れと同じ。

最後の「異議あり!」

最後の最後に、いつも通り色々と押し付けられて「異議あり!」することになるのは、成歩堂家の運命のようである。
ちなみに、直前にアイリスが「あたしも、大好きだなー。なるほどくんの、あのヒトコト。」というが、「逆転裁判3」第5話ラストでは、綾里春美が「わたくし、大好きです! あのコトバ‥‥」と、似たようなことを言っている。

給与査定

ランドストマガジン第3話「主席判事執務室にて」では、ヴォルテックスがグレグソンにあるものを探すよう命じており、「今月の給料がかかっている」ため、グレグソンが必死になっている(しかもこの後、無給かつ無休宣告をされる)。
龍ノ介は「給料がかかる状態になったのはヴォルテックスだろう」と推測する。
検察側が刑事の給与査定をするネタといったら、逆転裁判シリーズでの名物「イトノコ刑事の給与査定」が思い起こされる。
なお、無給無休ネタは第8話「大法廷にて」でも登場する。

ポーカー

ランドストマガジン第7話「ブライヤーロードにて」では、龍ノ介がホームズにポーカーで負けたというエピソードが聞ける。勝負の前、龍ノ介は「弁護士たるもの、表情を読まれるなんてあり得ません」と豪語していた(なお、この勝負はイカサマだった)。
一方、「逆転裁判4」では、ポーカーに勝ちまくっている成歩堂龍一を見ることができる。ポーカーのイカサマが発覚するのも似ている。

ズヴァリ

ランドストマガジン第7話「ブライヤーロードにて」で、アイリスが「ズヴァリ」と言うシーンがある。「ズヴァリ」といえば、「逆転裁判3」の登場人物、星威岳哀牙の決め台詞(?)である。

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