◇山彦 日々ノ抄◇ 2008 01.− 05.
■ きっかけさえあれば
“ピーカン”て言葉知ってますか。いわゆる今日みたいな日なんですよね。あ、北海道の方、すみません嘘です。すっげー晴れた日のことをピーカンって言うことがあるんですよ。
これってもとは業界用語だったらしく、検索すると諸説出てくるんですが、興味が沸いた方は自分で調べてみてください。ボクはもう知っている。あなたは…以上! (←あなたの知識欲を刺激してみました)
まぁそんな快晴の今日。もともとは前日がお休みの予定だったボク。ご存知のとおり昨日は午前中ひどい雨でどうしようもなかったんですが、運良く(?) 仕事が入りまして、代わりにお休みが翌日に繰り越されたわけです。
しかもこの日は仕事もお昼過ぎには終わって、午後には市原にあるまだ新しいシネコンに『ネクスト』を観に行っちゃいましたよ。ニコラス・ケイジの出てる映画は割りと楽しめる映画が多いです。でもケイジとは言え、ボクの中では悪者役が似合いそうなイメージの顔ですけど。(『フェイス/オフ』みたいなね)
興味がある方はツタヤの半額クーポンででも借りてください。ツタヤじゃなくてもぜんぜんいいんだけれど。ちなみにボクは公開時にみたかな
(かな?)
昨日の話はこれくらいにして、雨が上がって次の日がまさに五月晴れになろうということは、今回の場合前日からわかっていました。天気予報を見ても北海道以外軒並み晴れ予報。
映画の後、夜に家に帰って翌日の予定をダラダラしながら考えていると、これが出かけたくなってくるんですよ。もう半年山に行ってないし… と考えて、群馬か長野か、山梨かと考えれば考えるほど高く、遠くに行きたくなってきます。遠くなればなるほど時間も掛かるわけで、現地の残雪の様子やルート、高速料金などウェブで検索したり。
そんなふうにディスプレイを見ていると、目が疲れて眠くなってくるわけですよ。これ自然の理です。そしてちょっと布団に入って電気を消してみたりすると、いつの間にか朝ってわけです。完全に快眠でした。ごちそうさま。
天気は予想通り。かといってもうお昼前です。仕方ないので自転車に乗ることにしました。
前々から、出張でないときに仕事場まで自転車で行けたらいいんじゃない? と思っていたんですが、なかなか朝自転車にまたがる気にならずにいました。自分では自転車通勤にはギリギリセーフな距離だと思っているんですが、今の仕事場まで片道25キロ弱。朝ギリギリまで寝ているボクは、一区間高速に乗ってしまうほどの距離です。
それでも若干の渋滞などあって大体50分くらいの通勤時間。いい機会だし午後は自転車でこの道を走ってみようということにしました。
お休みの日に通勤。しかも自転車。ざっと往復50キロ弱です。
午後一時に出発。往路は高速に乗らないときに通勤で通っている道。少し遠回りですが、信号も少なく車通りもそれほど多くない県道。いつ通っても時間的誤差の小さい道で、それほど上り下りもないので自転車向きかなと思っていました。
お昼過ぎで気温も高く暑いさなか、それほど乗り慣れてもいない自転車ですが割と快適に進み、一時間と五分ほどで仕事場少し手前の大きな交差点に着。
今の仕事場は、埠頭の先の工場内なので、埠頭入り口の交差点で終わりにします。仕事場まで一キロ手前くらい。走る前に一時間で着かないだろうなぁと思っていたので、ほぼ予想通りでした。
しかし今まで十キロくらいしか乗らなかった自転車なので、足はひどく疲れている状態。とてもこの後、さぁ仕事を!
という気には、なかなか…
交差点のデニーズで一休みしようかとも思ったんですが、気が変わってすぐ復路に着きました。(■←デニーズ脇で)
復路は海沿いの国道16号をまっすぐ家の近くまで走ってみることに。時間的に渋滞はしていないものの、片側二車線の道路は完全に自動車専用といった感じです。
とても車道を走りつづけることは出来なそうなので、歩道を走っていました。歩道も歩く人はなく、途中すれ違った自転車も三台くらいでした。
海沿いなのでこちらも上り下りはほとんどなく、距離的には往路と比べて三キロほど短いんですが、なにしろ歩道が走りづらい。横道があるたびに段差、段差。そしてトラックの排気ガスがまたひどかった。三キロ余計に走っても往路のほうがましです。
途中ホットステーション(ローソン)で一休み。トイレを借りて鏡を見たら顔が真っ赤で変な人になってました。帽子もかぶってなかったので日焼けがひどそう。(腕の方は長袖を着ていたので平気でした) 顔を洗ったあと、車のタイヤ止めに座っていただいたCOOLISHバニラ(ロッテのアイス)が、日焼けした首元もアイシングできて秀逸でした。素敵。さすが “お口の恋人” です。ビバマリーンズ!
休憩を少し長めに取り、顔の赤みもいくらか落ち着かせて出発。
もともとお昼ごはんを食べていなかったのでここはぜひ… と思い、長浦駅付近の “コーヒーおやじ” の店に。
パスタとコーヒーのおいしいこの店、コーヒーおやじがマスコットというかキャラクターなんですが、実際店内には若いお姉さんしかいません。
もうずっと前からやっているこの店、昔はインベーダーとかマージャンのテーブルゲーム機の上でアイスコーヒーとか飲んでいた記憶があるんですが、すっかり小洒落たお店になって、今では女性とカップルばかり。ボクを除いて。
それでも混んでもいない時間帯、窓際の四人テーブルに座って、サイボクソーセージとポロネーズパスタをセットで洋ナシのババロアまで。もちろんホットコーヒーもおいしく頂きました。サイボクって埼玉種畜牧場の略なんですね。あまりにソーセージがおいしかったので食べながら調べちゃいました。しかも埼玉県日高市の牧場だった場所で温泉出ちゃったってんだから素敵。今では日帰り温泉施設になってるとか。うまいものに温泉。まさにこの世の天国です。ぜひ行きたい。近々行きたい。温泉ソーセージとかあるのかな。
■←パスタとババロア
そして
■←コーヒーおやじのコースター
かなり満喫してからゆったり帰宅、おふろに入ってひと段落。顔は焼けてなにより尻がチト痛いです。とりあえず明日からはまた、車通勤かな。
【08/05/21/22:45】
■タケヤブヤケタ
「船(手漕ぎのゴムボート)でキス釣りに行こうぜ!」
と誘われ、普段なら仕事がなければ即帰宅する南房総の寮に泊まった休前日。昭和の日はとてもよく晴れていました。朝になってポイントのある浜に着き、いざゴムボートを膨らまして出発!
少し風と波もある中で、手漕ぎで二百メートルほど沖に出て潮の流れを見ていると、ボートの前の方がかなり柔らかいんですよ。
これエア漏れてるね…
実は去年十一月にもこのゴムボートで釣りをしたんです。その時は館山湾内の港から百メートルほどの場所にある鰯の生け簀のまわりでヒラメ狙い。その時も時間が経つにつれて全体の空気圧がだんだん低くなってきて、二時間経たないくらいでいよいよ危ない雰囲気に。そそくさと戻って空気を入れなおしまた出発… というようなことをした結果、あえなく釣果無しに終わりました。そして最近、仕事仲間が意気揚々と
「この前の漏れはみんな直したから、今回は大丈夫だ! 今回行く場所は釣れるぞ〜♪」
といったテンションで誘われ、この日臨んだわけです。ところがそんな今回、なんとポイントに着くまでに早くも危ない状態ですよ。もちろん一度も投げずに浜に逆戻り。今回はスタートさえ切れませんでした。浜でボートの表面に水をかけてみると、海側ではなく人の乗る内側からプスプスと小気味良く気泡が出てるじゃないですか!
釣れるポイントに来たのに釣れる状態にさえならずに即撤収です。なんだその無様は!
仕方がないので船はあきらめ、堤防から船道へ投げる作戦に変更。朝早い釣れる時間を無駄に過ごした結果、本命のキスは一匹のみ。後はクサフグくらい。仕事仲間はメゴチが一匹と、クサフグ一匹にホシ、五つです!
(ヒトデ:海星) かなり暑く、竿に当たりもなくて暇だったので、しばらく堤防上で直射日光浴びながら昼寝していたため、日焼けしてただいま顔が真っ赤です。いやぁ、焼けた焼けた。
【08/05/01/02:05】
■
本日、かなり久しぶり南房総に仕事にきました。約一年ぶり。そしてここの寮にまともに泊まるのもかなり久しぶりです。仕事が終わって寮に着き、部屋に入ると案外汚くもなかったんですが、さすがに掃除もせずにここで寝るのは気分が悪いよねぇ… ってことでシャワーを浴びる前に畳の上を掃き、固く絞った雑巾で拭き、窓の外で布団をバタバタはたいてひと段落しました。
シャワーを浴びてサッパリした後はご飯ですよねー。しかし今夜はまだ朝からの雨が残っているので、買いに行くのも面倒。そこで前から買い置きしていた食料を漁ってみることに。最後にここを出たときの予想以上に期間が開いたので、あまり期待はしてなかったんだけれど…
閑散とした押入れの中に、食べ物だけを入れてあるプラスティックの箱がありまして。見てみると、まずはコパンというお菓子みたいなものが出てきました。表示を見ると、賞味期限が五月。 …2006年の。こりゃあ食べないのが吉だな… 次は、箱ごと丸々未開封のブランフレークしかもお徳用の“たっぷり450g”。箱の上には 賞味期限2007.07の文字。まぁ未開封なんだが、いかんせん手元に牛乳がないよ。その奥には未開封の
さらし餡(賞味期限は06/03/21)。期限切れの餡て聞くと、いまだに赤福思い出します。しかしここの さらし餡 はその発覚以前からここにあるわけです。いやはや歴史を感じるなぁ。なぜさらし餡があるのかは謎。
そんなこんなで一つずつ出してはゴミ箱、また出して日付を見てはゴミ箱…を何度か繰り返しているうちに、レトルトのカレーが出てきました。なんと賞味期限は今年の七月と十月!(二つあったんだね)そして更にパスタが! これは期限を見ずに食べられると判断。昔買った、電子レンジでパスタを茹でられる容器もありますよ。これならカレーパスタが作れるじゃないですか! でもパスタにカレーかけて食べるかね!? パスタがあるからには… ありました。和風ツナしょうゆのパスタソース。期限は06… いや、詳しくは書くまい。
当然未開封だが中は生だ、生。しかし夕食はパスタ確定。あなたならこれ使いますか? いや、聞くまでもないな。使いますよね当然! ついでにレトルトカレーも暖めてそのままいただき、同じく押入れに残っていた竹鶴12年(実際は15年くらい?) も 消毒用に 摂取…いや、いただきです。
■(オニオンスープと食後にレディーグレイミルクティーも)
食べてから四時間現在、まったく体に問題はありません。いやぁまだまだそんなに貧弱じゃないよボクのストマック!
(次はトイレからの更新になるかもしれないけどね!)
【08/04/10/23:05】
■ そういえば
もうずいぶん昔の話になってしまいますが、去年の夏場に新潟へ山登りに行きました。そのときに渡渉 (川渡り) する場所があって、そこで携帯電話を逃がしてしまったんです。渡渉用にウォーターシューズを持ってきていたのに、面倒で履き替えず、川の間にある石を伝って対岸へ渡ろうとしたとき。軽率にもバックパックのサイドポケットに突っ込んであった携帯電話がポロッと水の中へ。かなり水量もあって、急流の中をまるで赤い魚が泳いで下っていくかのように、あっという間に見えなくなっちゃったんです。帰りに靴を履き替えてしばらく探してみたものの、見つかるはずもなく文字通り水泡に帰してしまったわけ。
幸い帰り道に電話屋さんに行くと、ものの十分ほどで新しいICチップが出来上がり、持っていた前の携帯電話に差し込むとあら不思議。同じ番号でそのまま回線復活ですよ。いやぁ便利になったものです。
…と、ここまではよかった。でも肝心なのはこれからで、携帯電話自体がなくなってしまったのでメモリーが全てないんです。昔使っていた電話はもう数年前のもので、ここ二年ほどで登録したものは全てなくなってしまいました。というわけで、もし心当たりの方がいましたら、ボク宛にメールなど下さると嬉しいなということです。(最近は登録していない番号からかかってくる電話にも、わりと慣れてきました)。
【08/01/07/00:45】
■
ボクの場合、毎年、年始のお参りには何ヶ所か行くので、一般のように “初詣” とは呼ばずに “一の詣で” “二の詣で”… という事にしています。えーとそう呼ぶことにしたのは今年からです。何ヶ所も行くのであまりお願い事も叶わないという話もありますが、そんなこと気にしない。望みは高く果てしなくですよ!
とんちんかんちん一休さんですよ!
さて、いつも年明け最初にお参りをするのは、日付が変わってすぐに家から車で三十分弱の場所にある観音様のお寺へ家族と行くのが通例なんですが、今年はお腹が痛かったので行けませんでした。なので今年の 一の詣で は、一月二日の日中に鎌倉の鶴岡八幡宮に行ってきました。鎌倉駅を出て神社の境内の中ほどから混みはじめ、警備の人にロープで通せんぼされたりしながら、三十分くらいでお参り終了。おみくじは “吉” でした。病気の欄は “軽い” だって。やっぱり筋肉痛なのかしら。
お参りを済ませてちょうどお昼くらいだったのですが、なにせ鎌倉駅周辺はどのお店も待ちの行列が出来ていたので、あっさり駅へ。電車に乗り、次の目的地に向かいます。それは横浜中華街。
中華街といえば、お正月は春節。中国では旧暦の新年を祝うのが普通なんですが、ここは日本なのできっちりお正月もそれなりの飾りつけなどして賑わっていました。とはいえ旧暦のお正月に比べればかなり控えめ。いつものごとくその辺で フカヒレまん を買い、食べ歩きながら目的のものを探します。もちろん関帝廟や、まだ出来て間もない 媽祖(まそ)廟にもお参りはしてきたんですが、ここでの目的は雑貨屋さん。どうしても買いたいものがあったんですよ。今回、あちこち雑貨屋さんを十軒以上回ってようやく見つけたその品がこちら。
→ ■ ← 見てるだけでおめでたい
これ元寶(げんぽう)というらしく、昔の中国の金塊をかたどった置物。今では風水やらで金運財運のお守りのようなものなのだとか。ボクはコパ系の風水とかほぼ信じないので、財運とかどうでもいいんですが、昔見た中国の時代劇で、酒屋でこれをテーブルにゴロゴロ置いて肉と酒を食らっている豪傑たちを目の当たりにしてからというもの、これが欲しくてどうしようもなかったんですよ。なかなか見つけられなかったんですが、見つけるとあまりの嬉しさに三つも買ってしまいました。金属で出来ていて重いんですが、それがまた、いい!
風水とか信じないボクですけど、これ見てるとなぜか金運良くなってそうな気がします。いや、金運だけではなくて全てにおいてなんかハッピーな気分になってくる。恐るべし元寶パワー。なんだかお腹も痛くなくなってきたよ!
そんなおめでたい気分の中、本日元旦に行けなかった近くの観音菩薩のお寺に “三の詣で” として行き、颯爽とおみくじを引いてきましたよ!
→ ■ ←
ざ、しっくぱーそん、いず、いんでんじゃー。
【08/01/06/01:15】
■ おめでとうございます
先月二十五日から、年明け二日までというあまり嬉しくない期間指定のお仕事を出張先でしていました。まぁこれはあくまで予定でして、幸い仕事は順調に進み、晦日の午後には終了して帰宅。無事散髪も出来ないまま、ボサボサ頭で平成二十年を迎えております。しかし年末の出張、準備期間も含めて十一日から大晦日までの三週間は実に辛いものでした。いや、でしたではなく、まだ辛いのです。お腹がいたいの(T
T)
ことの発端は先月の十八日。朝から胃が痛くなり、仕事も出来なくなってしまったので出張先の近くの胃腸科で診察してもらい、薬をいくつか処方してもらったのが始まり。医師には「一週間たっても痛いままなら内視鏡やった方がいいよ」といわれました。その後は一日だけお休みをもらい、しばらくうめきながら仕事をし、なんとか胃の痛みが治まったかなと思っら、今度は右のわき腹が痛くなってきたんです。これがまたひどく、夜寝られないの!
布団に横になって二時間くらいすると、寝汗をかいていて起きちゃうんです。だいたい二時間おきに起きては汗をかいた下着を取り替え、また二時間くらい寝ては起き… そんな日々が毎日続きます。なんかとても悪い病気にかかっているんじゃないか、これは。そう思いながらも仕事をし、痛いおかげでせっかくお休みになった二十四日も、家にも帰らず出張先の宿の部屋で一日中寝込んでいる始末。ケーキとかとても食べられた状態じゃありません。休日診療をしている病院を探したものの、電話すると小児科の先生しかいませんといわれ撃沈。
二十五日からは仕事場が茨城から埼玉に。しかし場所が変わっても痛みは相変わらず。ご飯も半分くらいしか食べられず、息を吸い込んでも痛いので、仕方なく仕事が終わってから病院に駆け込み診療してもらうことに。一応夜なので、応急処置みたいなことをされて翌日内視鏡かと思っていると、なんとその場で衝撃の告知が!!!
Doctor : 「これは腹筋の筋肉痛だね」
(- -) : は?
Doctor : 「筋肉痛」
(- -) : えーと
いわく、最初にお腹が痛くなったときに何度か嘔吐して、その際腹筋に過剰な力がかかった為、筋肉が肉離れのような状態になったのだとか。その痛みで寝汗をかいて寝られないのだろうと。ほんとかよ。そして処方されたのは筋肉痛に聞く塗り薬。湿布と塗り薬どっちがいい?
とか聞かれました。うん、それはどっちでもいいです、はい。
そんなこんなで年越しもかなり寝汗で良く眠れなかったんですが、薬は一応ちゃんと塗ってます。ボクの干支であるところの子年はまだ明けたばかりですが、この“寝ず”の状態は早く終わって欲しいものです。ちぅ。
【08/01/03/23:15】