◇山彦 日々ノ抄◇ 2003 3.


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2003 03/31 Mon.(2)

 一つ付け加えるなら、いくら起承転結の転が大事だといっても転びすぎはよくない。
2003 03/31 Mon.(1)
 むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました。二人は毎日畑で野良仕事をしていました。毎年毎年、そうして野菜をつくり、田んぼでお米を作ります。暮らしは質素でとても裕福とはいえませんでしたが、二人は末永くしあわせにくらしましたとさ。めでたしめでたし。

 さてそんなハートウォーミングな昔話調の文からはじまりました、今日の抄。でもコレ、いかんともしがたいですよね。これではおもしろくない。だいたいこのような出だしで始まる昔話というのは、となりに意地悪じいさんが住んでいたり、鬼が悪さをしたりなどでおじいさんおばあさんが迷惑する場面があるものです。普通に考えれば上の二人は本当に幸せじゃあないですか。でもこれではみんな納得しない。
 つまり、人に聞かせる話にする場合、少なからず紆余曲折というか、起承転結の特に“転”の部分が大切であるということです。上の話でいうならば、冷夏でお米が不作だった年もあるでしょう。大切な畑の野菜がいのししに荒らされたことだってあるかもしれません。罠を仕掛けていのししを捕まえ、あれあれじいさんお手柄だねぇ、なんと今日は○○鍋かいばぁさん!?…なんてことだってあったかも。
 そんな今日の問題点はここ。↑うえの“○”の中には何が入るでしょうか?というのが問題です! なんだよもともとの起承転結のはなしは?なんていってないで、さっさと答えた答えた! ヒント。シャケが入った鍋は「石狩鍋」です。(毎度のことですが、まったくヒントになってません)

 先日、大学時代の仲間数人と会った時に、なぜかこの話になって。あ、正解はもちろん“牡丹鍋”なんですが(このクイズも本題じゃないの!?)、なぜ猪の肉が牡丹なのかという話題に、やはり皆で猪のごとくに体当たりで臨んだわけです(単に酒の勢い)。

「それは花札だよという人がいたんだけどね」
「納得してたんだけど、花札で猪と一緒に描いてあるのは“萩”なんだよねってなって」
「牡丹は蝶だっけ」
「でも鹿はモミジっていうけど、花札でも紅葉と一緒に描いてあるよね」
「鹿は人麻呂も紅葉だよね」
「馬は桜で鶏は柏っていうけど」
「馬は食えないなぁ」

 その日はまだ外も寒く、鍋の話から始まって文字通り肉談義に花が咲いたわけです。

 ですが、家の家紋が“丸に三つ柏”であるところのボクからいわせてもらうならば、飲んでいた居酒屋は鳥がメインだったにもかかわらず、鳥皮がなかったのだけはどうにも解せません。(もう牡丹とかでさえどうでもいいの)
2003 03/30 Son.

 先週中には関東でも桜が咲き始め、いよいよ春も本番です。今日は家の手伝いのために外には出られなかったんですが、家にいながらにして春なんだなぁと思わず実感しました。
 昼に庭で車を洗っていたときのこと。カーシャンプーで車をひと通り洗い、ワックスをかけていたんです。車の上部に半分ワックスを塗り終わり、残りの半分に塗るため車の反対側に移動して塗り始めた時。今塗り終わった側のワックスの上に、なにやら白いものが。



 そんなわけで、今日我が家に春の到来を告げるツバメがやってきたのです! いきなりフン落とされましたよ。ワックスかけてる最中にフン。




 あぁ、春なんだなぁ…
2003 03/29 Sam.

 ブーツカットとベルボトムって同じもんだと思ってたんですけど。
2003 03/28 Fre.

 えーと、25日の抄なんですが、本日一部削除して書き換えました。ボクの一族の汚点である部分を、あろうことか全世界に向けて発信するというのはいかがなものか。そうボクの中の別人格がボクに向かってプレッシャーをかけてきたのです。これで一安心。
 さて、もう読んでしまったかたのために(ために?)とりあえずフォローをしておきましょうか。その次の代のわが家主は、非常にがんばりやさんで、せっせと働き働き、みごとにもとの土地に立派なお屋敷を建てたのです! なんて素敵☆ そして彼の跡を継いだ息子もエクセレント☆ 立派な方だったのですが、惜しいことに若くしてなくなってしまいました。しかし残されたその妻は、戦時のさなか、二人の息子を立派に育て上げたのです。マーベラス☆ そしてその跡を継いだ長男は政治家に。ファンタスティック! 残念にも彼は息子に恵まれなかったのですが、家に残った娘が後にりっぱな男の子を産みました。ハラショー!! もうそのころじいさんとなっていた彼は大喜びです。それもそのはず、その男の子が生まれる日の空には瑞気が立ち、生まれる瞬間にはどこからともなくやってきた金色の龍が空を飛んでいたとか。トレビアーン! やがてその子は自らの手でユートピアを築き、すべての人々を幸せへと導く運命を持っていたのです。しんじらんなーい!





 注:その子というのがボクです。(正確にはボクの中の別人です)
2003 03/26 Mit.

 仕事がヒマヒマになってしまい、急遽お休みになった本日。非常に天気がよかったので、意気揚々と今年の初登りに行ってまいりました! 一日の休みなので、行ったのは茨城の筑波山。標高も九百メートル弱とお手軽なところです。いやぁしかしやっぱり山はいいなぁ。頂上は風もなく、とても気分がよくて、一時間くらいぼうっとしてました。唯一つ失敗だったのが、デジカメを持っていくのを忘れたこと。携帯電話のカメラしかなく、撮ってくださいと頼んだところ、「小さくて顔とか写らないですよ?」などといわれ、「あ、いいです(そのほうが)いいです」といって撮ってもらったものが

 こちら。

 こりゃあんまりだろ。
2003 03/25 Die.

 昨日おやじが『水戸黄門』に見入っていました。

 時代劇の中でお約束というシーンは多々ありますが、これ大きく二種類に分けることができます。一つはその番組特有のお約束シーン。たとえば桜吹雪を披露する取調べのシーンだったり、般若の面を被って朗々とセリフを吐くシーンだったり、お銀さんの入浴シーンだったり。親指と人差し指で ヨヨヨイヨヨヨイヨヨヨイヨイ “めでてぇな!” “へぃ!”なんてのもありました。(みんな古いっすね)
 そしてもう一つは、時代劇全般に共通するシーン。たとえばそれはナントカ屋が代官に、暗い部屋で食べられない饅頭を渡すシーンであったり、ふすまを開けると赤い布団に小さな枕が二つ。そしてやはり代官が、なぜか大きなコマを回すシーンだったり。

 そんなよくあるシーンの一つに賭場でのシチュエーションがあります。

 どちらさんもよろしゅござんすか? よろしゅござんすか? …入ります!
(カシャ … バン!)
 さぁ張った張った! 丁か半か丁か半か、丁、丁、半いないか、半いないか?
(ガヤガヤ)

 勝負!
(パカ)
 グニの半!
(ワーワー ガヤガヤ…)

 というような場面が一般的です。先はストーリーによっていくつか枝分かれします。サイコロを噛んで中に鉛が入っていたり、いなかったりもしますが、その一つとして負けが込んでいる男の場面のとき。資金が底をついたところでカウンターみたいな場所に行き、ちょっと都合つけてくれよなんて切り出すわけです。そして賭場の主はしめしめの笑顔。貸したお金でさらに負けて、後日。“金返せないならこの家渡してもらおうかい! この娘もいただいていくぜぃ”という展開が待っています。

 大学の卒コンの折、なにか卒業生にあげるものはないか、何日かまえから探していました。そして目をつけたのが、千葉パルコ内にあったダイス(サイコロ)だったんです。ダイスといってもそれはアルミを削りだしたもので、鎖が付いていて取り外して使うダイス。しかも各面には数字は書いてなく、“Try it!”とか“Be careful”といった文字が刻まれているコじゃれたもの。これから社会にでる後輩たちに、人生は運だ ということを知らしめるためには、これ以上ない贈り物になることまちがいなしです。
 さて卒コンの前日に買いにいったんですが、ボクに運がないのはもうお馴染みですね。だからなのか、売り切れていたんですよ、ダイス。買うものがないので代わりにシルバーのリングを買ったりしたんですが(自分に贈り物)、ほかに卒業の贈り物といていいものがなかったので、次の日にほかの場所(の同じ店)で買うつもりで店を出ました。
 次の日になり、渋谷のパルコまで出ました。でも同じ店がない。もしかしたらハンズにあるかも。そう思って行ったんですが、やはりない。他にいいものもない。時間も、ない。

 結局手ぶらで行きました。本当に運がない。悔しいので“いゃぁ探したんだけどなくてさぁ”みたいなことをちょっと話したところ、
「sinnさんてダイスマニアらしいじゃないですか?」っていわれたんですよ。ダイスマニアってなんですか。そのうわさはあまりグッドイメージじゃないですよね、ぜったい。

なんか、買えなかったのはほんとに残念なんだけど、買って“やっぱりダイスマニアだよ…”って顔されなかったのはよかったんじゃないだろうか。(何もあげなかったことをむりやり正当化)
2003 03/23 Son.

 眠くてどうしようもない日曜というのは、なぜこんなにもすがすがしく晴れるのだろう。またもや眠気とともに過ぎた日曜でした。ちなみに土曜は白木屋。もう最年長なもので、後輩たちもいろいろ気を使ってくれます。

 「せんぱーい、うりゃ!(バキ)」
 「え〜っ、三十? おやじおやじー!(グサ)」
 「何言ってんですか〜 もう(ガスッ)」





 あーもうなんかねー…
2003 03/22 Sam.

 今朝(といっても昼だが)起きると、Epicレコードから小包が。

 去年の年末に、八年ぶりにリリースされたBOSTONのニューアルバム、『corporate america』を買っていました。その包装部分に、小さな応募券が付いていて、いわく、
 “BOSTONオリジナルボストンバッグプレゼント!”
 とかおやじギャグ全開の文句が書いてあったんです。


 当たってました。

 いまの心境としては、なぜこれに応募したのか、その真意がまったくわからない。しかもこのバッグ、大きければ、着替えを入れて車にしまったりとまだ使い道もみつかるでしょうけど、500×200×200(mm)くらいと、ちょうど使えないくらいの大きさ。どうしてこういうのに限って当たるのかしら。チップスターの携帯電話の声にあわせて喋るクマのぬいぐるみはまだ来ないですよ!(まだ言ってるし)
 しかし一葉落ちて天下の秋を知る、このできごとはなにか重要な事象を示唆しているはずです。そう、今ボクはまさにラッキーマンなんじゃないかってこと。運なんてあるうちにできる限り使っておかないと、すぐに下降気味になってしまいますから、さっそく今日、とりあえず葉書と『公募ガイド』を買ってこようかと思っています。『懸賞生活』とか買わないのは、すべて運まかせにするわけにはいかないだろ、という自分への戒め。まさに絶頂にあってもなおその中に溺れず。

 ただ心配なのは時間差ですでに下降気味ではないか、またこのボストンバッグでなけなしの運を使い果たしていないだろうかということ。
2003 03/21 Fre.

 さて。三月も後半になり、仕事も小康状態です。祝日の今日こそ出勤したものの、明日は休めることになりました。というか、前もって言ってあったんですけど、状況によるなぁ と言われていたので実際休めることになって一安心。実は明日、母校(大学)の卒業式にともなって、部活の卒コンに出席してきます。もう今年卒業する後輩なんて、現役ならボクより八つも年下ですよ、ぶっちゃけ顔もわかりません。でもね、ほかのOBも何人か来ますし、こんな時じゃないと若者のエキスを吸収できないですから。エキスって!

 そんなわけで、今日仕事終わってからもうお休みモードに突入するため、早くも今日から、仲のよい後輩と二人でプレ卒コンを行おうと、昨日のよる夜中に予定を取り付けたんです。ボクの仕事が終わってから呑もうぜ! という感じで。春休みだからいいよー みたいに。
 約束はしたものの、ボクの予定がはっきりしないので時間など決められなかったため、今日の仕事中にメールで打ち合わせというかたちにしておきました。そして今日。場所決めのために、他に何か予定があるのか聞くと、今日が卒業式当日だとのこと。学校近辺にいるからという返事をもらったので、じゃあそのあたりでとメールを送り、ボクはせっせと仕事にいそしんでいました。ただでさえ連休、しかも今夜から予定を入れておいたら、さらにもう一日得したような気分になっちゃいますよ! こうなってくると、あとちょっと、仕事もがんばろうと前向きな状態になるわけです。そして終業の時間。

 受信メール一件

subject:すいません
 すでにお酒入っててダウン。ごめんなさい、今度誘ってください。

 …ハイ?

 そんな後輩とも明日顔を会わせます。さぞたのしい卒コンになるに違いない。
2003 03/20 Don.

 雲呑、雲呑と書いたためか(一度しか書いてないね)、もうどうしようもなく食べたくなってしまったので、仕事帰りに仲間にメシを食べようと持ちかけました。
「どこ行く?」と聞く仲間に、「雲呑あるとこ。どっかないかな?」というと、
「オレとんかつ食いたい」という答え。こいつ、まったく協調性なしです。雲呑食いたいって言ってんだっつーの!

 ま、まあ彼は年下でもあることですし、もしここでボクが「いやだいやだ! 雲呑ないとこはいーやー!!」なんて大人気ないセリフを言ったら、逆に彼に「ハイハイ(しょうがねーなー)…」みたいな顔をされかねません。雲呑を食べたいがためにメシに誘ったのはヤマヤマなんですが、今日はしょうがないか、とんかつでもいいか… と思い、顔で笑って心で泣いて、とんかつ屋に向かいました。
 しかし! 仲間が行きたいと言っていたとんかつ屋まで行くと、なんと定休日じゃありませんか! しかたなく、じゃあどこに行こうかと辺りを見回すと、目に入ったのは餃子で有名な某フランチャイズ定食屋の看板。あそこになら雲呑もあるはず。やっぱり天は人を見ていましたよ、絶好の展開。

 そうして“しかたなく”入った定食屋でボクは、本能の赴くままに雲呑麺をオーダー、運ばれてくるとまるでカルカンにまっしぐらの猫よろしく一気に雲呑を口に運び、麺をすすりあげました。今から考えてみると、雲呑を食べるときはその名の通り、もっと仙人のごとく(中国では、仙人は“霞”を食べて生き長らえていると言われています)優雅に口に流し込むべきだったと反省してます。もうミニ丼まで食べてお腹一杯だったんですが、あれほど食べたいと思っていた雲呑も、いざ食べてみると、なんか違う。バクバクいってしまったにもかかわらず、満腹の食後も何か胸に引っかかるものを感じていました。

 それはなんだったのか。そう、昔から雲呑といえば深夜に部屋で食べるものであり、大学時代部室で昼飯と一緒に食べるものだったんです。すなわち、ボクにとって真の雲呑と呼ぶべきものはここの雲呑麺ではなかったんだ! そのことが明らかになった瞬間、ボクの車は無意識のうちにコンビニの駐車場に止まっていたのだった。


 では、これから自部屋であらためて、心置きなく“雲を呑む”ことにしようと思います。

 じゃ、いただきます。(お腹一杯だけど)
2003 03/18 Die.

 “雲呑”てかなり風流な漢字のつけ方じゃないですか??
2003 03/17 Mon.

 先日、PCに向かい抄をひねりだしていたところ、どうにも気が進まなかったので、チャットを覗いてみたんですよ。もともとメールでさえやり取りがままならない自分ですから、それまでチャットなんてまったくしたことなかったんです。おそるおそる入ってみたんですが、やっぱりどうにも会話がすすみません。

 なんかね、相手は十三歳と十四歳だって。聞いてびっくり。そんな奴らと会話がはずむわけなーい! 明日は吹奏楽部の練習だって!? 四月に発表会みたいのあるの? ふ〜ん。 えぇ!ー部の顧問は二十代ですか? 先生も年下ですか? なんですか、もう世代が違いますか? 世代交代ですか? ボク落ちますか? (落ちました) 奈落の底です。

 結論として、さらに書く気がなくなりました。

 いやぁなんですね、年取るわけですよ。今日家に姉が子供を連れて来ていたんですが、この甥がたまたま自分と同じ誕生日でして。今一歳なんですけど、顔を見ながら
 「ムムム… コイツが成人したらボクは五十ですか?」とか自問自答するボク。

 まぁ黙っていても時は過ぎるわけで、今こうして自分は“三十にして立っている”のですから、甥が成人する時のボクが“五十にして天命を知る”のかどうかはわかりませんけど、とりあえずそれまでの二十年を有意義なものとするためにも、ボクもそろそろ世代交代の波にのることにしまして。

 さて、わけのわからない前振りで非常に長くなりましたが、このたびFOMA(第三世代携帯電話)にしました。すごい。いやなにがすごいって、FOMAの機能がすごいのではなく、たった十五分で機種変更できたことがすごいと思った。午後八時までの店に、七時半に入ってその日に持って帰れるなんて。さすがFOMA、機種変更の速さも384kbpsですか。


 なんでも今、一つの番号でmovaとFOMA、二台の携帯電話を切り替えて使えるということなので、エリアの関係も考慮してそうすることに。しかしこれがなかなか曲者で、movaではメールが送れるものの、受信はFOMAでしかできないとか、movaでdocomoAOLのアドレスをもらっていたのがFOMAになったら無効になっていたり(FOMAではこのサービスを受けられないのだとか)、個人的にいろいろと不具合が出ております。
 今考えてみるとこれらの不具合、店にいる時点でなにかしら不穏な空気は流れていたような気がします。店の人にFOMAについて聞いたとき、店の人は言ったんです。「いまならさらにこの価格よりも五千円引きですよ!」って。でも申し込みでボクが生年月日を書いた瞬間、「あ、三十歳ですか…」とかいう話になり、あっさり割引はなしに。なんと携帯電話の世代を交代するのにも実際の世代が違っていたみたいです。

 そしてまた痛切に感じる世代の違い、その溝をますます深めたのは、ドコモ『若者応援割引』。
2003 03/14 Fre.

 朝起きると、今日も頭痛がしたので、たまには仕事休んでみました。

 午後になっていくらかよくなり、そのへんフラフラしていたんですが、デパートの入り口付近はやはりホワイトデーコーナーに人だかりができていました。もちろん男の人だかり。だかりってほどうじゃうじゃいたわけでもないんですが、普段デパートなんてそんなにおじさんとかたくさんいないので、なんだか雰囲気が違いました。ホワイトデーなんてまったく関係ないボクは当然素通り。他人にやるものなんてありませんよ。ささ、自分のもの自分のもの…と。そして次々にショップを巡りつつ、財布を出しては払い、払ってはしまいと大忙しです。

 その結果として、もうメリメリと音を立てながらボクの財政基盤に地割れが生じてきました。上着買ったにもかかわらず、なんだかいろいろと寒かったし。

 でも大体は気分も上々でホクホクでした。


(≧▽≦)〜♪
↑歩いてるボクはこんな顔だったにちがいない。そして両手には
この荷物。

(画像が大きくなりました。携帯での表示には不具合が出て来る場合も、もしかしたらあるのかも知れません)
2003 03/13 Don.

 普段テレビなどほとんど見ない自分なんですが、昨夜ふと、テレビをつけてみると チャゲ&飛鳥 が『ひとり咲き』を歌っていました。どうやらライブの映像のよう。新聞をみると、

00 おんがく
今夜最終回 チャゲ&アスカが13年ぶりひとり咲きを熱唱 あなたが涙したドラマ主題歌も…

 とありました。ボクは先週末、チャゲ&飛鳥 よりも一足早く『ひとり咲き』を熱唱しました。チャゲアスに勝った。僅差で勝った。OAの時間差で勝った。
 ところでゴスペラーズのサングラスの人の声って飛鳥の声に似てると思うのはボクだけなんでしょうか。まだ誰にも言ったことないけど。 ちなみに平井堅の『楽園』をはじめて聞いた時は、槙原敬之が歌っているのかと勘違いしてたのはボクだけじゃなかった。宇多田ヒカルがデビューしたとき、名前だけ見て男だと思ってたのはボクくらいのものだろう? どうだまいったか!

 いやいや今日、仕事帰りに髪を切ろうと車で走っていたら、あろうことか髪ではなく切符切られちゃったんですよ! 信号無視だって。あらやだ、おまわりさん黄色だったんじゃなくって? ほんとに?? って感じでついでにおまわりさんも無視してやろうかと思ったんですが、すごい勢いで赤灯クルクルさせながら迫ってきたので、こっちも負けちゃいられねぇってんでハザードをピカピカさせ、ダイダイの四灯たいて応酬ですよ。もうなんだね、周りで車走らせてた人はディズニーのエレクトリカルパレードかと思ったに違いないです。はぁ〜…

 もうそれはそれは落ち込んでしまいましてね。髪も切らずにトボトボとパルコに逃げ込んだボク。なぜパルコ!? 腹いせに春物のコートやらブルゾンやら試着しまくりですよ。もうあれもこれも、それも、あ、あとあっちの、そうそうそれも着させろやって勢いで。でも勢いに任せて自暴自棄になっちゃおしまいですよね。ボクもそのへんはきちんとわきまえているつもり。よく言うでしょ、“ムカッときたら、とりあえず十数えろ。もっとムカついたら百数えろ”ってね。

 閉店まで決められませんでした。(T_T)
2003 03/11 Die.

 ディズニーランドの隣、江戸川をはさんだ対岸には、葛西臨海公園というのがありますが、この公園内にある水族館は マグロ がいるということで有名です。
 マグロのように泳ぎながら水の中の酸素を体内に取り入れている魚は、とうぜん止まると死んでしまうので、それこそ寝ている間も泳いでいるんですが、海と違って水族館の水槽は大きさが限られているので、それまでマグロを水槽内で飼育するのは困難だと言われていたと記憶しています。ボクの記憶ほどあいまいなものはないんですけど。
 そこで造られたのが、ドーナツ型の水槽。じつに2200トンの大きな水槽の中では、マグロの群れがグルグルグルグル…、おそらく今も回り続けているはずです。
 しかし、いくら飼育に成功したといっても、中にはその輪の中に納まりきらないマグロもいるもの。水槽の中にはときおり、鼻っ面のつぶれたマグロが泳いでいます。ガラスに激突した傷。その傷を見ると、ぶつかった瞬間、このマグロは失神しなかったのだろうかと不思議になるくらい、派手にぶつかった傷が残っています。

 さて、水槽の中にはもちろん、マグロのほかにも色いろな魚がいます。そんななか、ボクは今日ガラスにカツオがぶつかっているという、とても珍しい瞬間を目撃しました。しかも陸(おか)で。あわてて携帯を構え、ついに決定的瞬間をこの携帯にゲットしたんです! 一人でこんな珍しい場面を楽しむのももったいないので、今日はここで公開します。

 その模様は ↓
コレ




 やっぱりサザエさん一家はそそっかしいなぁ…
2003 03/10 Mon.

 土曜の抄をアップした後、先月二十三日に飲んだ仲間とまたもや合流するため、はるばる館山市まで行ってきました。家を出たのが午後十一時半で、現地に着いたのが午前一時。なぜわざわざそんな遠いところまで行ったのかというと、近くには週末に付き合ってくれる仲間がいない「先月忘れていたマフラーがあったので、取りに来い」といういわば“物質(ものじち)”を取ったという脅迫メールを受け取ったからです。指定された受け渡し場所は、館山市にある某カラオケ店。ボクは相手がいる部屋に恐る恐る近づき、そっと扉を開けた…

 そこにはすでに四時間も飲んでいるらしい、二人組の酔っ払いが。

 ボクは動揺を悟られないようにうつむきながら、静かな声でマフラーの場所を聞いた。
 「すわんなよ。何飲む?」
 こいつら飲ませてマフラーのことを うやむや にする気だ… 一瞬にしてそう気づいたボクは、あくまでもクールに、静かな声で言った。
 「いや、それよりマフラーは?」すると酔ってだらしなさ全開だった二人の顔が、急に険しくなった。しかしそれも一瞬のことで、またすぐにもとの酔っ払いの顔に戻り、いいからとりあえず座るようにとボクをなだめる。その一瞬の表情の変化は普通なら気づかないほどだったが、長年秘密組織のエージェントとして数々の困難を切り抜けてきたボクの嗅覚は、それにいともたやすく気づいていた。そしてボクは確信した。この部屋の中にはマフラーはないだろう、ということを。
 夕飯を抜くと決めているボクは、不覚にも午前一時にして無性に腹が減っており、このときもはや腹痛と間違うほどの空腹状態に陥っていたため、この状態で酒など飲もうものならそれこそ二人組みの思うツボである。しかも二人の行動パターンからして、このまま閉店(午前四時)までここで粘りこむだろうことは容易に想像できた。ボクはしかたなく腰を下ろし、マフラーのことはしばらく待つことにし、持久戦を覚悟して飲み物よりもまず食べ物をオーダーすることにした。夕飯を抜くという決め事を破ることになるが、腹が減ってはなんとやら。この際しかたがなかった。
 「ご飯セット一つ」というや否や、なぜか爆笑する二人組み。こいつら相当酔っているらしい。いや、もしかすると酔っている振りをしているだけなのだろうか。最初の緊張感がここで多少緩んだことと、あまりの空腹状態のため、普段のボクの剃刀のように研ぎ澄まされた感覚は、このときいささか鈍りを見せていた。
 危機感を感じながら、ご飯セットが来ると急いで平らげ、とりあえず飲み物も注文すると、ボクはなんとかして、あまり量を飲まないで済む方法はないかと考えをめぐらせた。

 歌おう。

 幸い食べたことでお腹も落ち着いてきたので、ここぞとばかりにカラオケに専念するボク。するとそれまではすでにダラダラとしていた二人(もうこの場で四時間も飲んで歌っていたため)も感化されたらしく、立て続けにボクの後に続く。よーし、これで平常心を保ちながら過ごすことができる。ボクは歌いながら時折ほんの少しだけ飲み物に口をつけ、さらに焼きうどんを注文してその場をしのいだ。
 驚いたことに、二人は本当に酔っていた。二人の飲むペースは、ボクの三倍から四倍のスピードで進んでいたのだ。時間は進み、ついに二人は「次は冷酒?」と言い放つまでに至った。そして、その時点でボクは重大なミスに気づき、自分の愚かさに愕然とした。

 ち、ちがう…こいつらボクを酔わせるんじゃなく、自分達が酔ってマフラーのことをうやむやにする気だったんだ…!!

 時すでに遅し。もはや二人は傍から見ても明らかに飲みすぎている。そして閉店の時間になり店を出ると、もはや二人の口からマフラーに関する言葉などまったく出ては来なかった。三時間で二杯、最後はコーヒーで〆たボクはまったくのしらふ。聞くと海岸に車を一台止めているから、車で寝ていくという。もはやマフラーはあきらめていたボクは、二人の巧みな計画に見事なまでにはめられたことに、逆に敬意を表し、車は置いておかせて家まで送ろうと申し出た。しかし車の持ち主は頑固に車で寝るのだといって聞かない。しょうがないので一人を乗せ、とりあえず車が置いてある海岸に行くと、止めてあった車へフラフラと近づき、キーを取り出して車のドアを開けた。そのときだ。
 
 それは偶然だった。ドア側の窓ガラスはスモークフィルムを貼り付けていて車内がよく見えなかったのだが、前面のガラスから車内が見える位置に立っていたボクは、ドアを開けて車内が明るくなったそのとき、後ろの席の片隅に白い布が見えたのだ。間違いない、あれはボクのマフラー!
「あ、マフラー」
 もともとの所有者であるボクに実物を見つけられては、もはや二人になすすべはなかった。車の所有者は、たどたどしい手つきで車の中からマフラーを取り出すと、ボクに手渡す。そして燃え尽きたように車内に入り、じゃあねと上げた手にはもはや、力強さは微塵も感じられなかった。ヤツは灰になったのだ。

 まだ星のきらめく空の下、残りの一人を家まで送り、無事にミッションを完遂したボクは、仕事帰りから徹夜の疲れもほどほどに、意気揚々と館山を後にし、我が家を目指した。しだいに明るくなってゆく空。青い空と蒼い海の真ん中でボクの青い車は北上を続ける。今日はいい天気になりそうだ。車のスピーカーからは林田健司の『夜を越えていこう』が静かに流れていた…


 と、まぁそんなわけでして。歌いまくり、マフラーを貰い受けて無事館山を後にしたボクは、帰り道のコンビニの駐車場で寝たりしながら帰宅しました。そしてよく晴れた日曜を布団の中でいかんなく満喫し、床屋にもいけなかったわけです!

 おっとそれと一つ。夕飯を食べてしまったのですが、カラオケで歌に専念していたためか、日曜の夜に体重計に乗ったところ、なんと四キロ減ってました! うひゃーやつれてるー
2003 03/08 Sam.

 たいへんですよ、ボクとしたことが うっかりミス です。いや、これは うっかり では済まされない問題かもしれない。

 今回の宝くじを買うの忘れました。

 これはもう、なんと痛いミスであることか! 発売が昨日までだったなんて。もうなんかこれだけで今日の仕事手付かずでしたよ。自分を慰めるという意味で、帰りの道すがら九日発売のルナサのアルバム『レッドウッド』を一日早く買ってしまいました。帰りはノリノリ。
 けどもう、こういったことは過ぎたるは及ばざるがごとしです。言わば、なんとかかんとかオーバースプリットミルクですから、常にポジティブを心がけているボクはもう、“三億円損しちゃった”と考えるよりも、“二万七千円得しちゃった”と考えてます。常に前向き。得の分は末当の計算もバッチリです。いくら買おうと思ったのかは、 ヒ・ミ・ツ☆(バレバレ)

 しかし、億の損失ともなると常人では尋常ではいられませんよね。なのになぜボクがこうも楽天的に構えていられるのかというと、何を隠そうさきの年末ジャンボ、なんと当たってたんですよ! それも聞いてびっくり見て納得(なっとく?) なななんと、一億ーーーー!!!

 ちなみに今現在も宝くじは。
こんな。

 さてここで問題だ。なぜまだあけてもいない くじ が当たっているとわかるのか? 超能力!? 違う違う。もう三択とか考えるのも面倒なので答えをズバッと言ってしまいますが、じつは見ちゃったんですよ。この宝くじ売り場、最近行ったら売り場の上に貼り紙してあって。

“第449回 年末ジャンボ 一億円当売り場から出ました!!”って。

 もうまずいなぁ、そんなおおっぴらに言われちゃあ困るな、ボクも。とりあえず現金化する前に、ちゃんと使い道の計画を立ててからにしようと思ってるんですよね。もうもんのすごいオフ会とか計画するし。『タヒチの島借り切って一ヶ月楽園オフ』とかね、

 現地集合で。

 あ、みんなには内緒ですよ、ここだけの話だから。


 (ボクの頭の中はもうすっかり春めいてきました)
2003 03/07 Fre.

 ヤバいです。汗

 もともとあまり体重計には乗らない人間なんですが、ここ最近立て続けで二人に「てか、太った?」って言われたんですよ。「てか」って。てか なんて言葉を使って、その直前までの会話をまるで無視しても話題にしたいほど、このボクは太ったんですか?えーそうなの? うそだぁ。
 と、そこまで言われてはオレも男だ。さっき風呂に入った後で体重計に乗りました。ちょっと足の裏が冷たかったけど我慢して乗った。えらい。

 うひー、五キロも太ってやがります、コイツ(胸に人差し指をあてて)

 どうりで、このところ夕飯がうまいわけです。勢いある日なんて余裕で おかわり とかしてるもの。モリモリ食べて育ち盛りですよ自分(横にな)。夕飯はうまいのにマズイよこのままじゃ持ってるパンツみんな穿けなくなっちゃうじゃないですかどうしようどうしようどうしよう

 やせねば。(答えは簡単でした)

 そんなわけで、さっそく夕飯抜いたんですが、考えてみれば風呂に入る前、部屋で期間限定の【PringlesウエスタンBBQ味】食べてました。はっはっはー(カカカカロリーが…)
2003 03/06 Don.

 久しぶりなんですが、仕事が昨日今日と六本木だったので行ってまいりました。最近は朝も明るくなるのが早くなったなぁと思っていた矢先です。勤務地が六本木では当然家を出るのも早くなり、まだ暗いうちに家を出るはめに。寒の戻りもあって寒いため、もう戻ってこなくていいのに乾燥肌まで再発する始末、あちこちかゆくてたいへんです。仕事だけでも大変なのに。
 さて、都内ですから当たり前ですが絶対的な人口が成田よりも多いです。そしてこう人が多いと、自分でも知らず知らずのうちに人間観察をしていることもしばしば。六本木界隈は大使館も多いので外国人の方々も多く、結構観察しがいもあります。道行く人々のファッションや表情など、見ていて飽きませんね。休憩時間に Tully’s coffee に入ったときに、携帯電話で大声で「チューリーズコーヒーだよ、チューリーズ!」とか言って二階の窓からブンブン手を振っているおっさんを、エスプレッソをすすりながら横目で見ているボク。お昼に割烹やさんでランチを食べているときに、「ブリテリサンブリテリサンブリテリサン…(鰤の照り焼き三人前のことらしい)」と、ずっと連呼しているパートの韓国女性を、真っ黒な肉豆腐定食を食べながら聞いているボク。
 そうそう、観察といえばボクは去年の四月ごろ六本木勤務になり、以後半年ほど六本木に通っていたわけですが、そのとき仲間が頻繁に目撃していた みのもんた さんをどうにかして自分も見つけようと、ずっと四苦八苦していました。にもかかわらず、一向に彼はボクの視界に現れることはありませんでした。そのうちに自分は勤務地を移動になり、それとともに みの捕捉計画も中断して放置の状態でした。とりあえず、季節は巡りまた春が来ようとしている今、どうやらいい加減あきらめの表明(負け宣言)をするべき時が来たように感じます。春は別れの季節と申しますし、ボクも みの 捕捉に精進していた頃の自分にさよならを言わなくてはならない。ようするに駐車場が変わっているので、もうその近辺を通らないんですね。すなわちもう みの を見る機会はないと言ってよいでしょう。さよなら、みの。

 しかし みの といえば、もういまやテレビに映らない日はないくらい売れている人物。彼が毎日テレビの収録のためあちこち移動をしていることを考えれば、、ボクがずっと六本木で見つけられなかったのも当然なんじゃないのか? じつは仲間が頻繁に見ていた時期以後、みのはあまり六本木には来ていなかったとは考えられないだろうか。そういったことを考えながら仕事をしていたら、とんだヘマをやらかしてしまった今日のボク。すべては久しぶりの六本木勤務でみののことが頭に浮かんだのが原因。折りしも今日は二十四気で言うところの“啓蟄”。冬篭りしていた虫たちが外に出てくる頃です。だからいうなれば みーんなミノムシのせいってわけだね。
2003 03/03 Mon.

 桃の節句に春一番、関東では夕方から強い雨まで降ったりと、今日はいろいろとあった一日でした。ボクはといえば朝から例によってちと寝坊、未だ治らない軽い頭痛とともに仕事をし、渋滞に巻き込まれながら家路につき、車検代を全額耳を揃えて無事納めてから帰ってきたわけです(ホラやっぱり耳の日だしね、今日) うーん、やっぱりボクにとっても大忙しの一日でした。まぁなにはともあれ、これで今年の支払いのピークをどうにか越えたわけです。ですからとりあえずめでたいわけです。そんなことを知ってか知らずか、ボクに祝杯の贈り物が届けられたんですよ。しかも金がないのに着払いで。いやがらせですか。

 そんな冗談はさて置いたり置かなかったり、その気はないのに置いてけぼりですぐ寂しくなったりするから、ちょっとはかまって欲しかったりで、じつはその送られてきた酒というのは焼酎で、その名も『魔王』。自称天使の輪を持つ男とか言っていたにしてはずいぶん似つかわしくない名の酒を購入してしまいました。そのため早々と、『魔王』と一緒に『天誅』という名の焼酎まで一緒に来ています。ですからボクはもはや天使ではなく、天罰を受けて地に落されてしまった堕天使、いやもしかするともっと落ちぶれて、そのうちDAKARAのCMとかに出たりしているかも知れない。とりあえず酒を飲むとトイレは近くなるので、この分ならDAKARAのCMもバッチリだろうと、今から考えています。
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