ツールドニッポン2002実戦編
4月27日 自宅〜芦別
いよいよ、出発の朝が来た。
8時20分発のエアードゥー11便で、羽田から新千歳へ向かう。
このエアドゥ―、5月の繁忙期でも、早朝割引で17000円。
貧乏人には嬉しい価格設定なのだ。
荷物をまとめ、十分すぎるほど早い時間に自宅を出た。
相鉄、京急を乗り継ぎ羽田に着くと、時間はまだ7時。
とりあえず、搭乗手続きを済ませ、手荷物をカウンターに預け、
バカミーメンバーの到着を待つことに・・・
今回のTDNには、GSバカミーズとしてチーム参戦する。
メンバーは、北海道北見の#23山口さん(1100GS)。
モンゴル前のテストを兼ねて、HPNで参戦する#28田中さん。
同じくモンゴル組の#29八尋さん(100GS)。
ツーリングウェーブでお馴染みの#40内田さん(1150GS)。
そして、#45鵜沢さん(100GS)。
僕を含めた6人全員が、フラットツインなのです。
やはり、BMWと言えば、フラットツイン!?
§
7時半頃、田中さん到着。
2人で、他のメンバーを待つが時間切れで、搭乗口へ向かう。
ここで、ようやく鵜沢さんが到着。
八尋さんはまだ来ない。
シャトルバスに乗り込み、八尋さんの到着を待つが、
無情にも、バスは飛行機へ向け走り出してしまった。
八尋さんどうするんだろう・・・と皆が心配しつつエアドゥー11便に乗り込むと、
そこには、既に腰を落ち着けた様子の八尋さんの姿が!?
僕達よりもずいぶん早く到着していたようで、ひと安心。
§
飛行機が飛び立つと、睡魔に襲われ寝入ってしまう。
うたた寝を繰り返すうちに、そこはもう北海道上空。
上空からの雄大な光景にしばし、見とれる。
列車を乗り継ぎ、滝川駅に到着。
ここで、地元山口さんの友人である上野さんが、車で出迎えてくれた。
お世話になります。
車で、車検会場である芦別の北日本自動車工学専門学校へ。
着いて早々、芝生の駐車場で、上野さんの車がスタック。
みんなで押しに入り、なんとか脱出。
明日のプロローグSSもこんな路面なのだろうかと、不安になってしまう。
校内に足を踏み入れると、怪しいバイクが勢揃いしていた。
§
到着時刻は、13時くらいだったろうか?
ここで、地元#23山口さん、フェリーで上陸の#40内田さんと合流。
車検の申告時間は16時なので、早着の僕達は、まだ車検を受ける事が出来ない。
とりあえず、荷物の整理をし、受け付けを済ませる。
顔写真入のIDカードを受け取り、認識票が手首に巻かれた。
続いて、装備品と、持込みタイヤのチェックを受ける。無事に通過。
その後、ライディングウェアに着替えて、車検の順番を待つ。
§
ようやく車検の順番が回って来た。
3〜4人の北日本自動車工学専門学校の生徒達が、
バイクの周りを取り囲み、厳しくチェックする。
すこし、ドキドキしたが、車検は無事通過。
車両にゼッケンが貼られ、マップが手渡される。
車両の方は、パルクフェルメ(Parc Ferme)に入った。
パルクフェルメとはフランス語で“閉ざされた公園”と訳される。
§
マップ貼りが始まる。
マップの量は意外に少なく、1日平均20枚ほど。
その分、コマ図間の距離は長く、次のコマまで10km、20kmは当たり前である。
そんなに長いと、次のコマ図を見るのを忘れそうだ。
そうやって、マップを貼っているうちに、陽が傾くと、急に寒くなってきた。
日中は心地よい暖かさだけれど、夜は、まだまだ寒いようだ。
マップ貼りも一段落したところで、「最後の晩餐」にメンバーみんなで出掛けた。
§
今日の宿は、「北の京 芦別」と言うちょっと怪しいところ。
五重の塔や、三十三間堂がホテルになっている。
さながら、仏教テーマパークと言った感じだろうか?
僕達が泊まったのは、ホテル五重塔の最上階。
明日に備え、早めの就寝・・・